Midiについて考える(コラム風) (11.29更新)
ここの内容は日記に載せる予定だったのですが長くなってしまったのでコラムにします。
今回はネット上ではもうおなじみのMidiについて考えたいと思います。
<MIDIにおける規制>
7月1日から音楽著作権協会JASRACによるネットでの音楽著作権使用への課金が始まり
ました。これにはMP3、midiが含まれる。簡単に説明すると個人のホームページで音楽を利
用する場合著作権の使用料が必要となった。JASRAC管理曲を使用する場合、ダウンロード
できるNETの場合は、10曲あたり年間1万円、ダウンロードできない(流すだけなのでス
トリーム形式と呼ぶ)場合では年間曲数に関係なく1万円払わなければならない。そして
JASRAC管理曲を流すにはJASRACに申請する手続きをとる。
その結果どうなったかというと、JPOPをダウンロードできるサイトはほとんどなくなっ
た。また、MIDIを扱っていたサイトで閉鎖したところもある。それはあたりまえの結果だろ
う。なんせ10曲について1万円となると何曲もダウンロードさせるためにはいったいいく
らまで払わなければならないのだろうか。一般の個人がこの不況下HPのために年間何万円
も払うのは過酷すぎる。JASRACがやっていることはHP管理者を苦しめている。
このJASRACの決定は公にはあまり明らかになっていない。アメリカでのナップスターの
MP3問題は話題になったのに。また、MIDIというものはMP3とはかなり異なる。MP3はCD
そのままだから著作権は侵しているだろう。でも最近の調査だとナップスターを禁止しても
CDの売り上げは低迷したままだという。著作権問題は年がたつにつれてそれを守るのが難
しくなってきた、今はCD-R、DVD-Rが出てコンピュータソフトのコピーはどんどん行われ
ている。ソフトの権利を守るのは不可能に近い。
MIDIとは電子音だ。つまり本物の歌そのものを作るのは不可能だ。だから作詞家の著作権は
まったく関係ない。そして楽譜または耳コピをもとにしてMIDIは作るが、割り当てる楽器な
どオリジナルの部分が多く、またどうがんばっても、本物の演奏に近づくことは無理であり
、MIDIにはオリジナル要素がかなり含めれるためこれで料金をとることには疑問を感じる。
<JASRACの管理状態>
MIDIについてアメリカでは使用料についてDLでもストリームでも区別なく支払うよう規
定されているが現実には支払われていなく、被害を与えていることが立証できなければ請求
されないとなっているようだ。
JASRACの規定にはいくつか疑問があり、JASRACは違反しているHPをどうみつけるの
だろうかというのがひとつある。まさかJASRACが数多くあるPAGEをすべて探し出してい
るとは思えない。もしそうしていても違反しているHPの情報でわかるのはmailアドレスだ
けだ。まあ、プロバイダに確認すればすべてわかるが、現在無料プロバイダ、無料HPサー
ビスもありそのようなものを利用すると個人情報はまず得られない。
JASRACはいったい違反しているHP管理者をどうするのだろうか。違反ページは数は
少ないが存在する。施行から2ヶ月近くたったがJASRACの違反で摘発されたとは聞か
ない。このように多くの点をJASRACは明らかにしていない。
<MIDIに著作権は絡むのか>
次に問題なのはどのような曲にHP上で流す音楽の場合の著作権があると認められるのか
ということだ。JASRACによるとJASRACの管理下にないものはHPでDLさせて
も、流してもOKだとされている。現在多くのレコード会社などが著作権を管理をJASR
ACに委託している。これだとHPで流す音楽の著作権と一般に言われる音楽の著作権(著
作者が死後50年を経過している等)とは一致していない。いろんなMIDIのHPを見て
みるとHP管理者がこれにそっており音楽自体の著作権は無視されている。今のHPで無料
で流しているのは、クラシック、洋楽、ゲーム音楽だ。もちろんこれすべてには著作権が存
在する。特に洋楽はJASRACでは管理されてないだろうが、JPOPと同じに作者がお
り、同じ規定にするべきだ。ゲーム音楽だって立派な作者がいる。[(注JASRACのHP
でどんな音楽にどんな権利があるのかわかるらしいが何日もまっても更新中で利用できなか
ったので少し著作権管理下が違うかもしれない。ゲーム音楽にはあるはずだ。] JASRA
Cはこれらを差別しているともいえる。本当に著作権協会なのだろうか。
JASRACはどんどん法をこれから作っていく。10月からは新たな音楽著作権団体の設
立、来年からはJASRACへの音楽委託方法が支分式になり音楽配信者は複数の所に料金
を支払わなければならなくなる。
まとめると私は音楽が好きなものとして著作権なんてなくなればいいとなんて決して思って
いない。ミュージシャンにとってはこれによる収入はとても重要だ。疑問なのはJASRA
Cの音楽著作権の管理のあり方そして7月に規定したネット音楽配信の規定のあいまいさだ
。もし、楽譜やメデイアと同じようにHP管理者に著作権料を支払ってほしいのだったらす
べて平等に規定すべきでJASRAC管理下にないものについては他の管理者に許可をとら
せる、また洋楽は外国の会社に許可をとらせる。(シェアウエアのように)
おそらくこれから日本のHPの多くは音楽が鳴らないつまらないものになるだろう。IT
化が遅れている日本でIT上の規制だけが他国に比べて進んでいるのは皮肉なことだとも思
ってしまう。
果たしてJASRACはどこまで規制してくるだろうか、ただはっきりしていることは規制
しても絶対にCDの売り上げは変わらない。電子音と本物の音楽は絶対的に違うのだ。
<JASRACと@nifty>
その後のこととして書きますが。
まずJASRACのHPの検索してみたところ確かに権利が明記されてあったがとってもわ
かりづらい!
HPは一般で利用できるようにしているのだからもっとわかりやすくすべきです。これでは
どの曲をHP配信していいのかわかりません。
そして日記にも書きましたが、niftyのmidiフォーラムでのj-popアップロード&ダウンロー
ドサービス。これは@NIftyのmidiフォーラムがリニューアルしたものだが、JASRAC
と何か契約を結んだらしく伝統があるからということで会員は自由にアップ&ダウンできる
ようになったというもの。まあこのフォーラムではあまりいい曲はアップされないが、でも
最近のヒット曲なども乗せられていて自分のHPでも公開したかったと思っている人がいそ
うなものもある。また実際にこの同じ曲を配信するのに実際に料金を支払っている人もいる
かもしれない。こうなると理不尽以外何もない。でもこれはNIftyが悪いというよりJ
ASRACが悪いのではないか。
<海外ではどうなのか>
外国でのmidiの配布状況を調べてみた。これはyahooなどの有名検索エンジンでかんたん
にヒットするので、ぜひ調べたらいいと思う。英語で書かれているHPはメニューなどもわ
かりやすく書かれているので(日本のページもこれを目指せ!)すぐmidiのページにたどり
つくことができるだろう。そしてその内容だが行ったところは無料で普通にダウンロードで
き、midiも良いものだったので洋楽を求めるときは海外サイトを利用するといいだろう。ま
たj-popを作っている作者の方もいるかもしれない。でも使用時は個人で楽しむ範囲に。HP
での使用などの規定は書いてあるが英語をある程度よみこなせなければならない。個人で作
っているものなので作者の著作権はとうぜんある。その辺のあたりまえなルールはまもろう
。
ただこうしてみるとあらためて日本の著作権による規定の不可解さを感じた。
