2005年9月11日  今日はFさんの知り合いの知り合いからの紹介で、北京の街歩きに 参加させてもらうことになった。毎月第2日曜日に、北京のいろんな場所を 歩いているらしい。  地安門からバスに乗り、前門の少し先で降り、「金魚池小区」という 場所へ。ここは以前、ものすごい身分の低い人たちが住んでいた場所で あったらしいが、何年か前に地区を一斉に開発しなおして、今ではきれいな 団地が建っている。しかし以前に住んでいた人たちは、住むためのお金もない 貧乏人ばかりであったため、元の場所へは戻ってこられず、結局はさらに 郊外へ住まざるをえなかった、という、いわくつきの場所らしい。 それでも一角に以前の金魚池小区の様子を説明した看板などがある。 地域としてはあまり残したくないくらい歴史の一面ではないのかな、と 思われるのだが、それをあえて残しているところがすごいと思ったり。  すぐ近くのお店でみんなで食事。ここではじめて自己紹介をしたり。 北京には日本人向けのフリーペーパーが何種類かあるらしく(しかも、どれも ものすごいちゃんとした作り。なのに無料ときている!!)、そのフリー ペーパーで今回の街歩きの募集がされていたらしい。 中国で学んでいるひと、駐在で来ている人、ライターさん、フリーペーパーの 編集をしている人、などなど、多種多様なメンバーが集まっていた。  中国で働くとはすごい。みなさんとてもパワフルだし、どの人も とてもしっかりしている。  食事をしてからふたたび歩きだす。途中、前門の開発完成予定図の看板が あったのだが、なんだか安っぽいテーマパークみたいな感じに見えて、 みんなで「どうなのかねえ、これは」と言いながら歩いていた。  途中、場所の確認のために地図を開く。知らないうちにそこいらへんの おっちゃん兄ちゃんまで登場して一緒に地図を見ている。Fさんに昔、 中国人は人だかりに参加するのが好き、という話を聞いたことがあったが、 うーん確かに。  その後も崇文門外大街を横切って、法華寺街、小学校から天主堂(キリスト教の 教会)を通り抜けて幸福大街出る。ちょうどこの通りをはさんで東側はきれいな マンションが立ち並び、西側は古い町並みが残る、という、まさに今の北京を 象徴している場所であった。きっともう何年かしたら、ここの街の雰囲気も かなり変わっているんだろう。  近くのマックで休憩。フリーペーパーの編集をしているという人から、 日本と中国のデザインの好みについて話を聞く。ずいぶんと違うものだ。  そこからバスに乗り、それぞれ帰っていく。海外で、これだけいろいろな 日本人に会うことになるとは。とても興味深かったし、普通の観光ではなかなか 行けない場所に行くことができたのは貴重な経験ではあったけど、なにより 海外で頑張っている人のパワーをひしひしと感じた一日でありました。 (つづく)