| ペットスクール体験入学記 | Maccha Factory |
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東京都多摩市に2001年4月開校の「IPC国際ペットカルチャー総合学院」に体験入学してきました。この学校は2001年の元旦に開園した「わんにゃんワールド」と併設されていて、職業としてペットビジネスにつく人材を育成する専門学校です。ですから、いわゆる「しつけ教室」とかワンポイントレッスンをしてくれるものとは違って、本格的にペットに関する正しい知識とか技術を学ぼうという人のための施設で、それぞれの専門課程のライセンス取得を目的にしています。
パンフレットに載っていたコースには以下のものがあります。
本科(2年間)
ペット美容科、しつけ訓練科、動物看護科、飼育・繁殖科、ペット介在福祉科、アニマルイベント科、ペットビジネス科
2年間じっくり学ぶコースで、おそらく高校卒業後に通う人が多いと思われます。1年目は上記のどの科を選んでも共通のカリキュラムで学ぶそうです。つまり「しつけ訓練科」の人も「美容」の事も学ぶし「福祉」の事も学んでいきます。1年間学んで、やっぱり自分は別の学科に進みたい、といった場合は転入が出来るそうです。このようなカリキュラムになっている背景には、まだペットビジネスというものが専門的統一的に行われていないような事があるみたいです。まぁ理由はともかく、これだけ専門科目がある中で自分の適性がまだ見えない時からコースを選ぶ訳ですから、この制度は大変便利なものでしょう。2年目からは自分が選択した科の専門課程を学んでいくという事です。
また、1年次には学科に関係なく一人に一頭の担当犬制度があるそうです。担当犬とのふれあいを通して感覚を磨いていくということでしょうか。130犬種を保有する「わんにゃんワールド」と併設なので、実習の犬はたくさんいて環境としては最高でしょう。
この本科の到達目標は、専修科や速成科で取得可能なライセンス(GRADE2 LEVEL1
& GRADE2 LEVEL2)が必須となり、さらにその上のレベルのライセンスも狙う事ができます。但し、必須ライセンス以上のレベルに合格した人は「去年は1人だけでした」という説明もしていましたから、かなり難関のようです。
この科にはインターンシップなどで接客の実習なども含まれています。いくら犬に好かれても対価を支払ってくれる人間に対してのマナーがなってない人は仕事にならないので、そんな講義も含まれているという事です。専修科や速成科は社会を経験した人を対象にしているのでインターンシップはありません。
専修科(1年間)
ペット美容科、しつけ訓練科
1年間でペットの基本知識や実技を全て学べるコースです。取得可能なライセンスは速成科の1つ上(GRADE2 LEVEL1)のものになります。必須のカリキュラムの他、実習系は任意に選べるようです。実習には飼育管理、ハンドリング、グルーミングなどがあるようです。
速成科(3ヶ月)
ペット美容科、しつけ訓練科、飼育・繁殖科(愛知県岡崎本部校のみ)
わずか3ヶ月でライセンス取得を目標とした短期集中コースです。その分、取得可能なライセンスはもっとも下のレベル(GRADE2 LEVEL2)になります。短期集中コースの他にフリータイムコースというものがあり(ペット美容科のみ)スケジュールに合わせて受講可能ですが、その場合でも月曜日〜木曜日までの連続2日間を取らなければならないので、いわゆる普通の会社員には仕事しながらの受講は無理かな、、、。週2日が連続しなければいけない理由は美容科の場合ハサミを動かす手が命ですから、1日あいだを置いてしまうと指が動かなくなってしまうという理由らしいです。もちろん授業の無い日も常にハサミをチョキチョキと動かしていないと、やっぱり動かなくなるでしょう。
この速成科にはインターン制度といって、卒業後1ヶ月間の無料実地研修があるようです。授業は短期集中コースの場合も月曜日〜木曜日までの週4日しかないようですが、質問タイムに講師の方に聞いた話では、その他の曜日に関しても何かしらの実習ができるようにも考えてはいる、という話も聞きました(実際にどうなるかは分かりませんが)。
どの科にしろビジネスとしてペットを扱うプロを養成するための講座なのですが、専修科や特に速成科などは、一度社会を経験した仕事意識の高い人が、今後はこれで食べていこうという意気込みで受講するため、より高い学習意欲をもっている人が多いらしいです。
2001年2月18日(日)、立川南駅からモノレールに乗って多摩センター駅に向かいました。体験入学は13:00(13:00〜16:00)からでしたが30分ぐらい早めに着いてしまったので、目の前に併設されている「わんにゃんワールド」内のペットショップで時間をつぶす事にしました。ケースの中では多くの種類の子犬が販売されていて退屈しませんでした。特徴とか性格の解説文を読んで、今度はこんな犬飼いたいなぁ、、、とか考えてると時間の経つのも早いですね。実は以前にもここ「わんにゃんワールド」には来た事があったのですが、その時に園内にずーっと流れていたテーマ曲がまた流れてきました。もう1ヶ月ぐらい前に聞いただけでしたが、その覚えやすいメロディーと繰り返し聞かされた脳が思わず反応してしまい、なぜだか顔がゆるんでしまうのを止められませんでした。体験入学には1人で行ったので、こんなとこで1人でニヤニヤしてるのも変かなぁ、なんて気になりましたが、しばらく笑顔は元に戻りませんでした(笑)
タイミング良く(?)ミニチュアダックスのシャンプー講習会なるものが始まったので、しばらく見学してました。シャンプーに限らず基本的な犬の飼育に関する事を説明してたみたいです。たとえば、犬にはネギ(最悪の場合死に至るという話も聞きますけど)や牛乳(下痢を起こしやすく皮膚病や栄養失調を引き起こすと聞いた事があります)を与えてはいけないとか、ごはんは栄養面でのバランスが最適に考えられているドッグフードだけで良いとか、夜泣きする犬に近くまで行って叱っても犬のほうは怒られた事よりも人がそばに来てくれた事で喜んでしまうので良くない(成犬でも同じだそうな)とか、トイレのしつけはトイレと犬ごとダンボールに入れてしつけてやるとか、、、、おっと、今日は体験入学の話をするんでしたね(笑)
さて、体験入学ではまず東京校の概略や上記のカリキュラムの概要の説明がありました。かなり大きな部屋で机がいくつも並んでいました。そこに体験入学の人たちが50人ぐらいでしょうか?来ていました。
だいたいの概要の説明を受けてからは、各参加者が希望した学科ごとに別れて実習のデモンストレーションがあります。私は「しつけ訓練科」を希望していたんですが、一番人気があったのか、ほとんどの人がこの科の体験入学者でした。受け持ちの講師の方に最初に連れていかれた場所は意外にも「わんにゃんワールド」で行われていたイベント会場でした。そこではフリスビー犬や、クイズ、ドッグレースなど、お姉さんの元気の良さと相まって楽しいショーが行われていました。日曜日という事もあって、人出は多かったですね。それにしてもフリスビー犬がお姉さんの振り上げた足やマンボダンス(?)の姿勢から頭上をジャンプしてフリスビーをキャッチしたりとか本当に凄かった。
しばらくショーを観覧(?)した後、実習のデモがありました。室内での実際のわんちゃんを使っての実習です。といっても綱を引いて歩き、座らせ、ほめる、という簡単な1連の動作だけなのですが、やっぱり犬とのコミュニケーションが取れなくてうまくいかない人が多かったようです。
最初の順番の人は、まだ犬の方も心の準備が出来ていなかったせいか、講師の人の顔をチラチラ見ながら「この人についていっていいの?」と迷っているような感じでした。2人目以降の人にはそんな事はなかったみたいですけど「指示が聞き取れなかったり」とか、どうして良いか判らないというのがあったみたいで、人間のほうが綱を引っ張っても犬の方は足を踏ん張ってしまって進んでくれない!なんていう場面がありました(笑)。でもそういう失敗も動物が相手のせいか体験実習の現場は明るかったですね。でも、とっかえひっかえ色んな人に引っ張りまわされた、わんちゃん達の方がどう思っていたのかは定かではありませんが(笑)。
この日の講師の一人のお姉さんの「ホメ方」はとってもハッキリ元気一杯という感じで、犬は声の抑揚をしっかりつけて話し掛けてやらないと、褒められたのか、なにされたのか判らないという事でした。ふむふむ。
この日の実習犬は2匹で片方はスタンダード・シュナウザー(だったと思う)ともう一方は、、、ごめんなさい、忘れてしまいました。黒い犬です(^^; どちらも大型犬で立派な体格をしていたのを覚えてます。
ちなみに家の愛犬だったのは小型犬で、しかもパピヨンの平均体重の半分ぐらいしかなかったです。「パピヨンってこんなに小っちゃかったっけ?」ってよく言われました。
実習デモの後は質疑応答(手を上げて行うものではなく、何人かいる講師の人との雑談みたいな感じ)や、速成科希望の人のためだけに別途、説明や質疑応答がありました。速成科の場合は本科と違って一度社会に出ている人が中心となるため、卒業後の就職関係の質問が多かったようです。就職先としては動物病院やペットショップ、美容室などいろいろあるようですが、それぞれの業種に特有の事情や特徴があるようでした。私は訓練の方でしたからその関連で質問してみましたが、ペットを訓練してくれる場所というのは少ないので、独立開業でやっていく人も多いとか(ネットサーフィンしていても、そういう方をたまに見かけます)いう事でした。
そういえば警察犬訓練学校に通っている人も卒業後は独立したりする人多いですよね。なんでも警察犬の訓練で貰えるお金はエサ代にも満たないほどなので一般家庭の犬のしつけ訓練でお金を稼いでいくというような話も聞きました。
卒業後の進路に関しては卒業生の方の話を聞ければ一番よいのですが、どこの学校の体験入学ではそこまではなかなかできませんね。でも、速成科の卒業者は結構IPCグループなど、就職者(率?)が多いような感じを質疑応答から感じました。前にも書きましたが、やはり本科よりも就業に対する意欲が高いせいなのでしょうか。
速成科希望の体験入学参加者には、主婦の方なのか、しばらく子育てで家事に追われていたが再就職先としてペットビジネスを考えられている方もいるようでした。その方の質問では、子供が熱を出して授業が受けられない時に振り替えは可能か?といったものもありました。残念ながら私は他の質問をしていたので回答は聞き漏らしてしまったのですが、短期集中コースもフリータイムコースも自動車教習所のように個人カリキュラムという事でしたので、多少の進度の違いは当然のように存在するようです。
基本的に参加者は若い人が多かったみたいですが、通常の専門学校より様々な人が集まってきていてなんとなく私自身まわりから良い刺激を受けることが出来たような感じがします。この学校で学んだ事を仕事に生かすという意味でペットビジネスというのは将来性があるように感じられましたが、やっぱりまだ成長途上の業界という感じがして、就職や給与や保障など、実際の職場の現状が見えないままの勝手な想像ではありますが、少し統一感(相場?)がないような感じを受けました。
ちなみに私自身は「わんにゃんワールド」で貰ったパンフレットにあった「体験入学」の文字を見てふらふらと参加申し込みしてしまったぐらいなので、まだ真剣にこの業界に進もうと考えているわけではないですけど、考えてみるのも面白いかな、って思ってます。興味がある方・情報をお持ちの方、一緒に情報交換してくれませんか?おそらくこの文章を読んでくれた人は皆、興味があると思いますので、掲示板等に書き込んでくれると嬉しいです。
(2001/2/21 初版)
恋愛相談心理カウンセリング こころのcafe