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燕〜常念山脈
―展望の稜線を歩く―
燕岳2763m〜大天井岳2922m〜常念岳2857m〜蝶ヶ岳2664m 夏になりました。北アルプスに行ってみようかと思いましたが、北アルプス、というと真っ先に思い付くのは常念岳です。昔、松本平から眺めた常念岳がとても美しかったのが忘れられません。 1日目 Date:2002/7/31 はれ 中房温泉登山口6:15−合戦小屋8:30/8:45−燕山荘9:35/9:45−燕頂上10:05/10:10−燕山荘 10:30/11:20−大天井荘15:00 歩行合計時間:7時間15分 2日目 Date:2002/8/1 はれ 大天井荘5:30−常念小屋7:30/8:00−常念岳頂上9:05/9:25−蝶槍手前のキレット11:40/12:00−蝶槍12:44−蝶ヶ岳ヒュッテ13:24/14:00−徳沢園17:05−小梨平18:40 歩行合計時間:11時間30分 3日目 Date2002/8/2 はれ 小梨平−上高地バス停 歩行合計時間:― 写真上は燕山 写真中は燕山荘近辺からの槍 写真下は横通岳からの常念岳
1日目 夜行の急行アルプスで5時前に穂高駅に到着する。降りた登山者は10人程度。 夏の表銀座の入り口だからもっと込み合うかと思っていたのでやや驚く。 穂高駅からは乗合バスで中房温泉に向かう。 中房温泉登山口から青い空をバックに稜線がきれいに見えていた。 登山口で朝食を食べた後、出発する。 道は展望のない樹林帯をひたすら登る。 最初は広葉樹の林だが、すぐに針葉樹林になる。 途中、第一ベンチの水場で水を汲む。 北アルプス三大急登と言うが、たいしてきつくはない。 やがて合戦小屋に着く。少し休憩したあと、登り始めると、 少しで合戦尾根の頭に着き、森林限界に達する。 燕山荘が目の前に見える。 ここからが意外ときつい。日差しをさえぎるものがなく、とても暑い。 稜線に上がると反対がわの展望がひらける。裏銀座から槍までが一望できる。 ただ、笠ヶ岳だけがガスに隠れていた。 後立山と立山方面はガスで見えず。 空荷で燕山を往復する。 燕山からは、燕山荘から見えなかった穂高がきれいに見える。 燕山荘にもどって、食事にする。 休んでいると、荷上のヘリコプターがやってきて、すごい風を巻き上げる。 燕山荘を出発してからの稜線は日差しが強く、さえぎるものが何もない。 細かいアップダウンが多く、見た目以上につかれる。 睡眠不足のため、休憩で座ると、眠り込みそうになる。 やがて切通しを過ぎ、最後の大天井の登りにかかる。 やや雲が出てきて寒くなる。登りきった所が大天荘だった。 テント場にはテントが4〜5張りしかなかった。 結局、この日はここでテントを張ったのは7〜8張りだけだった。
2日目 朝起きると頭痛と軽い吐き気がする。 疲労と睡眠不足のせいで、軽い高度障害を起こしているようだ。 軽い食事の後、空荷で大天井の頂上を往復する。片道10分程度。 大天井の頂上はガスの中で何も見えない。 テントを撤収し、出発する。 ゆるやかな道を行く。歩き始めると体調はすっかりよくなる。 東天井あたりできれいに晴れる。 前方に常念が高く大きく見える。 槍穂高は頂上部分がガスの中に隠れている。 這松と花々の気持ちよい道を行く。 横通岳を巻くゆるい登りを登ると常念小屋が見える。 常念小屋に着いて少し休憩する。 見上げると目の前の常念の登りがきつそうだ。 ほとんどの人が空荷で登り降りしている。 登り始めると、8合目までの急坂がきつい。 8合目に達するとあとは少しで頂上に着く。 せまい山頂には、人がひとりしかいなかった。 しばらく、槍穂のガスが晴れるのを待つ。 時折、北穂や前穂が顔を出す。しばらく待ってやっと槍が見える。 常念岳からは急な下りの岩稜帯となる。 岩稜帯を抜け、ちいさなピークを越えると樹林帯の暑い道になる。 登り下りが結構あり、疲労した体には相応にきつい。 一度、潅木帯で道を誤り、少しロスする。 蝶槍手前から見た蝶槍の登りは結構きびしそうに見える。 蝶槍手前にて登りに備えて休憩する。 キレットからは樹林帯を抜けると短い岩稜帯になり、意外にあっけなく蝶槍につく。 そこからは2重山稜を見ながら、ゆるやかなのぼり下りをへて蝶ヶ岳ヒュッテまで歩く。 蝶ヶ岳ヒュッテにて山菜うどんを食べる。
レトルトやインスタント食品ばかり食べていたせいか、とてもうまく感じる。
蝶ヶ岳ヒュッテを出発し、長塀尾根の頭を経てすぐに、ハクサンイチゲの咲く、草原のくぼ地につく。 そこから樹林帯が始まる。 更に少し下ると妖精の池に達する。 最初はゆるい下りで、一度登り返すと長塀山に着く。 更に延々と樹林帯を下っていく。 長塀山を過ぎると人にまったく会わない。 やがて沢音が聞こえてくるが、そこからがまた長かった。 やっと徳沢園に降り立つが、時間が遅いので、ジュースを飲んですぐに歩き出す。 梓川ぞいに上高地を目指す。 暗くなりかけたころ小梨平に着いた。 3日目 テントを撤収し、ぶらぶらバス停まで歩く。時間が少しあったので、 梓川を下流に向かって歩くと、焼岳がとてもきれいだった。 7:55のバスで新島々へ向かった。 まあまあの天気にめぐまれ、いい山旅になりました。表銀座〜常念山脈は人気の山域である、と聞いていましたので、人出を覚悟していましたが、思ったよりはるかに人が少なく、静かな山を楽しむことができました。しかし、通常、稜線で2泊、もしくは3泊で歩かれるこのコースを、実質1泊だけで歩きとおすのは結構ハードでした。今回は日差しが強く、とにかく暑かったため、私は早く水の豊富な上高地に下りて、汗をぬぐいたいと思い、少し無理をして2日目に小梨平まで降りてきてしまいました。やはり、一般的には1日目に大天荘、2日目に蝶ヶ岳ヒュッテに泊るか、1日目に燕山荘、2日目に常念小屋、場合によっては3日目に蝶ヶ岳ヒュッテに泊る日程にて歩くのがよさそうです。 Topページへ アルプス・八ヶ岳の山々へ 2002年の山行記録へ |