硝子成形技法 管玉編2

おっと、弥生時代に吹き硝子なんて技法があったんだろうか?

奈良時代になれば色々な発展を遂げる硝子の製作技法だが、
鉄や青銅の鋳造技術もままならない弥生時代、こんな感じで
作っていたんではないでしょうか。

当然今回も一般的に知られている鉄棒や離型材なんてつかわないぞ!
もし鉄棒を使用していたならば、遺跡から硝子に溶着された鉄棒が必ず見つかるはずだ。
離型材を使っていたならば、いくら磨いてもとりきれない痕跡が残るだろうし、
1oや2oの穴を硝子にあけ、なおかつ磨き上げるような事が出来ただろうか。

 1000度近い火の中に木を入れたら燃えてしまうと教えられて育ってきたでしょう
実際に火の中にいれてみたことがありますか?

今度はちょっと難しいぞ
硝子形成技法 小玉編を練習してから頑張ろう、

その辺に落ちていた木の枝に溶けた硝子を巻付ける
今回は銅で発色させたいろ硝子棒を使用する

小玉を5個並べたぐらいの長さに硝子を巻付け、
別の硝子棒(わかりやすいように黒色の硝子)で
木の枝を巻き込んだ硝子を保持する
火の中に入れて表面がなだらかになるまであぶる
その頃両端の木の枝は燃え尽き灰になり、炭の中へ・・・
木の枝を巻き込んだ硝子が溶けた頃
別の硝子でもう一方の端をくっつける
この方法ならば、
鉄のはさみや銅の串を使うことなく
溶けた硝子を保持できるよ
ためらわず、一気に引き伸ばす。
引き伸ばした硝子を、管玉の大きさにやすりや砥石で切断する。

約2倍から3倍に引き伸ばすぐらいがちょうど良い

手を切らないように注意をしよう。

小玉と比べてもらってもわかるように、
吹き技法を用いなくても、こんな小さな管玉の完成だ。

中に入っている気泡の形状を見ても吹き技法とそっくりだ

なんて綺麗なんだろう!

長さは自由にできます。

穴の太さや硝子の厚みは、調節可能。
0.1oの穴の硝子でも製作可能だが
紐が通らないのではただのガラスの塊だ。

上記の小玉の作り方は蜻蛉玉 久雄で出土品資料を元に推測製作したものです。
全ての管玉がこのような形で製作されたわけではありません。

ガスバーナー等で作るともっと簡単にできます
ここの資料を元に実験や研究をして、火傷,殺傷,火災等が起きましても責任は負えません。


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