最終回。
どこにでもいる一人の若者が主人公になりました。
彼もまた、ゆーじに触れ、幸せに向かって一歩踏み出した人の一人である。
私は、「彼」を『自分』に例えて読みました。
すると、いろんなことが見えてきませんか?
あの「書類」が『いいひと。コミックス』であり、
「ゆーじ」が、作者の『高橋しん先生』です。
「ゆーじが書類を一生懸命追っている場面」は『しん先生が一生懸命執筆しているところ』。
‥‥などなど。
こう考えてみると、
ゆーじがサラリーマンに書類を渡しているところが、
高橋しん先生が私たちにいいひと。コミックスを与えてくれるような
そんな場面を想像できませんか?
いいひと。もはたから見ればただのマンガかもしれないけれど
私にとってはいろんな感動を与えてくれたし、
ちょっと自分の考え方に影響してきました。
おかげで、私にとってただの「本」ではないのかな、って思います。
彼にとっての書類がそうなったかのように‥‥。
そう考えるとこう思えてきませんか?
物語はこれから始まるのだ、と。