立山 大汝山3015m   ―大展望を独り占めできる雪の霊峰―  

   ゴールデンウィークのメインに、遠出をして、アルプスに行くことにしました。しかし、まだ十分な体力があるわけではないので、雪のアルプスの中でも最も手軽に楽しめる、立山に行ってみることにしました。
1日目  Date:2005/5/3   はれ
室堂平8:20−雷鳥平テント場9:20/9:50−別山乗越11:20−内蔵助カール上13:00−大汝山頂13:50/14:05−雄山14:30/14:45−一ノ越15:35−雷鳥平テント場16:20    歩行合計時間:7時間00分

2日目  Date:2005/5/4   はれ
雷鳥平テント場6:30−室堂平7:30     歩行合計時間:1時間00分

写真上は雷鳥平テント場から見た立山   写真下は大汝山から見た黒部湖 tateyama1

1日目  23:54発のムーンライト信州はたくさんの登山者・スキーヤーでいっぱいだった。目が覚めると、松本だった。信濃大町で降りる。改札横で室堂平までの往復切符を買う。バスに乗って扇沢に向かう。扇沢からは観光客に混じって、トロリーバス、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスを乗り継ぎ、室堂平に着く。そこから、ゆるい道を辿り、しばらく歩く。天気がよく、立山や奥大日山がきれいに見えている。最後の雪の急坂を降りると雷鳥平のテント場に着く。もうかなりたくさんのテントがあった。テントの設営料は500円だった。急いでテントを張り、持参する荷物だけをまとめて、雷鳥沢の左手の尾根に取り付く。

  たくさんの登山者やスキーヤーに混じって黙々と雪の斜面を登る。さすがにきつい。陽射が強く、暑い。しかし、登るにつれ、展望が広がって行く。振り返ると、遠くに白山が聳えていた。なんどか休みながら雪の斜面を登りきると、別山乗越に着く。剱御前小舎の横を通って別山に向かう。別山を巻く夏道が現れていたので、進んで見るが、その先には雪の急斜面があり、危険なので引き返す。別山を登って行く。稜線は風が寒く、ジャケットを着る。登山道脇に、雷鳥が二羽いる。別山を越えると、一旦下り、また緩やかな斜面を登って行く。真砂岳に着くと、目の前の富士ノ折立への急な登りが見える。内蔵助カール上に降りて、少し休む。

  ゆっくりと雪の消えたがれた急な斜面を登って行く。幾人かの対向者とすれ違う。雪の状態はたいしたことはない、という。一旦急な雪の斜面を登るが、それほど危険な個所はない。その後、また岩場をゆっくり登って行くと、目の前が開け、富士ノ折立のすぐ横に出る。目の前に、大きな雪庇が黒部側に出来ているのがわかる。ここでアイゼンを着用する。雪庇に近づかないように、雪の中をゆるやかに登り下りする。大汝休憩所は半ば雪に埋まっていた。最後のゆるやかな坂を登ると、そこより高いところはなくなる。大汝山の頂上だった。誰もいない。

tateyama2   大汝山の頂上は静かで、そして遮るものが何もない、大展望が広がる。白馬から後立山連峰、針の木岳、裏銀座、そして遠くに槍・穂高が見える。薬師岳も美しい。眼下には、黒部湖が小さく見える。しばらく写真を撮って休憩する。その後、雄山に向かう。短いが急な登り下りを繰り返すと、祠の横に出る。鳥居が上部まで雪に埋まっている。祠まで登って見る。階段には雪がなかった。祠の前には狭いスペースがあるだけだった。ボーダーが登ってくる。ここでもしばし休む。

  祠から降りた広場にはたくさんの人がいた。一ノ越から雄山だけを往復する登山者やスキーヤーが多いようだ。そこから雪のない、ガレた斜面を下って行く。ひどく崩れやすく、浮石が多いので、落石を起こさないように気を使う。こちらの斜面は登ってくる登山者が多い。くたびれる下りを続けると、一ノ乗越に着く。そこからは雪の斜面を直接雷鳥平のテント場を目指して歩いていく。スキーヤーが滑り降りてくる。気持ちがよさそうだ。近くに見えるがテント場はなかなか近づかない。いいかげん疲れた頃、やっとテント場に着く。テント場には朝よりテントが多くなっていた。

2日目  夜は寒くてなかなか熟睡できなかった。5時すぎに起きて食事をし、その後、撤収を行い、歩き出す。いきなりの雪の斜面がきつい。そこを乗り越えて行くと、ゆるやかな道が続いていく。今日も雲ひとつない天気で立山の上の太陽がまぶしい。途中から雪が消えた道をたどると、室堂平に着く。始発のトロリーバスに乗ることができた。その後も接続がよく、扇沢まで順調に辿りつく。信濃大町までのバスには少し時間があった。
   天候にもめぐまれ、すばらしい展望を楽しむことができました。北アルプスのほとんどの峰々を一望に見渡す事ができました。またまた、登ってみたい山々がたくさんできました。

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