物質の融点・沸点とガラス組成%
基本元素 組成分 分解温度 ソーダ カリクリ 鉛クリ セミクリ 硼珪酸
珪素分 SiO 珪石 1730 70 65 55 65 70
ナトリウム分 NaHCO ソーダ灰 318 18 10 4 10 6
カルシウム分 CaCO 3 石灰石 1339 5 4 1 4
カリウム分 KNO  硝酸カリウム 891 10 11 8 1
鉛分 Pb O  鉛丹 900 25 9
リチウム分 Li CO  炭酸リチウム 618
バリウム分 BaCO  炭酸バリウム 1300 1 2 1
硼素分 H3BO3 ホウ酸 186 2 5 2 16

ガラスの溶ける温度は何℃ですか?
物質には固体・液体・気体の三体があります。
ガラスは通常、珪素の非結晶の化合物と考えられており、個化状態→弾性→粘性状態→流体状態と変化します。
「ガラスの溶ける温度は何度なのか?」と聞かれたら、700℃ぐらいで粘性常態から、流体状態へと変化しますが、
1400℃ぐらいまで、温度を上昇させ、長時間融解しないと良いガラスは出来ません。
「珪素の結晶概要」でも説明した通り、珪素の結合を分解しなくてはなにもはじまりませんよね。
つまり、全ての物質が流体状態になって均一化することが、アモルファスの最低条件なんでしょう。
下の図は珪酸塩ガラス(ソーダガラス)、カリガラス、鉛クリスタルガラス(25%PbO)、セミクリスタルガラス、
硼珪酸ガラスの組成の状態をグラフにしたものです。
ソーダ カリクリ 鉛クリ セミクリ 硼珪酸
Si Na Ca Si Na Ca K Si K Pb Si Na K Pb Si Na B
(℃)
2200
2100
2000
1900
1800
1700
1600 70% 65% 55% 60% 70%
1500
1400
1300
1200 5% 4%
1100
1000
900 900
800 10% 11% 25% 10% 9%
700 750 700 700
600 650
500
400
300 18% 10% 10% 6%
200
100 16%
0
Si Na Ca Si Na Ca K Si K Pb Si Na K Pb Si Na B
ソーダ カリクリ 鉛クリ セミクリ 硼珪酸

ガラスを作るのとガラスを溶かすのは違うので、
アモルファス化した状態にあるガラスは再加熱の際、それほど温度を上げる必要はなく、
400℃ほどで弾力性を持ち始め、900℃ほどで加工できるガラスもある。

2次加工であるバーナーワークに使用されるガラス棒は一度アモルファス化しているため、
1400℃までの温度を必要としないので、天然ガス、プロパンガスの温度でも
難なく溶かすことが出きる。

よく攪拌せずに溶融させると、ソーダ灰や重曹の回りにある珪砂からガラス化していくのはなぜだろう。

ガラスの溶融温度についての疑問。
一度全ての組成をガラス化するために、温度を1400℃以上に上昇させるものの、
ガラスの種類によって同じ温度でもガラスの粘性状態が違うのはなぜだろう?

組成分の違いにより溶融温度が違うガラス物質に変化したとするならば、
融点が低い物質が多く存在するほど、粘性は下がるのではないだろうか?

ガラスの結合において、ガラス化してしまった物質間同士の結合が、
水と同じような分子間結合によって結合しているのならば個化状態だっても
ガラスは液体のような状態で存在しているのではないだろうか?

凝固点は存在しないので、弾性状態と個化状態の境はどうなんだろう?

水と同じように分子間力結合によって結合していると考えるなら、
一度非結晶となったガラスを再加熱していく時に溶け始める軟化点と
溶けた状態から個化する時に起こる歪を除去する為の徐冷点では、
分子密度はどうなんだろう?


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