編笠山 2524m・権現岳 2715m・西岳 2398m   ―晩秋の稜線とカラマツの黄葉の道を歩く―  

   9月は天候が悪く、10月は長期休暇をとって九州の親元へ帰っていたりしたので、山からはしばらく遠ざかっていました。11月の連休は天気が良さそうなので、今年最後のテント泊山行に出かけることにしました。以前から気になっていた、編笠山と権現岳に行くことにしました。
1日目  Date:2006/11/3   はれのちくもり
観音平11:35-雲海12:30/40-編笠山14:35/40-青年小屋テント場15:05    歩行合計時間:3時間15分

2日目  Date:2006/11/4   晴
青年小屋テント場6:50−権現岳8:00/15−青年小屋テント場9:00/9:40−西岳10:30/40−道の駅小淵沢14:40     歩行合計時間:6時間45分

写真上はギボシ付近から見た編笠山   写真下は権現岳から見た赤岳・阿弥陀岳 gongen1

1日目  小淵沢の駅からタクシーに乗り、観音平に行く。観音平は路肩にもたくさんの車が停まっており、車でいっぱいだった。タクシーを降りて、ゆっくりと昼食にする。昼食後、歩き始める。最初はゆるやかな道が続く。カラマツの落ち葉を踏みながら、ゆっくりと歩いていくと、次第に坂は急になっていく。しばらく歩くと、雲海という場所に出る。幾人かの人たちが休憩している。ここで少し休む。雲海からは、深い針葉樹林帯の道を辿る。それほど急な箇所はない。しばらく行くと、暗い森の中に小広い平坦地があり、押手川という標識がある。ここにも何人かの人たちが休憩していた。

押手川から編笠山への道へと入ると、坂は急になっていく。息が上がるが、しばらくがんばると、小さなガレ場に出て、頭上が明るくなる。下界はガスっており、見晴らしは利かない。それから再度、森の道を登っていく。道は急で、疲れる。やがて、両側の木々が低くなり、頭上が明るくなる。頂上までほんの少し、という看板がある。そこを詰めていくと、石がごろごろとした、編笠山の頂上部に着く。ガスが出ており、展望は利かない。頂上を後にし、樹林帯の道を下っていく。最近降雪があったようで、道にも雪が残っている。樹林帯を抜けると、巨大な岩で埋め尽くされた斜面に出る。岩の上を歩いていくと、青年小屋へと着く。この日はテントの数も少なかった。

2日目  翌日は、六時過ぎに目を覚ます。食事を作り、シュラフなどを片付け、テントはデポしたまま、軽い荷物で歩き始める。最初はゆるい樹林帯を歩くが、次第に急な坂になっていく。やがて岩場が出てくる。森林限界を過ぎると、鎖が設置されてある、岩場が続くようになる。ギボシの鋭峰の横へ出ると、権現岳の頂上はすぐのところに見える。赤岳の展望もすばらしい。権現岳の頂上まで、すぐだった。権現岳の頂上は、大きな岩があり、その向こうに富士が見えている。赤岳から阿弥陀岳方面の展望が素晴らしい。編笠山の向こうには、南アルプスや中央アルプス、木曽御嶽もくっきりと見えている。北アルプスは槍穂が遠くに見えていた。何人かの人たちがカメラを構えて、写真を撮っている。 gongen2   

  権現岳を後にして、もときた道を戻る。これから登ってくる人たちとすれ違う。鎖場を慎重に過ぎると、ノロシバに着く。そこからは、阿弥陀岳の姿が素晴らしい。写真を撮った後、下っていく。再び、樹林帯の中を下り、青年小屋に着く。朝一番は、凍っていたテントも概ね乾いていた。テントを撤収して、西岳方面へと入る。樹林帯を歩くと、水場がある。そこを過ぎ、少し登り降りがある。なかなか西岳に着かない。ゆるい樹林帯の道が続く。最後の登りをがんばると、展望が開けた西岳に到着する。西岳には三人の人がいた。西岳からは、南と西側が開けており、編笠山と権現岳がよく見える。赤岳が顔を覗かせている。

  西岳から急な下り坂を降りていく。しばらく針葉樹林帯の道を下っていく。同じような道が続き、いつ果てるとも知れないような気分になってくる。途中、ダートの林道を横切り、更に下っていくと、針葉樹が少なくなり、カラマツや落葉広葉樹が多くなってくる。落ち葉のふかふかした道を歩いていくと、小広い水場に到着する。そこから、ダートの林道を歩く。両側のカラマツの黄葉が美しい。しばらく歩いていくと、ゲートがあり、重機が置いてある。そこからしばらく行くと、舗装された林道に変わる。林道を歩くと、別荘地に着く。道がよくわからない。県道に出て、南へと歩く。信濃境駅への標識がないか、見ていくが、みつからない。県道には、ひっきりなしに車が走っていた。歩きつかれたころ、信玄の棒道があり、そちらを歩く。小さな標識が小淵沢への道を示しているので、そちらへ入る。途中、乗馬トレッキングの大会があっており、馬が歩いていく。スタッフの人に道を聞き、馬の歩く道を進んでいくと、ずいぶん歩いたころ、道の駅小渕沢に出る。ここでアイスクリームやパンを買い、食べた後、タクシーを呼んで、小渕沢の駅に向った。
   もう、黄葉も終わりに近く、稜線には雪もあり、秋の終わりが近いことを実感させられました。カラマツの黄葉は見事で、心が洗われるようでした。今年のテント泊山行もこれで最後になると思いますが、とてもいい山行になりました。

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