硫黄岳 2742m   ―八ヶ岳の展望台に登る―  

   陽もだいぶ長くなってきました。冬が終わる前に、本格的な雪山に登っておきたくなりました。そこで、以前登ったときには、ガスで展望がなかった硫黄岳に登ることにしました。
1日目  Date:2008/3/16   はれときどきくもり
美濃戸口13:30-美濃戸14:30-赤岳鉱泉16:40    歩行合計時間:3時間10分

2日目  Date:2008/3/17   はれ
赤岳鉱泉7:15−硫黄岳9:30/40−赤岳鉱泉10:40−美濃戸11:50−美濃戸口12:40     歩行合計時間:5時間15分

写真上は硫黄岳から見る赤岳・阿弥陀岳・横岳   写真下は硫黄岳から見た天狗岳方面 iou1

1日目  各駅停車を乗り継いで、茅野へ向かう。12:10発の美濃戸行きのバスに乗る。バスの車窓から雪を抱いた、八ガ岳の山並みがかすんで見えていた。美濃戸口から雪が残った林道を歩く。去年より雪は多いようだ。しばらく歩くと、美濃戸に到着する。北沢へと入る。雪がある林道を歩いていく。少しずつ雪が多くなっていく。林道が終わると、山道になる。雪の深さは40〜50センチほどだった。北沢を上っていくと、何度も沢に架けられた橋を通る。雪がだんだんと深くなっていく。しばらく歩いていくと、赤岳鉱泉の小屋が見えてくる。アイスクライミング用の氷の壁も出来ている。ダブルアックスで登っている人がいた。この日は、日曜なので小屋も空いていて、全部で15名ほどしか泊り客はいなかった。この夜はあまり気温が下がらず、暖かく過ごすことが出来た。

2日目  翌日は、六時半から朝食が始まる。食後、したくをし、アイゼンをつけて歩き出す。気温は低くない。樹林帯を歩くと、シャツとジャケットでは少し汗ばむほどだった。道にはしっかりとしたトレースがついている。一旦、沢を渡って、ジョーゴ沢の入り口を見送る。そこから樹林帯の中の急なつづら折をひたすら歩く。いくら歩いても果てが見えない。今日、硫黄岳に入った登山者は他にいない。いいかげん疲れながら、ひたすら登る。雪は締まっていて歩きやすい。途中、振り返ると、阿弥陀岳が朝日を浴びて白銀に輝いている。やがて頭上が明るくなり、樹林が切れる。雪の急傾斜をひたすら登る。やがて小さなピークに出る。赤岩の頭だった。 iou2   

  赤岩の頭からは素晴らしい展望が開ける。中央アルプス、御嶽、北アルプスが一望にできる。蓼科や天狗岳もきれいに見えている。そして何より、阿弥陀岳から赤岳、横岳のスカイラインが素晴らしい。赤岩の頭からは風が出てきて、かなり寒い。ジャケットのフードを被り、ピッケルを片手に雪の斜面を登っていく。いくつか出てくる岩場は巻きながら登りつめると、そこが硫黄岳の頂上だった。頂上部からすぐのところから爆裂火口壁になっている。以前来た時は、5メートル先も判別できない状態だったので、ただっ広い山頂かと思っていたのだが、これは錯覚だったことがわかる。

  寒いので、何枚か写真を撮ったあと、硫黄岳を後にする。雪の斜面を降りていく。難しいところは特にない。赤岩の頭から急な斜面を下っていく。樹林帯に入ってからは、つづら折れの斜面を下っていく。登りと違って楽なので、思ったより早く赤岳鉱泉に着いた。小屋の前には人気がない。北沢を下る。しばらく下ったところで、今日、歩き始めてから最初の人に出会う。何度も橋を渡り、沢沿いの道を下っていく。林道に出てから、ひたすら歩く。美濃戸にも意外と早く着く。美濃戸口まではひと歩きだった。
   今年は去年に比べて雪がやや多いようです。気温は低くはありませんでしたが、稜線はさすがに風が冷たかったです。しかし、空気も澄んでいて、大展望をあますところなく楽しむことができました。北アルプスの山々が神々しく、とてもきれいに見えました。

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