アポイントセールス研究所

通行を妨害するもの

 キャッチセールスは多くの場合「アンケートの依頼」から始まります。何故アンケートなのでしょうか?いきなり数十万、数百万の薦められて契約する人なんてほとんどいませんし、それ以前に警戒するでしょう。
 人の警戒心は大きなだましには強固なのですが、小さなだましには脆いものです。
 友達から「昼飯代1000円貸してくれないか?」と言われると断る人はまずいないでしょう。数時間後「持ち合わせが無くって2万円貸してくれないか?すぐ返すから」これは断りにくいですよね。
 ポイントは最初に貸した1000円にあります。わずかな金額は容易に貸してしまう。一度貸してしまうと、次の大きな金額でも断りにくくなるのです。この心理を利用したセールステクニックを「フット・イン・ザ・ドア」といいます。
 最初は最終目的を隠しておいて、断りにくい小さな依頼をする。相手が受け入れたら、更に大きな依頼をする。これを繰り返すことによって、最終目的を達成するのです。

  「ちょっとアンケートをお願いします」「ちょっとお茶でもしませんか?」
  「ちょっと」にどれだけ下心があるのか分かりませんが、「この程度なら」と気楽に構えるのは相手の術中にはまるだけかもしれません。「ちょっと」には危険が潜んでいるのかもしれません。

参考文献:簡単にだまされる人びと

 

英会話教材

 「海外旅行に安く行けるから、一度話を聞いてみませんか?」と近くの喫茶店で話をする。
 海外旅行の話をしているうちに、海外旅行会員になるよう勧誘される。
 会員になるとレンタカー、ホテル、海外旅行が半額で利用でき、英会話カセットテープが月に2.3本送られてくる。
 支払いはクレジットの立替払い契約。
 クレジット会社からの確認電話「旅行会員になられましたか?」「は・はい。」
 英会話教材を買ったつもりではなかった・・・・

契約の錯誤により無効
 安く海外旅行に行けるという表示を動機に錯誤があって、商品を購入してしまったものであり、商品の販売が目的であることを知っていたら契約は締結してなかった。
 クレジット会社に対しても無効で対抗できる。

抗弁権の接続
 錯誤がなかった場合でも、レンタカー、ホテル、海外旅行が安くなかった場合、その役務が提供されなかった事になり、クレジット会社に対抗できる。

クーリングオフの適用
 英会話教材のキャッチセールスは対象商品。

 

[ホームページ] [研究所総合掲示板] [メール]