1章 笹子峠のぼり
その1 峠までの道のり
1. きっかけ
朝起きてみると、昨日までの雨がすっかり上がっていた。よぉーし、これはサイクリング
日和だ!風も吹いてなさそうだし、最高だ!でも、どこ行こうかな(アイタタ)そんなこんな
考えているうちに思いついたのが笹子峠だった。でも、標高差がかなりありそうで、
ちょっと心配。でも、峠をあがる好奇心のほうが勝った。
よぉーっしゃー!笹子だ!まだ9時前だから、夕方には帰れるぞ!
とりあえず、デジカメだけはちゃ〜んと持って、あと、山は寒いかもしれないから
上着を1着持って・・・こうして8時50分、ようやく家をあとにした。
2. 自宅〜石和(いさわ)町
家を出て、しばらくの間はスピードを抑えていこうと決めていたんだが、これまでに数回やってきた坂路調教のおかげなのか、R52に入るとスピードがぐんぐん上がっていった。やばい!このままだと石和までにバテてまう!と思いながらも押さえが効かず、スピードを出しつづけてしまった。家から4キロ離れたところで、まだ9分台。これじゃあ、いつも石和に行くときと変わらんや。でも、なぜか今日は調子がええ!がんばろう!そして、ペースが落ちることなく甲府の中心部へと突き進んでいった。
そして、R411に入るといつもならそろそろバテてくるのだが、今日はまだまだバテてなく、ここでも快速ぶりを発揮した。酒折駅付近を過ぎるとゆっくりした
上り坂になるんだが、きょうのまさやん、なにかが違う。ぐいぐい伸びるぞ!ゆるい上り坂をいとも簡単に上っていった。絶好調だ!そうこうしてる間に、あっという間に石和に着いた。とりあえず、WINS石和で休憩(爆)だって、ただで水が飲み放題飲めるもん。
ここまで13キロ、29分台での快速ぶりは、今までで類を見ないほどだった。ちなみに、普段は33分以上かかっているのだが・・・このとき、足がぐらつき始めていた。
3. 石和〜大和村
WINS石和の中では、トイレ、水分補給、マッサージをした後、馬券は買わずに
(爆)出発した。普段だったらここでモニターとにらめっこしているのだが、
今日は勘弁してくれ!オレの夢は笹子にあるんだ!なぁんて思いながら・・・そんなこと考えているうちに自転車は笛吹川を渡り、一宮町へ。 ここ、一宮町ではあまりいい思い出がない。ここまでチャリで2回来たことがあるんだが、2回とも向かい風で立ち往生を食らっているのだ。でも今日は無風。運がいい!上り坂もすいすい上れる。こうして山梨市、勝沼町へと進んでいく。勝沼町に入ったところのコンビニでウーロン茶とスポーツドリンクを買ったのだが、これがこのあと重荷に。スピードダウンを余儀なくされ、もう使える脚も無くなっている。でも勝沼は何とか過ぎ、とうとう笹子峠のある大和村へ。坂もだんだんきつくなり、スピードはどんどん落ちる。それでも何とか頑張っていると、目の前に笹子峠の看板が。これから峠道だ!ここで一発、気合を入れたのである。