| 富士山 3776m(剣が峰)
―日本で一番高い場所―
さて、先々週、至仏山から、思っても見なかった富士が見えました。はるかに遠くのはずなのに、何よりも高く、見まがうことなく、堂々と聳えていました。登山の対象としてみると、人が多くて、あまり気が進まなかったのですが、ぜひ、一度、あの高みへと登ってみたいと思いました。 1日目Date:2006/7/29 くもり一時雨 富士宮新五合目12:20−赤岩八合館15:05 歩行合計時間:2時間45分 2日目Date:2006/7/30 晴れのちガス 赤岩八合館2:30−頂上部3:48−剣が峰5:00−御殿場下山口5:20−赤岩八合館6:00/6:15−大石茶屋7:55 歩行合計時間:5時間10分 写真上は剣が峰 写真下は御殿場口下山道より見た富士
1日目  東海道線からは、雲の間から、富士が顔を覗かせていた。富士宮からバスに乗っていくと、やがて、厚いガスに包まれてしまう。富士宮新五合目には、観光客もたくさんいた。そこから、たくさんの人について、ゆっくりと坂を登る。やがて、岩と砂の急坂を登るようになる。たくさんの人たちが降りてくる。雨がばらばらと落ちてくる。そのまま、本降りとなったので、雨具をつける。人の後について歩くのと、離合するので、ゆっくりとしたペースで歩いていく。しばらく歩くと、新七合目の小屋につく。更に歩いていくと、雨がやんでくる。ガスが動き、雄大な風景も見える。  たくさんの人が途中で、休んでいる。その中をゆっくりと、登っていく。すると、元祖七合目という小屋がある。そこを過ぎて、しばらく登っていくと、八合目の小屋がある。右手のトイレの横を進むと、いきなり通行止めの表示がある。構わず、ロープを越えて、ブルドーザー道を進む。誰もいなくなる。少しいくと、赤岩八合館への道標がある。ブルドーザー道を離れ、山道へと入る。静かなトラバース道を歩いていくと、御殿場口の登山道へと出る。見上げると、あとひといき歩く距離に、赤岩八合館が見えている。ゆっくりと登ると、難なく赤岩八合館に着く。お茶をもらい、宿泊の手続きをする。土曜日なので、込んでいると言われる。まだ、小屋に到着した人は少ないようだ。夕食のカレーはなかなかおいしく、お代わり自由だった。 2日目  午前二時頃、たくさんの人が起きだす。起きて、外を見ると、満天の星空だった。高度障害で、頭が痛い。朝食のバナナとナッツ類を食べ、支度をして、ヘッドランプをたよりに歩き出す。少し登ったところの、小屋跡のところで、うっかりと、レール沿いに上ってしまう。しばらく登ってみるが道標もなく、ヘッドランプの灯りが左手に続いている。道を誤ったことに気がつくが、ガイドレールは、その昔、冬季に富士測候所の人が登った道だと聞いていたので、構わず、ガイドレール沿いに直登していく。いいかげんつかれたころ、傾斜がゆるくなり、頂上部に出たことがわかる。道があり、人がふたり歩いてくる。まだ、日が昇るには早いようだ。
 暗い中、河口湖口方面へとへと歩いていく。広がる雲海のかなたが、紅く染まってくる。何人かの人たちとすれ違う。河口湖登山口が近くなると、ご来光を待つ人たちが多くなる。河口湖登山道頂上小屋の前は、雑踏になっていた。寒いので、自動販売機で、暖かなココアを買って飲む。辺りは、老若男女、ぎっしりの人たちで埋め尽くされている。ツアーのガイドだろうか、人を探して張り上げる声が続く。雲海もかなり紅く、もうすぐ日が昇るのであろうことがわかる。  小屋の雑踏を抜け、火口壁に沿って続く道に入ると、とたんに人気がなくなる。明るくなってきた、火口の底は不気味に静まり返っている。白山の横を通り、西側の火口壁へと出たところで、雲海の上に、朝日が昇ってくるのが見える。西側には、雲海の中、ぼんやりと南アルプスが見えている。朝日を浴びて、剣が峰が赤く輝いている。最後の坂を上り詰め、階段を登ると、剣が峰の石碑があった。何人かの若者が記念写真を撮っている。ここが日本で最も高い場所か、と思うと、感慨が深い。  剣が峰から降りて、富士宮口頂上部には、立派なトイレを備えた小屋がある。河口湖口ほどは、人がいない。御殿場口へと降りる。少し下ると、さきほど、間違えて登った、ガイドレールがぽつんと見えている。こちらの道はつづら折れで、ゆるやかだった。赤岩八合館に戻り、お汁粉を食べて休憩する。それから、スパッツを着けて降りる。しばらく降りていくと、砂走りが始まる。最初の箇所は、岩も多い。宝永山の分岐を過ぎて、更に下っていく。ガスが上がってくる。下っても下っても終わりが見えない。ガスの中に入ると、視界もなくなる。ひたすら、砂の中を歩いていく。左手に御殿場登山道を登る人がところどころ見える。すっかり足の筋肉が疲労困憊したころ、駐車場が見えてきて、大石茶屋へ着く。カキ氷を食べ、休んだあと、ぶらぶらとバス停まで歩く。 どの程度、つかれるのか、と思いながら歩きましたが、登りより、御殿場口への下りが長く、疲れました。しかし、頂上では、快晴に恵まれ、すばらしい風景を堪能することができました。やはり富士は、いろんな意味で、日本一の山だと実感しました。 Topページへ 丹沢・箱根付近の山々へ 2006年の山行記録へ |