(061)マヤの13バクトゥンと天体の運行周期

 太陽系の惑星の諸周期の同期を追及していくと、必然的にマヤやエジプトに代表される古代文明の天文学的な知識と感覚にまで必然的に話はつながっていかざるを得ない。そしてそこで新ためて時間や周期というものを深く考えるならば、何万年何億年というタイムスパンでの時間の捉え方が、現実感覚から掛け離れていて全く理解できないものとしてではなく、私たちの今現在の生活や生命の中にも微細な形でホロニックに、またフラクタルに同期し重畳してくる時間や周期というものを感じ取ることができるのではないだろうか。

 マヤの計時法を復習してみよう。1日1キンが20キンで1ウィナル。18ウィナル(360日)で1トゥン。20トゥン(7200日)で1カトゥン。20カトゥン(144000日)で1バクトゥンであり、13バクトゥン(1872000日、約5125年)、もしくは260カトゥンで1つのマヤ暦の大周期だった。この5倍が9360000日(25625年)で、惑星歳差運動周期の25920年に近似している大きな周期である。実際のところマヤ人は他にも微妙に異なる周期の暦を多数用いており、整数日を加減して天体の周期と暦とを同期させていたらしい。

   1キン=1日
   1ウィナル=20キン
   1トゥン=18ウィナル(360日)
   1カトゥン=20トゥン(7200日)
   1バクトゥン=20カトゥン(144000日)
   13バクトゥン=260カトゥン(1872000日、5125.366年)
   13バクトゥン×5=1300カトゥン
(9360000日、25626.83年)(※1

 天王星はこの13バクトゥン(1872000)日の間にほぼぴったり61公転(1871991.118日…誤差8.82日)する。またこの間に火星は2725公転(1872031.536日…誤差31.536日)、木星は432公転(1871641.253日…誤差358.747日)、土星は174公転(1872118.896日…誤差118.896日)、海王星は31公転(1865654.958日…誤差6345.042日)、冥王星は20.5公転(1855363.898日…誤差16636.102日)する計算になる。

   13バクトゥン   =1872000日
   火星の2725公転 =1872031.536日…誤差31.536日
   木星の432公転  =1871641.253日…誤差358.747日
   土星の174公転  =1872118.896日…誤差118.896日
   天王星の61公転  =1871991.118日…誤差8.82日
   海王星の31公転  =1865654.958日…誤差6345.042日
   冥王星の20.5公転=1855363.898日…誤差16636.102日

 またこの13バクトゥンの間に巡る会合周期を見ていくと、地球と金星の3206会合周期(誤差85.703日)、地球と火星の2400会合周期(誤差321.36日)、木星と土星の258会合周期(誤差680.7726日)、木星と天王星の371会合周期(誤差416.263日)、木星と海王星の401会合周期(誤差105.633日)、土星と天王星の113会合周期(誤差187.955日)、天王星と海王星の30会合周期(誤差6583.98日)などが見て取れる。

   地球と金星の3206会合周期=1872085.703日…誤差85.703日
   地球と火星の2400会合周期=1871678.64日 …
誤差321.36日
   木星と土星の258会合周期 =1871319.227日…
誤差680.7726日
   木星と天王星の371会合周期=1871583.737日…
誤差416.263日
   木星と海王星の401会合周期=1872105.633日…
誤差105.633日
   土星と天王星の113会合周期=1872187.955日…
誤差187.955日
   天王星と海王星の30会合周期=1878583.98日 …
誤差6583.98日

 なおZONE−4ですでに1度見たが、マヤには1ヶ月が20日で18ヶ月にどこにも属さない5日を加えた1年365日の農耕暦ハアブがあった。神聖暦ツォルキン260日と農耕暦ハアブ365日の2つの暦は52年ごとに同期した。すなわち(365×52=260×73=)18980日ごとにである。また金星の会合周期584日を1つの周期とする金星暦もあったが、この農耕暦・神聖暦・金星暦の3つは52年の倍、104年ごとに同期した。すなわち(365×104=260×146=584×65=)37960日ごとにである。この1年365日の104年、584日の金星会合周期の65回、ツォルキン260日の146周期に等しい37960日の短い暦は、火星の会合周期780日の48+2/3回にも等しい。

   37960日=260×146
   37960日=365×104
   37960日=584×65
   37960日=780×(48+2/3)

 1トゥンを360日としたのも、365日より遥かに多くの周期と同期するためだろうと予測できる。たとえばドレスデン・コデックスにも頻出する13トゥン4680日は火星の会合周期780日の6倍であり、また金星の会合周期(584日だが585日として計算)の8倍に相当する。

   4680日=マヤの13トゥン(360×13)
   4680日=火星の6会合周期(780×6)
   4680日=金星の8会合周期 (584×8)

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※1)13バクトゥン=260カトゥン(1872000日=5125年と133.725日)
    13バクトゥン×5=1300カトゥン(9360000日=25626.83年=25626年と303.38日)
    惑星歳差運動周期の25920年とは295年の差がある。
    惑星歳差運動周期はほぼ1315カトゥン・9468000日である。

 
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