|
剱岳 2999m
―雪と岩の殿堂―
梅雨も明け、夏山シーズンに入りました。どこへいこうか、と考えていましたが、昨年、立山から見た、剱岳の圧倒的な存在感が忘れられません。あの頂へと、登ってみたい、と考えて出かけてみました。 1日目 Date:2006/8/4 快晴 室堂7:20−剱御前小舎9:55/10:20−剱沢テント場10:55 歩行合計時間:3時間10分 2日目 Date:2006/8/5 快晴 剱沢テント場4:10−一服剱5:00−剱岳頂上7:05/20−一服剱9:00/9:05−剱沢テント場9:55/10:25−剱御前小舎11:05/11:15−雷鳥沢テント場12:15−室堂12:55 歩行合計時間:7時間45分 写真上は剱沢から見た剱岳 写真下は剱岳山頂から見た剱沢
1日目 木曜日の夜、都庁の駐車場で、さわやか信州号の室堂行きに乗る。途中、一回目の休憩では目が覚めたが、その後、気がついたら、朝になっており、バスは山道を走っていた。室堂には、七時前に到着する。まだ、観光客もほとんどいない。立山を眺めながら、朝食を取る。その後、支度をして歩き始める。地獄谷を通り、雷鳥沢のテント場へとたどり着く。テント場の下には、川が流れており、木の簡単な橋が掛かっている。その後、雷鳥沢を登る。最初は、雪渓の上を歩く。すぐに雪渓を離れ、尾根の上を歩くようになる。昨年、春に来たときは、もうひとつ左手の尾根を登っていたことがわかる。 雷鳥沢の登りは、日光をさえぎるものがないため、とても暑く、体力を消耗する。一旦、道はゆるやかになり、再度、急な坂になる。どこまでも続くように思えるが、二時間ほどで、剱御前小舎にたどり着く。剱御前小舎からは、すぐ眼下に剱沢小屋が見えている。ここからは、剱岳山頂が大きく見える。少し休憩した後、剱沢へと下っていく。下るだけなので、楽に、剱沢テント場へと到着する。テントを張り、休憩した後、昼食を取る。この日は、日が暮れるまで、剱岳が大きく見えていた。 2日目 翌日は、三時半頃目を覚ます。食事を取って、シュラフなどを片付け、暗い中を歩き出す。空には、星がまだ見えていた。雪渓をいくつか渡り、工事中の剱山荘の脇を通ると、剱御前小舎から来たと思われる大人数のパーティーが歩いているのに気がつく。このパーティーの後について歩き出すが、一服剱への登りで、既に渋滞する。パーティーの後について、ゆっくりと前剱へと登っていく。登りはかなり険しい。前剱からは、剱本峰が大きい。先行していたパーティーは、前剱頂上で食事を開始したので、先行する。鎖場をいくつか越えていくと、垂直の壁が目の前に広がる。これがカニのタテバイであろう、とわかる。誰も登っていない。高度感はかなりあるが、ボルトや、くさりがつけられているので、見た目ほどは難しくない。
カニのタテバイを越え、更に登っていくと、岩が積み重なった、ゆるやかな傾斜を登るようになる。しばらく登っていくと、すぐ目前に、剱岳の頂上が見える。剱岳の頂上は、その峻険さとは異なり、意外に小広い。剱岳の頂上からは、360度の展望が開ける。遠く、富士の姿も見えた。槍の穂先も見えている。目の前に、剱沢と、登ってきた、別山尾根が広がっている。緑色と、雪渓の白さが美しい。
しばらく展望を楽しんだ後、下山へとかかる。岩が積み重なった斜面を降りると、下山の道が示されている。鎖場があり、そこが、カニのヨコバイであることがわかる。一歩目の足場が見えないので、思い切り、体を乗り出すと、脛を打ってしまう。鎖場はそれほど難しくはない。その後、はしごがある。はしごを降りると、カニのタテバイで、大渋滞が起きていることがわかる。早めに通過しておいてよかった、と思う。再び、登ってきた岩稜を進む。その後、下山用のルートに従って、前剱を越える。そこから、険しいルートを下り、崩れた石が積み重なった中を下っていく。しばらく下り、再度上り返すと、一服剱へ着く。 少し休み、剱沢のテント場へと登り返す。テントを撤収し、再び、剱御前小舎へと登っていく。日差しが強く、疲れる。たくさんのパーティが降りてくる。雪渓をわたり、登りを続けると、やっと剱御前小舎へ到着する。しばらく休む。その後、雷鳥沢を下る。こちらは、風があり、涼しい。たくさんのパーティーが息を切らして登ってくる。下るほうは、楽だが、日差しが強いので、登りはつらそうだった。 ひとしきり下ると、道がゆるやかになり、更に下っていくと、雪渓に出る。融けかけた雪渓を下っていくと、再び、川に出る。木の橋をわたり、雪の坂を登ると、雷鳥沢のテント場に着く。そこから、再び、地獄谷を通って、室堂のターミナルへと向う。最後の登りが、疲れた体に響く。一気に登りきることができず、休み休み登る。やっとの思いで、みくりが池の端に着く。そこから室堂ターミナルはすぐだった。アルペンルートは、乗り継ぎもうまくいき、思ったより早く、信濃大町駅へとたどり着く。松本行きの電車が出るところで、あわてて切符を買って、電車に飛び乗った。 さすがに人気の山です。下から見ると、どこを登るのだろう、と疑問に思いましたが、ちゃんとルートが付けられています。しかし、岩稜が苦手な方は、ちょっと怖いかもしれません。しかし、かなりの年配の方もたくさん登られていました。 Topページへ アルプス・八ヶ岳の山々へ 2006年の山行記録へ |