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iモード着うた作成法
( 20051010 )

Japanese/English

今回は下らなさの極みのようなエッセーである。テーマは、2005/10現在のNTTドコモの最新携帯電話ならだいたい対応していると思われる「着うた」の作成方法を、できる限り完結に説明する、ということだ。「着うた」の作成方法に関するページは複数存在するが、その中からやりやすい方法をつなぎ合わせてみた。

前提条件は、あなたがWindows XPのユーザであること。そして、NTTドコモの2005/10時点で、だいたい最新の携帯電話を持っていることだ。おそらく2005/01以降のFOMAなら問題ないのではないかと思われる(あまり根拠はないけれども)。

まず、着うたにしたい音楽の入ったCDをパソコンのCD-ROMドライブに入れて、Windows Media Playerなどでmp3に変換し、パソコンのハードディスクに保存しよう。Windows XPなら、このあたりはCDを入れるだけで、パソコンが勝手にやってくれるはずだ。

次に、mp3をWAVE形式の音声ファイルに変換するためのツールを手に入れる。これには「Rip!AudiCO」という音声変換ソフトウェアの無償版を使うことにする。無償版はRip!AudiCO 公式サイトの「ダウンロード」コーナーから入手できる。2005/10/10時点での最新版はVer 4.02(2005/07/09リリース)である。ダウンロードしファイルを、エクスプローラなどからダブルクリックして実行すれば、インストール作業はあっという間に終わる。

インストールが終わったら、Rip!AudiCOを起動する。変換したいmp3形式のファイルを「WAV変換」というアイコンの上にマウスでドロップし、「実行」ボタンをクリックすれば変換が始まる。変換が完了すると、変換後のファイルが書き込まれたフォルダが自動的に開くので、そのファイルをデスクトップなど、自分の分かりやすい場所に移動しておく。

何分もある曲のすべてを「着うた」にするのは、携帯電話のデータ容量制限があって無理なので、変換後のWAVE形式の音声ファイルから、着うたにしたい部分だけを切り取る作業が必要になる。これにはSoundEngineというフリーウェアが便利である。SoundEngineの公式サイトの「ダウンロード」コーナーから、最新版のSoundEngine Freeをダウンロードして、インストールする。2005/10/10現在の最新版はバージョン2.945(2003/10/07リリース)だ。

インストールが終わったら、SoundEngineを起動し、先ほどRip!AudiCOでWAVE形式に変換した音声ファイルをドロップする。すると音声ファイルがノコギリ型の波形で表示される。虫眼鏡のボタンを数回クリックして波形表示を拡大すると、切り出し作業がやりやすくなる。そうして、SoundEngine上で音声ファイルを再生して、切り出したい部分の最初と最後を、波形上でマウスを使って範囲指定する。範囲指定した部分は反転表示される。

画面上、上半分にLチャネル、下半分にRチャネルの波形が表示されるが、マウスで範囲指定するときはそのちょうど中間のライン上で、左ボタンを押したままドラッグすると、LチャネルとRチャネルを同時に範囲指定できる。こうしないと、左チャネルだけ、右チャネルだけが切り出されてしまう。

マウスで範囲指定できたら、メニューの「編集(E)」→「切り抜き(I)」をクリックすると、範囲指定した部分だけのWAVE形式ファイルができあがる。このとき、切り抜いた部分の音量が小さい場合(波形が上下の幅いっぱいまで広がっていない場合)は、最大化しておくとよい。着うたにしたとき音が小さすぎてよく聞こえない、ということがなくなる。

メニューの「音量(D)」→「オートマキシマイズ(A)」をクリックすると、「オートマキシマイズ」という画面が開くが、「自動音量調節」というチェックボックスをクリックしてチェックマークを入れてからOKボタンをクリックしよう。そうすると、上下の幅いっぱいまで音量が最大化される。

そして「ファイル(F)」→「名前を付けて保存(A)」で、自分の分かりやすいフォルダに保存する。

次に、こうして切り出したWAVE形式の音声ファイルを、3gp形式の音声ファイルに変換する。3gp形式というのが、NTTドコモの携帯電話で再生可能な音声ファイル形式らしいのだが、詳しいことは専門家の解説にゆずりたい。WAVE形式を3gp形式に変換するには、3GP_Converterというフリーウェアを使う。これはMobile Hackerzというサイトからダウンロードできる。同サイトの「携帯向けに簡単に動画を変換してみよう」というコーナーを開くとよい。

このコーナーを開くと、3GP_Converterを使うには、QuickTime for Windows 6.5.2以上と、QuickTime Authoringが両方ともインストールされている必要があると書いてあります。そういうわけで、まずはアップル社のQuickTimeのページへ寄り道することにします。

2005/10/10時点のQuickTimeの最新版はバージョン7なので、こちらの「無償ダウンロード」からダウンロードしてインストールすれば問題ない。QuickTimeと言いながらダウンロードされるのはiTunesだが、このあたりはiPod人気で気をよくしたアップル社の傲慢さだと納得しよう。また、2005/10/10現在、QuickTime Authoringという製品はすでに存在しないが、iTunesをインストールすれば、同等のモジュールもインストールされるようなので、とりあえずiTunesをインストールしておけばよさそうだ。

iTunesのインストールが終わったら、3GP_Converterをダウンロードしてインストールする。インストールというより、適当なフォルダの中にファイルを解凍するだけである。解凍したファイルのなかに「setup.exe」というファイルがあるので、これを実行する。すると「『変換君』設定ファイルセレクター」という画面が開き、変換先のファイル形式一覧が表示される。この中から「3GPPファイル, 音声AAC形式一般設定」という形式を選択して「設定」ボタンをクリックする。

すると引き続き「携帯動画変換君」という小さな画面が開く。「選択」というボタンをクリックして、変換後のファイルの保存先フォルダを指定してから、この画面に向かって、さきほど切り出したWAVE形式のファイルをドロップする。すると変換後の「〜.3gp」というファイルが、指定したフォルダ内に生成される。このとき、変換元のWAVE形式ファイルによっては、なぜかエラーになって何度やっても変換に失敗することがある。そういう場合は潔くあきらめよう。

変換後の3gpファイルは、携帯電話にダウンロードすることはできるが、着うたとして登録することはできない、という非常に中途半端な状態になっている。これを着うたとして登録できるように変換するツール「Tyakumoto.exe」がある。このツールはどうやら変換後の3gp形式ファイルをバイナリレベルで、ちょこっと変更するツールのようで、出もとが2ちゃんねるということもあり、少々いかがわしい感じがしないでもない。Googleで「Tyakumoto」をキーワードに検索すれば、ダウンロードサイトはかんたんに見つかるので、そちらからダウンロードして頂きたい。

Tyakumoto.exeをダウンロードしたら、このツールを実行し、さきほど変換した3gpファイルをドロップする。そして、ドロップした3gp形式ファイルをマウスでクリックして選択状態にし、女性の顔のアイコンをクリックすると、「着モ」という列に「○」印がつく。これで着うたとして登録可能なファイルになる。

あとはこのファイルをメールに添付して、パソコンから自分の携帯電話あてに送信すればいい。携帯電話側でメールを受信し、添付されているファイルをダウンロード、保存すれば、着うたとして登録できる状態になる。


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