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北岳 3192m
―アルプスで一番高い山へ―
金曜日に休みがとれました。シーズン中の土日は多くの人が訪れる人気の山も、平日は人も少なく、静かに歩くことができそうです。そこで、アルプスの中でも、最も人気のある山のひとつである、北岳に登ることにしました。 1日目 Date:2002/9/20 はれ 大樺沢出合バス停11:00−大樺沢二股12:43/13:00−御池小屋分岐14:41−小太郎尾根稜線14:56−肩の小屋15:30 歩行合計時間:4時間10分 2日目 Date:2002/9/21 はれ 肩の小屋6:26−北岳頂上6:56/7:10−肩の小屋7:30/8:02−御池小屋9:16/9:25−広河原10:20 歩行合計時間:3時間8分 写真上は御池から見上げた北岳 写真下は稜線からの甲斐駒
1日目
甲府を出発したバスには、15人程度の登山者が乗っていた。
夜叉神峠入り口では3〜4人降りる。夜叉神トンネルを通りぬけると、間の岳がくっきりと見える。
補修工事が続く林道を抜けて、大樺沢出合バス停に到着する。
大樺沢出合バス停から、北沢峠への林道を少し歩き、つり橋を渡る。
広河原山荘のわきが登山口になっている。
御池への分岐までは樹林帯がつづく。
分岐をすぎると、沢に沿って大石の間を登って行く。
ずっと左岸を歩くが、途中、崩落地では右岸を通る。
大きな岩が無数に落ち、河原を埋めている。
崩落地を過ぎると、沢は広々としてくる。
高度が上がり、大樺沢二股着に着く。
ここで昼食にする。
近くでエンジン音がするので、何事かと見に行くとバイオトイレというものが建っている。
大樺沢二股からは、右股ルートを登る。 少し上ると、傾斜がゆるい草原に出る。 鳳凰三山がきれいに見えている。 ここからはつづら折れの草原の急坂をひたすら詰めて行く。 かなり苦しい。ずっと大樺沢と沢をはさんだ尾根が見えている。 雪渓や、向かいの尾根の高さと比較すれば、どれだけ登ったのかという目安になる。 御池小屋分岐を過ぎると、向かいの鳳凰三山が同じ高さくらいに見えるようになる。 ピッチを上げすぎたためか、それとも空気が薄いせいか、かなり苦しい。 斜面を登ると、視界が開け、小太郎尾根の稜線に到着する。 まず目に飛び込んできたのは、甲斐駒の白いピークだった。 午後の光を受け、白い山肌がことさら美しい。 その向こうに八ヶ岳が見え、左手には仙丈がある。 岩の稜線を登っていくと、同じバスに乗っていた、白人の初老の男性が休んでいた。 その後、少しで肩の小屋に到着した。 テントを張る。この夜はそれほど寒くもなく、風もなかった。
2日目
翌朝は、晴天で朝焼けが美しかった。北アルプスや中央アルプスがよく見える。
しかし、疲労と睡眠不足のせいか、軽い高度障害を起こしており、頭痛と吐き気がする。
軽い食事をとった後、山頂を目指す。
小屋を発って、登っていくにつれてガスが出てくる。
ピークに到着し、頂上か、と思うが、標識も何もない。
ぼんやりとガスが動き、目の前に、北岳頂上ピークがぼんやりと見える。
ピークを降りて、頂上ピークへ登り返す。
ガスにつつまれた頂上には、人がひとりいただけだった。
ガスが濃く、東面を除いて、ほとんど視界はない。
西側の山の斜面に北岳の影が移っているが、三角形の頂上部に丁度笠雲がかかっているのがわかる。
間の岳方面が見えないか、しばらく待ってみるが、時折北岳山荘が見えるものの、間の岳の頂上部にも厚いガスがかかっている。
北岳頂上を発って、肩の小屋近くまで戻ってくると、ガスの下になるため、また展望がよい。
テント場で撤収作業を行い、肩の小屋を出発する。 しばらくは仙丈・甲斐駒を見ながら歩く。 仙丈は朝日があたって、きれいに見える。 昨日は午後の光の中で逆光だったため、黒々としか見えなかった。 稜線から下り、御池の道に入る。ところどころで北岳の頂上が見える。 さっきまでかかっていた笠雲は晴れているようだ。 ダケカンバの急坂を下ると、やがて御池が見えてくる。 しかし、見えてからがなかなか近くならない。 御池のわきにはテントが何張りもあった。 ここにテントを張って、北岳を往復する人も多いようだ。 学生風のパーティーがいくつかいたため、ここで合宿を行い、バットレスを登るのかもしれない。 御池小屋からしばらくは針葉樹林帯の中を小さなアップダウンを繰り返し、山腹をトラバースする。 やがて急降下が始まる。 深い針葉樹林の中の急坂を下っていく。 途中、たくさんの人が登ってくるのとすれ違う。 連休の初日なので、相当たくさんの人が北岳を目指しているようだ。 いいかげん足がつかれたころ、大樺沢の分岐に着く。 そこからは昨日歩いた道を広河原まで歩く。 広河原山荘でゆっくり昼食をとった後、 つり橋を渡ってバス停にいくと、タクシーの運転手がひとり2000円で甲府まで行くと言う。 12時までにほかに3名の相乗り者を見つけ、広河原を後にした。 天候にめぐまれたため、すばらしい山歩きができました。頂上での展望が得られなかったのは少し残念ですが、それは次回の楽しみにとっておくことにします。このコースは、東京を早朝に出ると、11:00着のバスで入ることになります。そこから肩の小屋まで、私は4時間ちょっとで歩き、15時30分に到着しましたが、大多数の人は16時30分前後に到着しています。これは稜線の小屋に入るにはかなり遅い時間です。落雷があったり、もう少し季節が遅く、日が短い時期にはぎりぎりきびしい時間になります。コース自体は難しいところもなく、一般向けですが、到着時刻には注意が必要で、その場合、御池小屋の利用も考えたほうがよいでしょう。 Topページへ アルプス・八ヶ岳の山々へ 2002年の山行記録へ |