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1856年、イギリスの青年化学者W.H.パーキンは、マラリアの特効薬であるキニーネを合成しようとしていた実験で、偶然に美しい紫色の結晶を得た。この結晶が絹を赤紫色に染めることを見いだし、一年後、ロンドン郊外に工場を建てこの染料を生産し、「モーベイン」と名付けた。こうして生まれた世界最初の染料による紫色はパリの上流階級の女性たちの衣装に大流行し、たちまちヨーロッパ中に広まった。モーベインは収率が低く、日光に弱いので現在は生産されていない。
その後、多くの化学者により天然染料の構造が決定され、合成方法が確立されるようになった。アイの色素であるインジゴ、アカネの色素であるアリザリンは現在でも重要な合成染料である。現在では色あせしない、鮮やかな色調のものや蛍光を発するものなど数多くのものが合成されている。
以来、5000種とも10000種ともいわれる製品が造られ、名称も様々なものがある。染料の分類としては分子構造による分類と染色性などによる分類が並用されている。その主なものは次の通り。
- [アゾ染料]
- 塩基性染料
- 酸性染料
- 含金属酸性染料
- 直接染料
- アゾイック染料
- 反応性染料
- 分散染料
- 油溶性染料
- 食用色素染料
- [アントラキノン染料]
- 酸性染料
- 媒染染料
- 建て染め染料
- 可溶性建て染め染料
- [インジゴ染料]
- 建て染め染料
- 可溶性建て染め染料
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- [硫化染料]
- [その他染料]
- ジフェニル
/トリフェニルメタン染料
- アクリジン染料
- キサンチン染料
- アジン染料
- オキサジン染料
- チアジン染料
- アゾメチン染料
- ニトロ/ニトロソ染料
- チアゾール染料
- メチン、ポリメチン
/シアニン染料
- 建て染め染料
- [フタロシアニン染料]
- 建て染め染料
- 合成硫化染料
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製造メーカーは住友化学、三井化学、日本化薬、三菱化学、保土谷化学 |