赤岳 2899m   ―風の強い雪稜を歩く―  

   年末に引っ越したり、サーフィンを始めたりで、しばらく山から遠ざかっていました。しかし、冬が終わる前に、本格的な雪山に出かけてみたくなりました。そこで、手軽にアプローチできる八が岳に出かけることにしました。
1日目  Date:2007/3/21   はれ
美濃戸口11:30-美濃戸12:30-赤岳鉱泉14:20    歩行合計時間:2時間50分

2日目  Date:2007/3/22   はれ
赤岳鉱泉7:20−地蔵の頭9:00−赤岳9:40/45−文三郎道分岐10:00−行者小屋10:35/45−美濃戸11:40/50−美濃戸口12:35     歩行合計時間:4時間50分

写真上は地蔵の頭付近から見る赤岳   写真下は赤岳頂上から見た権現岳 akadake1

1日目  スーパーあずさに乗って、茅野へと向う。途中、車窓から、雪をまとった甲斐駒ヶ岳が雄大に聳えていた。10:20発の美濃戸行きのバスに乗る。バスの車窓から雪を抱いた、八ガ岳の山並みがきれいに見えていた。美濃戸口から雪が少し残った林道を歩く。雪のない箇所も結構ある。しばらく歩くと、美濃戸に到着する。北沢へと入る。雪がある林道を歩いていく。少しずつ雪が多くなっていく。林道が終わると、山道になる。雪の深さは20センチほどだった。北沢を上っていくと、何度も沢を渡る橋を通る。雪がだんだんと深くなっていく。しばらく歩いていくと、赤岳鉱泉の小屋が見えてくる。アイスクライミング用の氷の壁も出来ている。この日は、大広間にわずか6名とゆったりと泊まることができた。夕食のステーキもうまかった。ストーブもよく利いていて、暖かく過ごすことが出来た。

2日目  翌日は、六時半から朝食が始まる。食後、したくをし、アイゼンをつけて歩き出す。行者小屋方面へと歩き出すと、樹林帯の中を雪の道が登っていく。朝一番の体には結構、応える。登り切ったところで、朝日に輝く硫黄岳がきれいに見えていた。道はゆるく下り、行者小屋の裏へと出る。そこから地蔵尾根へと入る。樹林帯の中を道は真直ぐに登っていく。傾斜はかなりきつい。しばらく樹林帯の中を登っていくと、木々は、針葉樹から岳樺へと変わっていく。更に急な斜面を登っていくと、森林限界へと出る。傾斜が急な雪の斜面を慎重に登る。雪は少ないようで、鎖がところどころ出ている。地蔵尾根の核心は、神経を使う雪の壁だった。雪の斜面を詰めていくと、幅40センチほどの雪のナイフリッジが現れる。そこを慎重に通過し、最後の斜面を越えると、地蔵の頭へと出る。風が強い。 akadake2   

  目の前に赤岳が雄大に聳えている。尾根をたどり、赤岳展望荘の脇を過ぎて、斜面へと取り付く。日差しは強いが、風も強かった。雪の斜面を登っていくと、赤岳頂上小屋が見えてくる。小屋のある北峰に着いたことがわかる。そこから、三角点がある南峰まではすぐだった。誰もいない。気温が高いため、遠望は利かないが、目の前に権現岳と阿弥陀岳がきれいに見えている。振り返ると、横岳から硫黄岳が雪をまとって厳しい表情を見せている。写真を撮るが、寒いので、すぐに南へと下り始める。下り始めると、岩と雪のミックス状態になるが、それほど厳しくはない。権現岳方面への道を分けて更に下っていく。雪の斜面を下っていくと、文三郎道の分岐へと出る。中岳のコルに三人のパーティが見える。

  文三郎道は雪に覆われていて、快適に下ることができる。行者小屋がすぐ下に見える。快調に下っていくと、やがて、樹林帯に入る。少し下ったところで、道は平坦になる。そこから行者小屋はすぐだった。行者小屋から、南沢へと入る。しばらく平坦な雪原の中についたトレースを歩く。やがて、道は下っていく。ところどころ、道が凍っている箇所がある。南沢から一旦離れ、少し樹林の中を歩いて、再び南沢に出会う。しばらく左岸を歩くが、再び、右岸を歩くようになる。ところどころ雪がない箇所が出てくるようになる。しばらく歩くと、突然、美濃戸小屋が見えてきて、美濃戸へ到着したことがわかる。再び、雪がところどころ残った林道を歩き、美濃戸口へと戻る。バスの時間まで、三十分ほどあった。
   今年は雪が少ないようで、林道にも雪はあまりありませんでした。日差しは強くなってきていますが、稜線は風が強く、まだまだ冬の装いです。しかし、沢の雪解けも進んでいるようで、春はもうすぐそこまで来ているようです。また、地蔵尾根は上部が結構厳しく、心配な方は、文三郎道を登り降りしたほうがよいでしょう。

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