槍ヶ岳 3180m   ―北アルプスのランドマークに登る―  

   夏山シーズンになりました。天気もよさそうです。そこで、昨年の残雪期にチャレンジして登ることが出来なかった槍の穂先に登りに行くことにしました。
1日目  Date:2008/8/1   はれときどきくもり
上高地5:30−横尾7:55/8:05−槍沢ロッヂ9:35/45−槍沢大曲11:50/12:05−殺生ヒュッテ分岐14:15−槍ヶ岳小屋15:15/16:10−槍ヶ岳16:30/45−槍ヶ岳小屋17:05    歩行合計時間:9時間45分

2日目  Date:2008/5/3   はれ
槍ヶ岳小屋5:15−槍沢大曲7:45−槍沢ロッヂ8:55/9:10−横尾10:40−徳沢11:50/12:20−上高地14:10     歩行合計時間:8時間10分

写真上は槍ヶ岳   写真下は槍ヶ岳から見た北鎌尾根 yari1

1日目  さわやか信州号に乗って、上高地に着く。支度をして歩き始める。朝の森林を通って行く。朝早いので、まだ観光客もいない。明神を通り、徳沢も過ぎる。横尾には人が結構いた。ここで少し休む。横尾を出発すると、槍沢への道は人が少なくなる。涸沢に行く人が多いのだろう。森の中を歩いていく。槍沢の流れが近くなり、一の俣の橋に着く。そこから少し歩いて、二の俣の橋を渡る。そこから道はやや傾斜が急になっていく。さまざまな花が咲いている。しばらく登ると、槍沢ロッヂの小さな水力発電施設がある。そこから槍沢ロッヂまではすぐだった。槍沢ロッヂには人がたくさん休んでいる。広場の一角から槍の穂先が見える。まだまだ遠い。

  少し休んだ後、また歩き始める。潅木帯の中を登っていくが、日差しが照りつけ、かなり暑い。しばらく潅木の中を登っていくと、小広くなった場所に着く。テントが何張りかある。ここがババ平のテントサイトだった。そこから、槍沢の左岸を道は続く。そのうち、左岸の結構高い箇所を歩くようになる。昨年来たときは、雪に覆われていたので、沢の真ん中を歩いたが、夏道は意外と高い箇所につけられているのがわかる。しばらく歩くと、槍沢大曲の表示がある。その先でザックを下ろし、食事にする。右手に斜面が高く見える。その途中を登山者たちがアリのように連なって登っている。

  食後、槍沢の左岸につけられたじぐざぐの急坂を登る。日差しが暑く、荷物も重い。かなり体力を消耗しながら、少しずつ登っていく。途中、休憩している人も多い。グリーンバンドが間近に見えるようになったころ、水場がある。とても冷たくてうまい。水場を過ぎてなおもじぐざぐに登っていくと、雪渓をトラバースする箇所がある。しっかりステップは切ってあるが、慎重に歩く。そこを過ぎると、グリーンバンドの上に着く。そこでやっと槍の穂先が見える。グリーンバンドの左へと歩いた後、モレーンの上を歩き、雪渓を何度か登る。岩の空洞があり、播竜窟と表示がある。ゆるい登りを登って行くと、殺生ヒュッテの分岐がある。殺生ヒュッテの横を通り、しばらくゆるい登りを歩いた後、最後の急坂がじぐざぐに槍ヶ岳小屋へと登っていく。かなり苦しいが、ゆっくりと歩いていくうちに、槍ヶ岳小屋に到着する。 yari2   

  小屋でテント泊の申し込みをすると、場所を指示され、番号の書かれた大きな木の札を貰う。これをテントの横に表示するように言われる。テントサイトは一角ずつ区切ってあり、一角がかなり狭い。指示された箇所にテントを張る。その後、雨具と水を持ち、槍の穂先に登る。鎖や岩場、そしてはしごが続く。ホールドはしっかりしているが、高度感が結構ある。前の人が登るのを待ちながらはしごを登り、最後の長いはしごを登りきると頂上だった。頂上はせまい。ほこらがあるだけで特に何もない。何人かの人が思い思いに休んでいる。北側を見ると、北鎌尾根が鋭い稜線を見せている。しばらく休んだ後、下りはじめる。登りと下りとで、はしごなどが分けられている。ゆっくり下り、テントへ戻って食事にする。

2日目  翌日、テントから外を見ると天気がよかった。しかし、頭がひどく痛み、食欲がない。高山病の症状が出ている。南岳まで行こうかと思っていたが、体調が悪いので、真直ぐ降りることにする。気温が低く、風が冷たい。笠ヶ岳をながめながら、テントを撤収し、小屋を後にする。足元が滑りやすいので、慎重に下って行く。雪渓を渡るのも慎重になる。下からたくさんの人が登ってくる。殺生ヒュッテに泊まった人たちだろうか。グリーンバンドの下りにかかると、日差しが強い。頭痛は治まっていた。水場で水を補給し、更に下っていく。

  今日は土曜日のためか、驚くほどたくさんの人たちが登ってくる。急坂には、シナノキンバイなどがきれいに咲いている。たくさんの人たちとすれ違うのに結構時間がかかる。大曲まで降りてくると、日が尾根にさえぎられて日陰になり、涼しい。ババ平が見えているが、なかなか着かない。やっとババ平に到着し、一息ついた後、再び歩き始める。しばらく日差しの強い潅木帯を下っていく。そのうち、針葉樹の森が見えてきたら、槍沢ロッヂだった。ここでまた少し休む。休んだ後、また下っていく。針葉樹の森を下っていく。槍沢の流れが美しい。しばらく歩いて、二の俣、一の俣の橋を渡る。右手の横尾尾根の終端が間近に切れてくると、横尾に着く。

  横尾を過ぎると人が多くなる。しばらく梓川の流れを眺めながら歩く。一歩きしたころ、徳沢に着く。ここで食事にする。食後、再び歩き出す。観光客も結構多く、さまざまな人が歩いている。韓国から来たと思われるパーティが結構いた。明神を過ぎ、ゆっくり歩いていくと、小梨平に着く。バスターミナルまでは、観光客がたくさんいる中を歩いていく。バスターミナルに着くと、バスの時間まで30分ほどあった。
   天候にも恵まれ、念願の槍の穂先に登ることができました。暑くて体力は消耗しましたが、いい山行になりました。

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