製作成形技法 単色管玉編

 

とんぼ玉の原点は単色ガラスの穴の空いた刺玉(グラスビーズ)、いろんな作り方があるが、
単色管玉編では日本でも弥生時代の遺跡などから出土している管玉(クダダマ)を
当時の製作施設にちかい作り方で、作ってみみましょう。

作り方(作業)はいたって簡単に道具もシンプルに考えて、なるべく過去のあったであろう道具を用いてみた。
吹きガラスと言うと大きな窯やその他の設備が必要なような先入観があるようだが、
これも立派な吹きガラス。
管玉製作に関してはこんな設備でも十分な能力を発揮する。

弥生時代に吹き技法が使われていたかは疑問だが・・・・

築窯?(得意の七輪を使用)
燃料がいっぱい入りやすいように
ちょっと大きくしてある
火をおこす、
熱源 炭(コークスの方が温度が高く安定する)
備長炭でやるとバーベキューも美味しい
湯呑はコークスで覆ってあげると真っ赤になる
普通の木炭でも大丈夫、
坩堝が動かないような工夫をすると良い
坩堝?(100円の湯呑み)
薄くて白くて安いやつがいいでしょう
坩堝をセットする 火がおきてきたら温めながら徐々に入れる
坩堝が赤くなるまでガラスを入れない!
ガラスを入れる、コップでも窓ガラスでもビンでも良い
小豆ぐらいに砕いてあげると融けやすい
割れたガラス粉を入れると小さな泡が入りぬけにくいので
小豆大に粉砕したら一度洗って乾燥させてからいれるといいよ。
耐火物の被いをする。 新建材などの防火壁などはダメ
耐火モルタルなどが良いです
七輪をもう一つ用意して逆さまにして作っても良い

ガラスくずを投入(今回は透明ソーダガラス使用)
顔料をガラス投入といっしょに入れておくと色硝子が出来るのだ
火がついて赤くなったら覆いを付けて上から燃料投入

風を送る
ふいご (風を送るだけ、うちわや竹筒でもOK)
炭やコークス、石炭は送風してあげると温度が上がる
ガスバーナーとは違う発熱の仕方をしますので
坩堝を燃料で覆ってあげましょう。
炎が当たるだけでは、この窯で硝子は溶けにくい
隙間を塞ぎ、煙突付けて、燃料満タン、送風全開
1時間程待って坩堝が赤くなっているのを確かめる
小さな窯でもすごく熱い周りに燃えやすい物を置かない
溶けているようならかき回してみよう
そろそろ製作準備!

ガラス管を温める (鉄やステンレスの管でも良い)
ガラス管も自分で作れば良い

坩堝の前の蓋をあけ
水あめ状になったのを確認しガラスを巻き取る
いよいよ吹いてみる
少し膨らむ

あまり強く吹くと膨らみすぎて割れてしまう
気をつけよう。

引っ張る
火箸 (火バサミ、もえないもの)
やけどをしないように2ケぐらいあると良い。
手袋も必ずしよう。
吹かずにただのガラス棒に伸ばしておけば、
小玉や象眼とんぼ玉を作るときに楽だぞ
細いガラス管が出来ている
冷まして、これが吹き竿になる
ある程度の長さで切断
冷めているハサミでつまむとヒビが入り
簡単におれる
やすりや砥石で短く切って
管玉の長さに揃える
ガラスに触るときは火傷や殺傷には十分注意しよう 
管玉の完成

ちゃんと穴が空いている
一度や二度の失敗であきらめたら、駄目だぞ!! 出来るまでやろう

上記の工程に色硝子で細工を加えるだけで、アフリカンビーズ(ヨーロッパで多く作られていた物)もできます。

上記の管玉の作り方は蜻蛉玉 久雄で出土品資料を元に推測製作したものです
全ての管玉がこのような形で製作されたわけではありません。

ガスバーナーで作ると、もっと簡単に出来る。
坩堝に使った湯のみは加熱によって破損することがあります。
ここの資料を元に実験や研究をして、火傷,殺傷,火災等が起きましても責任は負えません。


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