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NO.34
2001年2月3日  -鳥たちへの招待状の巻-

 昨日は節分、今日は立春、ようやく春が近づいてくるはずなのですが、寒さの方は益々厳しいようです。毎朝霜柱が立っては崩れ、夕方から夜にかけて凍てつき、その上にまた霜柱が重なり、庭の小道は膨れ上がっています。池は何日も融けない氷に閉ざされて、中の小さな生き物たちの安否が心配です。
 今年は鳥の餌場も開店休業に近い有り様で、滅多に姿を見ることが出来ません。飛んでいるのはよく見かけるし、鳴き声も聞こえているので、鳥の数が減ったということは無いと思うのですが、私の餌場には来てくれません。せっかく撒いてやった餌も食べられずに強風に吹き飛ばされて無くなることの方が多いのです。
 何故なのかと考えながら、去年の記録を見ていてはっと気づいたのは、餌場を作ったのが去年の春の終わり頃で、私の餌場は未だ冬を経験していなかったと言うことです。冬は虫も少なく機や草の実も無いから、必ず鳥たちは喜んで餌場に来るものと勝手に思い込んでいたのですが、妻に「去年の冬も庭にはあまり来なかった」と指摘されて、疑問はあっさり解決してしまいました。まだ餌場を作って一年も経っていなかったのでした。春夏秋冬を何度か繰り返さなくては、鳥たちに餌場の存在を習慣づけることは困難なのでしょう。知らずしらずに勝手な思い込みで焦っていた自分に苦笑せざるを得ません。根気よく続けるしかないようですね。
 今年の春には実のなる木を植えてやろうと思っています。タチバナモドキやナンテンなどを考えています。この山の土や気候が合っていると良いのですが。実は庭に植えた苗木にもうまく育ってくれたものと、あまりはかばかしくないものがあります。良く育ったのは無花果と栗です。これは二年生の苗木を植えたのですが、四年目になる去年、数こそ少なかったけれども立派に食べられる実を付けてくれました。育ちにくいのはライラック・白木蓮・ヤマボウシ・蜜柑などです。三種の実梅の木は幹を太くするために剪定をせず、繁るに任せたので、花芽は付かず今年の花は全く期待出来ません。この梅は今年きちんと剪定し来年は花も実もある年にしたいと思っていますが、鳥たちは酸っぱくて食べてはくれないでしょうね。
 さて、この山ではあと二ヶ月もすれば本格的な春です。鶯が賑やかに啼き始めるのを幕開けに、ホトトギスやヒヨドリやホホジロやヒガラやコガラなどの合唱が聞けることでしょう。待ち遠しいことです。
 鳥たちへの招待状はどんな文面で、何時何処へ出せば届くのでしょうか。  では、また。 

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