笠山  837m・堂平山  876m   ―早春の山里をたずねて歩く―

  まだまだ杉花粉シーズンの真っ最中ですが、春めいた天気になりそうなので、マスクをつけて早春の低山と山里をたずねて歩くことにしました。
Date:2003/3/30   晴
白石車庫バス停発7:55−白石峠8:45−剣が峰8:55/9:00−堂平山9:20/25−笠山10:00/10:45−切通しバス停12:30−森林組合バス停12:50
歩行合計時間:4時間00分    写真は栗山集落から望む笠山
kasayama
   白石車庫バス停で降りたハイカーは他に三人だけだった。 バス停からまっすぐ白石峠に向けて舗装道路を登って行く。 しばらく登ると山道になる。植林帯と雑木林が入り混じった中を登って行く。 やがて、右手の林道が同じ高さに見えてくる頃、白石峠に飛び出す。 峠から幅の広い山道を登るとすぐに電波塔のある剣が峰に着く。 木々の間から展望が得られる。霞んでいるので遠くははっきりと判別できない。 ひときわ高い白い峰が見えるが、どのあたりの山かわからない。

   剣が峰から丸木の階段を降りて行くと、林道に出る。 そこから山道と林道を交互に歩くようになる。 ほどなく天文台がある堂平山に着く。 最高点は立ち入り禁止となっている。 天文台の北側は切り開かれていて気持ちがいい。 見はらしがよい。 さきほど、剣が峰から見えていた白い峰は八ガ岳であることがわかる。 両神山がずんぐりと見える。大霧山の向こうに浅間が見える。 武甲の向こうに奥秩父の主脈が白く輝いている。 北関東の山々も見えるが、ぼんやりとピークが見えるだけでどこが見えているのかよくわからない。

  堂平からはゆるやかな道を下って行く。 植林帯の中の急坂に差し掛かると、ほどなく林道に出る。 そこからしばらく行くと、道が林道によって寸断された箇所に出る。 一度下って迂回路を登って行く。そこからひと登りで笠山の西峰に出る。 そこから右手に入っていくと笠山の東峰に出る。 神社のまわりに木が生い茂っていて展望はない。 神社の手前の露岩に座って食事にする。 食事中、神社の向こうから人が上がってくる。 栗山から登り、最後に神社の石段を上ってきたという。 しばらくその単独の人と話しをする。 今年から山に登り始め、毎週奥武蔵の山々を訪ね歩いていると言う。

  食後、神社の向こう側に行って見ると、確かに古い石段がある。 半ば落ち葉に隠れた、急な石段を降りる。 しばらく下ると、登山道が横切っているのにぶつかる。 そこから静かな山道をしばらく降りて行くと、車道に出る。 登山口で何人かのハイカーとすれ違う。 山里はすっかり春の景色になっている。 途中でいくつも見られる梅が見事だった。 中でも、栗山集落から少し下った箇所の谷にある梅林<写真>は実に見事だった。梅の香りが一面に漂っていた。 梅の側には桃の木もあり、すでに咲き始めていた。 また、春の野草も咲き出しており、アカタテハやモンシロチョウも飛び始めていた。 すっかり春らしくなった山里の景色を楽しみながら歩いて行くと、やがて切通しのバス停に着く。 バスの時間まで30分あったので、小川町方面に向けて歩いて見る。 20分ほど歩いたところで、バスに乗った。
  暖かくなってきたので、遠くの山々はあまりくっきりと見えませんでしたが、すっかり春めいてきた山里の景色を楽しむことができました。やはり山里を歩くことで出遭える景色というものがあります。登山口まで車で来てしまっては、この景色を楽しむことができません。このルートを歩くなら、早春のこの時期、電車とバスで訪ねてみることをお勧めします。

 Topページへ   秩父・奥武蔵の山々へ   2003年の山行記録へ