勾玉・小玉鋳造型




原型とメス型
勾玉(まがたま)の形状はどうしてこんな形をしているのか?
諸説あるが出土品から大きさを推定し粘土型で原型を作った。
その原型を使い鋳造用の粘土に埋め込みメス型のみを作る

当時、原型が存在していたかどうかはわからない。
原型は存在せず、石や粘土を直接彫り
メス型を作った可能性は十分考えられる。

型及び坩堝の焼〆(やきしめ)
乾燥が終わったら素焼き、焼〆(やきしめ)を行う
粘土型の場合、焼きしめる事により丈夫になり
何回か同じ型を使う耐久性をえられる。
水分の蒸発と収縮によって一回り小さくなる。
破損も考え複数の型を同時に作った。
型とガラスが付かない様に、離型材を塗る

現在の陶磁器、ガラス窯業で使われているような、
離型材は弥生時代にはありません。
しかし
粘土型に直接溶けたガラスがつけば、
型から離すことは並大抵の努力ではありません、
それにガラスの収縮と共に型も
小さくなっていってくれれば問題は無いのですが、
ガラスと型の収縮の度合いが大きい時には
破損につながりますので、型とガラスが付きにくい物で、
当時容易に手に入りやくい物でテストを繰り返しました。

離型材テスト良好材料

砥石の粉
わら灰
焼〆を行った型に湿布していく

勾玉(まがたま)鋳造型  わら灰(炭素湿布)
鋳造型の内側寸法を想定しメス型を作った。

弥生時代後期後半
佐賀県 春日市五反田遺跡出土
勾玉鋳造型内寸復元模型

小玉の鋳造型 わら灰(炭素湿布)


千葉県 鶴ヶ岡1号墳出土
小玉鋳型復元模型
参考資料
藤田等著『弥生時代ガラスの研究』1994年(発行年) 株式会社名著出版」
財団法人 君津郡市文化財センター 「研究概要 [」 1998年5月

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