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天狗岳 2640mくらい(東天狗岳)
―穏やかな森林と厳寒の稜線―
正月は家でごろごろ過ごしたので、運動不足になりました。私は本当はあまり寒いところは苦手なのですが、たまにはちゃんとした冬山にでもでかけてみようと、2003年に一度登った八つが岳の天狗岳に行ってみることにしました。 1日目 Date:2006/1/7 はれのちくもり 渋の湯11:30−途中食事15分−黒百合ヒュッテ13:35 歩行合計時間:1時間50分 2日目 Date:2006/1/8 はれ 黒百合ヒュッテ7:20−東天狗岳8:40/45−黒百合ヒュッテ9:40/55−渋の湯10:50 歩行合計時間:3時間10分 写真上は一瞬ガスが晴れた東天狗岳 写真下は稲子岳・にゅう方面 1日目 初日の朝は晴れており、中央線の車窓から鳳凰三山はきれいに見えていたが、甲斐駒はガスに隠れていた。茅野駅で下車し、渋の湯行きのバスに乗る。10組くらいの登山者が一緒に乗り込んだ。途中、車窓からは八が岳の峰々は雲の中で見ることはできなかった。車道は途中から雪道になるが、バスは快調に走っていく。渋の湯に到着するが、それほど気温は低くはなかった。 渋の湯から橋を渡って、高見石への道を分けて、右手の森の道へと入る。道はつづら折れに登っていく。このあたりで雪は15センチ程度だった。やがて左手からの道を合わせ、急な坂をひたすら登るようになる。見晴らしはないが、空が晴れており、雪の梢越しに山の輪郭が見える。空腹だったので、この坂の途中で立ったまま食事をする。食後、再び上り坂を登っていくと、尾根上に出て、傾斜がなくなる。このあたりで休憩している登山者のパーティーが多い。分岐を道標に従って、左折し、ゆるやかに曲がりくねった雪の樹林帯を歩いていく。 道はしばらく平坦だが、一度少し下り、再び、傾斜が出てくる。それほど急なのぼりではないが、緩やかな登りがしばらく続く。そこをがんばると、傾斜がなくなり、やがて黒百合ヒュッテの前に出る。ヒュッテの玄関に取り付けてある温度計はマイナス12度を指していた。受付で宿泊の手続きをする。営業小屋に泊まるのは25年ぶりくらいになる。この日泊まった客は50人ほどだということで、それほど狭い思いをすることもなく、寝ることができた。 しばらく針葉樹の樹林帯を歩くと、目の前が開け、天狗岳が見える。雲が西から東へと早く動いている。写真を撮った後、ガスの中に頂上は姿を消した。そこから再び樹林帯を登っていく。やがて樹林帯が切れたところで、突然、強風にあおられる。森林限界の上は強風が吹き荒れていた。見上げると、ガスの中、雪のついた岩稜帯をたくさんの登山者がはりついている。踏み跡を辿り、先行者の後に続きながら、ゆっくりと強風の中を歩いていく。日が差してきて、ブロッケンが見える。手を振るとブロッケンも手を振っている。特に危険な箇所はないが、とにかく風が強く、吹き飛ばされそうになる。 雪のついた岩稜帯にアイゼンをとられそうになるが、ゆっくりと歩いていくと、やがて頂上標識が見えてきて、頂上に到着する。4・5人の登山者がいるが、ガスが厚く、目の前にあるはずの西天狗もどこにあるのかわからない。とにかく寒い。頂上標識の前で、かろうじて自分の写真を撮る。後で見ると眉毛まで真っ白になっていた。寒いので、すぐに下山する。下っていると、まだ登ってくる人たちがたくさんいる。下っていくと再び視界が開けるが、天狗の頂上はまだガスにつつまれている。しかし、稲子岳からにゅう、北八の樹林が美しい。写真を撮ろうとするが、気温が低すぎてカメラが動かない。電池を手で暖め、やっと撮影する。 黒百合ヒュッテに戻り、少し休憩する。ピッケルとアイゼンを片付け、ストックを出して昨日登ってきた道を下る。登りで苦労した箇所も快調に下っていける。風もなく、雪の森は穏やかだった。日曜なので、たくさんの登山者が登ってくる。平らな樹林をしばらく歩き、唐沢鉱泉の分岐を分けて、再び樹林の坂道を下っていく。この途中でもたくさんの登山者とすれちがった。バスの時間があまりなかったので、急いで下っていくと、意外に早く渋の湯に降り立つことができた。バスの中から見ると、いつのまにか雲が晴れて西天狗がきれいに見えていた。 頂上からの眺望がなかったのが、少し残念ですが、久しぶりの本格的な冬山を手軽に楽しむことができました。たくさんの人たちが登るのもわかります。しかし、冬の八が岳の風はとても強く、防寒・防風の対策が必要です。 Topページへ アルプス・八ヶ岳の山々へ 2006年の山行記録へ |