|
大喰岳 3101m
―厳しい槍の穂先を眺める―
長かった新入社員研修を終え、連休前に一日休みをとり、北アルプスに行こうと思いました。ゴールデンウィークでも状態がよければ槍ヶ岳に登ることができます。事前にインターネットで調べたところ、今年は意外と雪が多くて厳しいようですが、とりあえず、槍の穂先を眺めにいくことにしました。 1日目 Date:2007/4/27 はれ 上高地6:10-横尾9:10-槍沢ロッヂ11:00/11:15-槍岳山荘17:15 歩行合計時間:10時間50分 2日目 Date:2007/4/28 吹雪 停滞 3日目 Date:2007/4/29 はれ 槍岳山荘4:50−大喰岳5:30−槍岳山荘6:00/6:15−槍沢ロッヂ8:50−横尾10:25−上高地13:20 歩行合計時間:8時間15分 写真上は凍てつく槍の穂先 写真中は笠ヶ岳 写真下は大喰岳から見た穂高連峰
1日目 都庁下の駐車場から、さわやか信州号に乗り、上高地へと向う。途中、低公害バスに乗り換え、早朝の上高地へ到着する。食事を取り、歩き始める。奥穂高から西穂高の稜線が真っ白に輝いている。明神を過ぎ、徳沢を過ぎたあたりから、少し雪が出てくる。横尾への道は崩落している箇所があった。雪はだんだんと多くなる。横尾を過ぎると雪の道となる。槍沢方面へのふみ跡は少ない。しばらく針葉樹の森を歩き、一の股、二の股を過ぎて少しずつ槍沢に沿って登っていく。雪が多くなってくる。しばらく歩くと、槍沢ロッヂに到着する。ここで少し休憩する。 槍沢ロッヂを過ぎて、森の中を登っていくと、少しでババ平に到着する。この日はテントはなかった。このあたりでは沢に水はない。渓谷の底を上っていく。雪崩の後を越えながら、歩いていく。ところどころ雪を踏み抜くため、歩きづらい。しばらく歩くと、槍沢は大きくカーブし、はるかに高い雪の傾斜が見えてくる。先行者の姿が小さく見える。先行していた3人のパーティは東鎌乗越しへと上がっていった。北鎌へ入るのだろう。 柔らかな雪に足をとられながら、なんとかがんばって、雪の傾斜に取り付く。一歩一歩を踏みしめながら傾斜を登っていく。相当に疲れる。急な傾斜を登りきると、やっと槍の穂先が見える。肩の小屋までまだ遠い。そこから再び、傾斜を登り、最後の急な傾斜を登りきると、槍岳山荘に到着する。テントを担いできたが、翌日は荒天になるとのことなので、素泊まりにする。
2日目 翌日は、未明から激しい吹雪になった。風が強い。一日、ごろごろと過ごす。槍岳山荘には7人しかいない。ビデオを見たり、本を読んだりして過ごす。夕刻、一瞬、空が明るくなり、雪をまとった槍の穂先が見える。しかし、すぐに濃いガスが穂先を消してしまう。 3日目 未明から空は晴れている。簡単な朝食をとった後、外に出てみる。槍の穂先は完全に凍り付いている。穂先に登るのはあきらめて、大喰岳に登ることにする。一旦、山荘から下り、雪の斜面に取り付く。最初、飛騨側の斜面を登ろうとするが、アイゼンの爪もかからない位に凍っていて、危険なため、一旦、トラバースし、稜線の急斜面を登る。なんとか斜面を登りきると、大喰岳の頂上に到着する。穂高が厳しい表情を見せている。風が強い。再び、斜面を下り、山荘まで登り返す。意外と苦しい。
山荘の前から槍の穂先を見ると、凍りついた壁にふたりの登山者が取り付いている。ダブルアックスで登っているが、見ているだけで怖い。山荘で少し休んだ後、下り始める。雪が積もった後なので、膝まで雪にもぐる。誰も歩いていないルートを下っていく。殺生ヒュッテを過ぎ、緩斜面を下っていく。急斜面に差し掛かると、下からたくさんの登山者が登ってくるのが見える。急斜面を快適に下っていくとスキーで登ってくる登山者たちとすれ違う。しばらく下っていくが、雪が降って締まっているため、快適に歩くことができる。 ババ平に着くと、テントがいくつか張ってある。そこからしばらく下ると、槍沢ロッヂに到着する。このあたりから針葉樹林の中を歩くが、木に積もった雪が融けて、雨のように降ってくる。二の股、一の股の橋を渡り、しばらく歩くと、槍見河原に着き、槍の穂先が遠くに見える。そこからしばらく歩くと横尾に着く。たくさんの登山者で賑わっている。そこから上高地まで、観光客やハイカーに混じってぶらぶらと歩く。上高地の食堂の蕎麦は意外とうまかった 今年は暖冬ということだったのですが、山では近年になく、雪が多く、槍も厳しい表情を見せていました。たまにはこんなハードな山行もいいものです。 Topページへ アルプス・八ヶ岳の山々へ 2007年の山行記録へ |