会津駒ヶ岳  2133m  ―残雪と新緑、そして展望を楽しむ山行―

  梅雨に入りましたが、週末は晴れそうです。この季節、残雪と新緑を楽しみたいと思い、調べてみると、会津駒ヶ岳がよさそうです。そこで会津駒ヶ岳を訪れてみることにしました。
1日目  Date:2007/6/16   はれ
駒ヶ岳登山口バス停12:05-駒ヶ岳登山口12:30-肩の小屋15:10/15:20-会津駒ヶ岳頂上15:35/15/45-肩の小屋15:55    歩行合計時間:3時間25分

2日目  Date:2007/6/17   はれ
肩の小屋5:20−中門岳5:55−肩の小屋6:40/6:50−駒ヶ岳登山口8:25−駒ヶ岳登山口バス停8:45     歩行合計時間:3時間15分

写真上は会津駒ヶ岳山頂   写真下は中門岳方面の稜線 aidukoma1

1日目  土曜日は朝早くから電車に乗る。浅草で8:00発の特急鬼怒に乗る。終点で乗り換え、会津高原尾瀬口駅で降りる。沼山峠行きのバスは既に多くの人が乗っていた。バスに揺られていくうち、前方に残雪を頂いた会津駒ヶ岳が堂々と聳えているのが見えてくる。駒ヶ岳登山口で降りたのは、他にはひとりだけだった。バス停のすぐ上にある立派なトイレの前で支度をする。しばらく舗装された林道を歩く。つづら折れに登っていくと、路肩に駐車場があり、車がたくさん停まっている。そこに、木の階段があり、駒ヶ岳登山口と書いてある。

  階段を登ると、山道になる。傾斜が急で、森の中をひたすら登っていく。途中、頭上がひらけて青空が見えるところもあるが、振り返ってみる山稜はどこかわからない。上から降りてくる登山者も多い。森の新緑がまぶしく、春ゼミの声があちこちから降ってくる。ところどころに道標があり、頂上まであと何キロか、と書いてある。それを励みに、急な登りをこなしていく。やがて、少し小広い箇所に出て、水場の指示がある。ここから傾斜が少しゆるくなる。しかし、残雪が出始めてくる。森も、ぶなから、次第におおしらびそが多くなってくる。やがて、一面残雪の道を進むようになる。傾斜は緩いが、トレースがはっきりしない箇所もある。

  やがて、右手に会津駒ヶ岳の山頂が見えてくる。一面を残雪に覆われて、たおやかな表情を見せている。道はしらびその中を残雪を踏んで進んでいく。残雪は多いところで、一メートルちかくあった。やがて、森が途切れ、残雪の斜面を登るようになる。肩の小屋がすぐ目の前に見えている。肩の小屋に到着し、宿泊の手続きをする。今日は人が少ないようだった。小屋に荷物を置いて、頂上を目指す。雪の斜面を登っていくと、藪に突き当たる。左手のほうへ行ってみると、木道が出ている箇所がある。そこを入ると、すぐに頂上に着く。会津駒ヶ岳の頂上は周囲が木に覆われていて、あまり展望は利かない。しかし、少し戻った箇所からは、日光や尾瀬の山々が見え、中門岳方面へ行くと、北方が開けている。遠くは霞んで、よくは見えない。再び、小屋に戻る。この小屋は自炊のみで、一泊3000円とかなり安い。この日泊まったのは、全部で6人だけだった。 aidukoma2

2日目  翌日は、よく晴れていた。朝食を簡単に済ますと、荷物を置いて、再び、頂上を目指す。燧ヶ岳がくっきりと見える。そして、燧ヶ岳の左手、はるか遠くに富士山が見えていた。更に、中門岳方面へと入ると、昨日ははっきりとは見えなかった、越後駒ヶ岳や中ノ岳が美しい姿を見せている。そして、はるか遠くには苗場山も見えている。中門岳へと向かう稜線は、雪のゆるやかな気持ちのよい道だった。周囲の山並みを楽しみながら、しばらく歩いていくと、雪原の小さな窪みに中門岳という標識がある。ピークを予想していたので、少し意外な気がする。ここから、来た道を引き返す。再び、駒ヶ岳の頂上を越えて、肩の小屋まで戻る。

  小屋の管理人さんにあいさつをしてから、荷物を背負い、小屋を出発する。目の前には、奥日光の山々がすぐ近くに見えている。雪の斜面を下っていくと、登ってくる人たちが見える。残雪を踏みながら、トレースを辿る。ところどころ雪がなくなって、ぬかるんでいるところもある。今日は日曜日なので、登ってくる人が多い。やがて、残雪は消え、森の中の道をひたすら下っていく。登っているときは気が付かなかったが、ところどころ、ムシカリ(オオカメノキ)の白い花や、ミツバツツジがきれいに咲いている。花を楽しみながら、森を下っていく。春ゼミの声があちこちから降ってくる。

  途中、何組ものパーティーとすれ違う。森の中の道はいつ果てるともしれないくらいどこまでも続いている。しかし、かなり下ったと思った頃、右手の下のほうに、車の青い色が見え、駐車場が近いことがわかる。そこからひとくだりで、駒ヶ岳登山口の木の階段に到着する。そこから道々咲いている花を眺めながら舗装された林道を歩いていく。これからやってくる車も多い。しばし下ると、立派なトイレが見えてきて、バス停が近いことがわかる。バス停に到着すると、バスの時間まで、しばらく間がある。右手の尾瀬方面へと歩いてみて、ジュースの自動販売機を探す。しばらく歩いたところに酒屋があり、自動販売機があった。冷たいジュースを飲むと生き返る心地がする。帰りのバスは空いていた。
  会津駒ヶ岳は、残雪・新緑、そして大展望といずれをとっても大変満足できる素晴らしい山でした。小屋もきれいで、快適に過ごすことができました。たくさんの山を眺めたので、また、登ってみたい山が増えました。

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