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ガラスの製作にあたり私はよく時間の話をします。
常温ではガラスは固体の様に固まっています、
この状態は時間が止まっていると考えると
温度をあげていくと止まっていた時間がゆっくりと動き出すんです。
この時間が動き出す温度がガラスの軟化点です。
そして、更に温度を上げていくと時間も早く動き始めます。
すると、動きも速くなり全ての物質が完全に溶け混ざり合った状態が融点であり、
とろとろになりますが粘性は高い状態で通常の時間が流れます。
時間が止まっていく状態を説明します。
温度が下がっていき時間が止まろうとすると歪みが生じます。
これはちょうど車が壁にぶつかる状態を想像してください。
同じスピードを出したまま壁にぶつかれば、
当然、車は壊れてしまいます。
この時の壁にぶつかる衝撃で出来た歪みはやがて破損につながります。
歪みによって壊れない為にはどうしたら良いか?
普通の人は、車を運転していて壁にぶつかる前にブレーキをかけますよね。
その壁にぶつかる前にブレーキをかける動作を除冷(じょれい)といい
時間の止まる温度、これが除冷点です。
壁にぶつかる前にスピードを落とし止まる。
当然ガラスにはそんな壁などなく流体の時の形状を保つのは
時間がそのまま止まると考えられ、
また熱を加えると時間が動き出す様に
溶けている時も固まっている時も成分は変わりません。
だからガラスも急冷や急加熱には破損が生じます。
ガラス製品をレンジやオーブンで使用する際は
必ず耐熱ガラスを使用し、急冷、急過熱には注意しましょう
時間が止まっていると云う事は、
風化は止まり、非常に固い物質になる。
時間を止めたり動かしたりできるようになると
ガラスの楽しみが増えたりしますよ。
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