 マヤにはタイムキーパーと言われる「時を刻む者」がいる。1998年に古代から伝わるマヤ・カレンダーを統一して世界に紹介するために、メキシコや中米各地から40人の様々な部族のエルダー(※)たちが集まった。タイムキーパーは1日のズレもないマヤ暦を刻み続けていると言われていたが、実際にそれぞれの部族の暦を持ち合わせてみると、驚くべき事にわずか1つの違いを除いて、500年の年を経た今でもそれらは皆同一のものだった。
マヤ語での挨拶に、イン・ラケチ( In
Lack'ech )という言葉がある。これは「あなたは私、そして私はあなた」、もしくは「私はもう1人のあなた自身です」という意味である。この挨拶の相手は特に人間だけではなく、太陽・地球・星・水・石・木・動物など全てに対して使われる。つまり日本の「八百万の神」にも似て、全てのものがまた反転して自分自身でもあるという世界観なのである。
このアポストロフィのついたKの発音はマヤ独特のもので、唇を細くしつつつ上下の歯を少し開け、舌を上の前歯の裏に添えて素早く息を喉の置くから吐き出す発声音である。例えば1日や1人をも表わすキン(
K'in )という語もこの発音となる。キンとはまたマヤ語で「父なる太陽」をも意味する。マヤは古代の日本やエジプト、インカ、アカテカなどと共に太陽信仰の文明であった。
マヤでは体や形のあるものは全てスピリットが存在すると考える。ボディ=20、スピリット=13に対応し、ピラミットはフナブ・クの家であると考えている。またマヤではスピリットのことをキナン(
K'inan )と呼ぶが、この語の意味は「太陽の源」である。マヤのスピリットは太陽に源を発する。マヤで言う「良い表情」(=笑顔)とは、その人のスピリットを表現するものである。したがって微笑まない人は何らかの病気にかかっており、間違った人格を創り出していると考えられている。
マヤではアルーシュと言う聖地や自然を守るスピリットの存在が信じられている。これはどこか精霊や妖怪にも似ていて、パレンケなどのレリーフの掌の上に乗る小人または妖精のような姿で示されている。マヤの教育の1つに、恐怖を感じないでジャングルの奥地を歩くと言う学びがある。こちらが恐怖すると、決して悪い事はしない多数のアルーシュもまた恐怖し、それが世界に反映してしまうのである。
1人1人に個人のアルーシュというものが存在する。距離のない自分のアルーシュとコンタクトできれば、いつでもどこでもコミュニケーションができるのだ。(これはどこかチャネリングにも似ているのではないだろうか)日本とマヤに同じ素晴らしい木があるとすれば、アルーシュは同時にその双方に現れるし、別の惑星にいると想像すればアルーシュは別の惑星にいるのである。
マヤはアトランティスからやって来たと大昔から伝えられている。「北から来た」とはカリブ海、すなわちアトランティスのあった大西洋からということである。インカやオルメカでもマヤと同じような言葉や発音がある。それらはみなアトランティスからやって来たという事になっており、数千年前から共通のハイテクノロジーや宇宙的なカレンダーがあったとされている。
現代の子供たちや学生が受けている教育の多くは、そのほとんどが機械を扱い機械に仕えるためのものである。もちろん機械にも良い部分というものはあるが、それでも人間は機械のために創造されたのではない。そしてまた人間は地球上の他の全ての生物に対しても大きな責任がある。しかしながら現代人は宇宙から送られてきた理由や義務、宇宙と交わした約束などを忘れてしまっているのである。
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(※)マヤの還暦である52年を過ぎた人は「エルダー」と呼ばれて尊敬を受ける。
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