blogとは
03.12.14更新 一部変更&加筆
blogは本来はweblogと言われるもので、「ある話題について自分の考えなどのコメントをつけてウェブを使って発信するもの」とだいたい定義できる。blogに必要なものとして時系列で述べられること、頻繁に投稿があること、記事中にリンクがついていること、執筆者の言葉で書いてあることなどが挙げられる。形態としては、テキストじゃなくても、フォトでも動画でも絵画でもいい。個人あるいは団体ベースで何か発信している。それがblogだ。そしてそれが今米国を中心に流行っており、「個人発信のマスメディア」とも言われている。
blogの特徴は、自由な投稿が可能であり、自分が見つけた記事を人に知らせることである。その記事紹介の中に自分の感想、意見なども取り入れるのだ。そして1つのblogはだいたい1テーマ、決まったテーマであることが多い。大体の場合執筆者の趣味に合ったものが多いといえるだろう。紹介する記事はなんでもいい。そしてリンクを貼り、多くの人のアクセスの手助けをする。リンク先を参照しながらのほうがそのトピックについて理解しやすいし、新たなページの発見(これがけっこう重要)にもなるし、執筆者もその参照先の全てを引用しなくてもよい。記事が長くならず、トピックについて2,3行で述べれるのでこのリンク参照はとても便利だ。
また即時性という面ではblogで扱われているテーマはほとんどがリアルタイムで起こっている、また話題になっていることだ。blogは時系列で表される為必ず、投稿日時が最後に記されることになる。また、アーカイブス(格納庫)を自動的に作ってくれるので管理がとてもしやすく自動的に過去のものを収納してくれるので読者は1ページに何日分ものblogを見なくても済む。何か調べたいことがあれば検索エンジンが取り付けられているものであれば容易に検索も可能だ。時系列というのは執筆者にとっても1つのテーマを追いかけるのにとても便利であり、1テーマに絞りやすくしてくれる。blogは主にウェブブラウザ上に原稿を投稿し転送するのでどこでも出張先でも更新できるという便利さがある。家にいるときだけ情報が入りこむとは限らない。無線LANが普及してきている日本ではホットスポットからblogを更新している。そんな方もいるのではないだろうか。そして最近では下で述べる携帯からの投稿,moblogが流行ってきている。
blogがこれほどまでに流行った背景として、誰でも知識がなくても簡単に参加できるという点が大きい。ツールは大きく分けて、Web上のサービスを利用するタイプと、自分でサーバーにツールをDLするタイプ2つが用意されているが、最初の設定(レイアウト、FTPサイトなどのアドレスなど)をすませてしまえば、記事の投稿、記事の管理は実に簡単だ。
どちらのタイプにしても、実際に記事を書くときは、サイトの記事執筆用のページに行き、記事を書きpost(送信)ボタンを押すだけ。記事中では、太字、リンク挿入用のボタンを押すと、htmlの知識を知らなくても記事が書ける。このボタンはhtmlタグを挿入するものなのでもちろんこの中にhtmlタグで書くこともできる。大して凝りたくない人はこれだけでも充分なblog環境が整えられるが、このレイアウト用のソースが公開されているものもあり、それを直せばオリジナルなレイアウトにもできる為、凝り性な人も満足ができるものとなっている。凝り性の人におすすめできるのは、次で触れるカスタマイズ自由自在なMovable Typeだ。
[サーバーDLタイプ]
これはCGIを使ったWEBアプリで、ホストなどにそれを入れることによってblog環境が構築できる。これは実際にCGI、htmlなどのソースをいじるので多少の知識がなくては使用することができないが、blogに興味を持ち発信している人はこういった知識がある人が多いのでこのツールも登場以来自分独自の環境が作れるので大きく広まっている。このツールの特徴は様々なオプションである。コミュニケーションを重視して、通常のコメント機能に追加して、「トラックバック」といった機能がこのツールから生まれた。(後で解説)後から出てきたblogのサービスはどれもこのMovable Typeを意識したものとなっており、コメント、トラックバック機能はもはや当たり前となった。
[Web上サービスタイプ]
このサービスが、一般の人が誰でも使える初めてのBlogツールだ。上のMovable Type(以降MT)やその他のサービスに比べると機能はシンプルだ。無料版と有料版に分かれているが、無料版はコメント、トラックバック機能もない。ただ操作はすごく簡単だ。この辺が今でも人気の理由だろう。
そして、Googleによる買収が決定して良い方向へ動いている。まずはGoogleツールバーへのBloggerへの記事投稿機能、載せたい記事が見つかりツールバー上の「Blog this」をクリックすると記事執筆画面でそのページへのリンクができる仕組みだ。その他にもBlogの検索サービスなど、Googleはいろいろ計画しているそうだ。
無料版は自分の契約しているサーバー上へFTPによってアップする形に、有料版はbloggerのサーバー内に記事を送る形となっている。
今私が利用しているサービス。サーバー上に記事を送るタイプだ。コメント、トラックバンク機能はもちろん装備、レイアウトソースもいじれる。オプションでカレンダー、リンクをつけられたり、独自タグを使っていろんなカスタマイズができる。どんどん独自タグも増えていてこれからに期待だ。そして、このサービスでは記事執筆時に、下に実際のアップ後の表示レイアウトが出るのでとても便利だ。また、アクセス数やアクセス元、使用ブラウザなども管理画面で確認できる。強いて欠点をあげると、つながりにくさだろう。表示に時間がかかることがよくあるが、来年サーバーを新たに導入するということなのでそれも改善されていくだろう。個人で運営しているとは思えない充実したサービスだ。
これは、一番新しいサービス。そしてプロバイダ、ニフティが運営したもので、会員は無料で、会員以外でもお手軽1コース「250円/月」で利用できる。ココログは上で紹介したMTをサーバーにインストールしなくてもよく、機能を削ったTypepadというものを利用している。TypepadはMTを引き継いでいるのでレイアウトの美しさはMTのように美しい。トラックバック、コメント、カレンダなども装備。ただし、ソースは見れないのでタグを使ってレイアウトをいじくることはできない。12.12現在で4300名が登録したというのだから、今後MTやBloggerに迫るユーザ数になるかもしれない。
もともとはウェブ日記として始まったサービス。とにかく「つながり」を重視していて、記事中の語句をキーワード化することによって、同じことを書いている他のblogを簡単にさがせたり、キーワードでblogを見つけたりできる。コメントはあるが、トラックバックは自動。ただしレイアウトはあまり自由に選べない。
profile,diary,blog,Biographyが一度に作れるもの。blogはコメント、トラックバック可。レイアウトは選ぶ形式でカスタマイズ不可。レイアウトが美しいものが作れる。これを提供している会社がblogポータル、検索サイトMyblog japanを立ち上げた。
以上では、ほんの少ししか紹介できなかったが、他にもツールがまだまだある。次のサイトや、下のblog本を見て、使いやすいものを選んでください。
ARTIFACT −人工事実− | Weblog/blog/ブログ ツールリスト
上に書いた時、携帯から投稿できる物を探せなかったのだが、序々に出てきている。それは、mobile blogを略して、[moblog] と呼ばれている。このmoblog、携帯が当たり前となっている日本で一番よく使われているのではないだろうか。
moblogは、出かけ先で簡単に投稿できる点が魅力だ。そして、moblogが盛んな背景には、やはりカメラ付携帯の存在がある。今ではカメラがついていない携帯はないくらいだ。文章より、写真を見せて説明したほうがわかりやすいことはよくあるし、各社の写メール機能により、画像をメールで送ることはとても簡単となった。
moblogの仕組みは、写メールと一緒である。予め指定されたmoblog専用のメールアドレスに送るだけ。それに、件名をつけるとblogの記事のタイトル、メール文章がblogの文章となるが、携帯mailでは、長いエントリは書けないため、多くが画像の説明となる。
moblogは頻繁に更新するのにも、大いに役立ち、どんどん携帯の画素数が上がっていき鮮明な画像を送ることが可能になるので、これからmoblogが増えるのではないだろうか。
moblog専用サイト moblog.jp
Track backは、Movable Typeによって作られた新しいものだ。だから定義についてよく議論にあがる。仕組みは自分の記事で参照したblogページのトラックバック用のアドレス(参照記事で確認可能)を、blog記事の送信時に入れることで、参照元blogへ参照したことが伝わる(参照blogのトラックバック確認欄に表示される)ものである。簡単にいえば「リンクを張ると、張った先にリンクが張られたことが自動で伝わる」ということだ。これによって、blog間のつながりが深まり、自分の興味あるテーマのblogが増え、blog探しの手伝いにもなるとても便利なものだ。
track backについて、最近話題になっていることがある。それは取り扱いだ。track backはどういう時に送ればいいのか、track backされたときはお返しが必要なのか、コメントに書いたり、mailでお礼を送る必要があるのか などといったもの。こういう問題があがるのは日本独特で、無理に取り扱いを決めるものではないような気がするが、これからblog人口が増えると深刻な問題となるかもしれない。たぶん、今までの「自分のHPにリンクを張るときは、相手に張ってよいかmailを送らなければならない」といった古くなりつつある考え方が影響してるのかもしれない。
これについては、以下のサイトがわかりやすく解説していて、だいたい私の考えと似ているので紹介します。
トラックバックの有効な使い方を考える
NEWSWEEK誌などでは、blogが現在の商用マスメディアの代わりになるとまで言われている。blogの利点として即時性がある。ただ今の所は大手通信社(ロイター、APなど)より早い情報を伝えることは不可能だ。情報漏洩の疑いも出てしまう。一般の政治的話題でマスメディアの代わりになることは不可能だろう。ただ専門的な点で、あるソフトにバグが発見された、あるソフトがセキュリティに弱い、ある会社役員がワイロを受け取っていた(これはリークに近い)などの情報ではマスメディアより早い情報を届けることが可能かもしれない。NEWSWEEK誌などが指摘しているようなCNNなどのマスコミの代わりにblogはならないと思う。blogが扱っている情報は大方専門的な内容が多い、有名なコラムニスト、ジャーナリストが発信していることもあるので、週刊誌、紙媒体としての新聞の代わりにはなり得るかもしれない。
blogが盛んになったのは、9.11のテロ以降だが、イラク戦争によってさらにblogが進化していく。それは誰も介入すること無しに現地で起きていることの真実を伝えられること。今回の戦争で、バグダットに住んでいる住民、バグダット入りしている記者、北上中の米軍までもが戦争中の状況をblogで伝えているとされた。(一部これが真実かわからない部分もあるが)現在、多くのマスメディアが制限、検閲などを受けて報道しているの自由な報道がblogによって可能となる。一番blogが危機的な状況に陥るのは商用目的団体に買収されること、自由さが規制されたらおそらくblogのマスメディア的役割は終わる。
日本にblogの話題が持ち込まれると、よく日記ページとの違いが話題となる。日本ではかなり前から日記ページが存在した。初心者用のHP作成解説本に「まず日記を書いてみよう」と書かれるほどだ。日本では文化的にも日記を書くという習慣が植え付けられている。小さい頃の絵日記など。
上にも書いたが、blogは「発信型」のものだ。日記では自己記録の役割が強いが、blogは発信、何か意見を公に発表する、それによって構築環境によっては読者の意見を求めるというのが主だ。だから物事に関して自分の意見を述べる(賛同、批判等)ことが必要になってくる。文才があったり、おもしろいようなひきつけるような文章が書ける人の日記ならいいが、ただ、1日の出来事を述べただけの日記ならあまり興味を示してもらえないかもしれない。「自分の意見を積極的に配信する」というのは、日本人にとってあまり得意なことではないと言われている。昔から言われている一般論なので今現在がどうなのかはわからないが、少なくとも欧米人に比べると苦手な人が多いのではないだろうか。だから日記で済ませられる場合が多い。
日本と欧米のblogを比べると、日本のは日記との境目がよくわからないものがある。またblogに興味を向けたのがかなり専門色が強い方々なので、かなり濃い内容のblogがわりと多いのも事実だ。こういったことも一般の人がblog世界に入ることを躊躇してしまうのもあると思う。
ただ、blogとは何かとはっきりと定義できるものはない。日記とどういう点が違うのかはっきり説明せよと言われたら説明はできない。日記がもう浸透してしまったから流行らない。それが大きな原因だろう。
なんかよくわからない形でこの章が終わったので、いくつのリンクを紹介しておく。これを見ると日記とウェブログの区別が依然と難しいのがわかるだろう。ただ、無理に区別しなきゃいけないということはないのだが。
しかし、@niftyの参加、ポータルサイトの登場によってblogがだんだん増え、頻繁に見かけるようになった。しかし、アメリカのような形で流行ることはないようだ。アメリカでは戦争など時事的に重要な話題のときに大きく盛り上がる。しかし、日本ではMyblog japanを見てる限りでは大きなニュースが入っても(総選挙、日本人のイラクでの殺害、自衛隊派遣決定など)あまり盛り上がらない。各自個人個人が好きな話題を見つけて書いてるか、個人的な日常を書いてるかどちらかが多い。これは、2chの影響が大きいだろう。大きな話題は2chの掲示板で盛り上がることのほうが多いようだ。
blogが2ch化しないかと一部で危惧されているようだが、匿名OKの2chと執筆者が明らかなblogは違う。blogは今のところ、責任をもって書いているものが多いようで、実名を出している人も多い。コメントによる荒らしもそれほど問題にはなっていない。
blog説明サイト紹介(以前のものと変更、03.12.14リンク確認済み)
だんだんblogについての解説本も出始めている。今の様子を見ているとまだまだ欧米では拡大し、blogが増え流行りつづけていくだろう。しかし、ある時を過ぎると(blogが飽和状態になりすぎると)読者によって選ばれなくなったblogは衰退し、人気のあるもののみが読み物として残るようになるのではないだろうか。
日本においても同様で、ブームにのってblogを作ったが、飽きてしまって止める人が出てくるだろう。そして、blogの中からちゃんとした情報を発信しているものを選ぶ目も必要になってくる。
blogの本について紹介します。参考にどうぞ(すべてAmazonへつながります)
私のblogは[maoneko blog]です。ここの「おすすめblog」に、お勧めするblogを載せてあります。
