ガラスの加熱と放熱

ガラスの性質を考えるに下のような図表が浮かび上がる。
緑色の線はガラスの粘性(ねんせい)の温度曲線を示す。
青色の線はカレット(ガラスくず)を無理なく溶かしていく曲線を示す。
赤色の線は製品となったガラスを割れることなく冷ます曲線を示す。

融解(ゆうかい)にあたり温度は常温からゆるやかな曲線を描き徐々に上昇させる。
熱伝導はは非常に低い為、時間をかけゆっくりと温度を上げていく。
400℃を超えるあたりから、
ガラスは固体から流体と姿を変え徐々にやわらかくなりはじめる。
600℃を超えるようになれば急激な温度上昇にも耐えることが出来る。
それに伴い粘性も低くなり水飴の様に柔らかく溶けていく。

成形したガラスを融解状態から常温に戻すにあたり1番注意しなくてはならないのは、
除冷帯をゆっくりと冷ます事である。
ガラスが流体から固体に姿を変える前後がその位置であり。
前節でも説明したように温度が自然降下をしていくと、
流体から固体に変化するときに歪みを生じる・・・・

歪みを生じたガラスは曲げ強度が強すぎるためいずれ破損を生じる。
常温でも割れないガラスを作るには、歪みを作らぬような工夫が必要となる。
歪みの壁にぶつかるエネルギーを逃がしやすくする為に、
時間をかけゆっくりと冷ましてエネルギーの放出を促がすのである。



したがって急加熱はもちろん、急冷はやっちゃいけません。


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