火床(ひどこ)

当時も今も一番苦労する所は焔の管理じゃないでしょうか?
シチューを作るにしても、ガスコンロでは焦がすこともなく美味しく出来ても
たき火で作るとなると、温度が異常に上がり火に包まれてしまったり、
燃料ばかり投げ入れ、肝心な鍋がなかなか暖まらなかったり・・・・・
硝子が溶ける温度は等硝子研究所でもご紹介の通り、いくら融点(溶ける温度)が低い硝子をつくるにしても
溶融の段階において最低1000度を超える温度を安定して長時間作り出す設備が必要になります。
蜻蛉玉 久雄では、今まで小型溶融炉と七輪溶融炉でガラスを溶融する作業を行っていましたが、
溶融坩堝で作った坩堝に調合した原料を入れて融解するにあたり少々不安があり、
(時間及び手間、作業効率の問題)暖炉のような火床を新たに作りました。
当然、七輪窯でもOKですが、今回の坩堝大きすぎて七輪窯には入りません。

火床 prototype 1
設計の基本ベースとなるものは、鍛冶屋さんの火床を参考にしました。
弥生時代の遺跡を調査するとガラス製作が単独で行われている所はあまりなく、
青銅の製造などの鋳造製品を作っている場所にあることが多いのです、
溶融温度や焔に対するコントロール技術も鋳造の技術がガラスにも多く取り入れられているであろうと
想定するからです。
青銅の鋳造品には、銅剣、銅矛、銅鐸、鏡などがあり、小型のものから大型のものまで製作されていた。
製鉄、鍛造をする火床ならばそんなに大きな設備を必要とせず、あらゆる製品に対応する応用性がある。

坩堝の素焼きを行う。
焼締め・・・水分を飛ばした後、素焼きをすることにより土を固め、
温度を上げても丈夫な坩堝にする為に行う
開放的な熱分散をどのようにコントロールするかが課題となりそうだ。
コスト的な効率を考えると七輪は非常に便利な道具だと実感せざる追えない

テスト実験では表面温度726℃

内部温度は1300℃を超える。
ガラス融解には十分な温度まで上昇
温度計が心配なのでここまでの計測とした・・・
まだまだ温度上昇可能だ
放熱が多いが一度に何工程かの作業が可能になり、
大量生産への道のりも近くなった。

これが縦型になり長くなっていくとキューポラになるな〜

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