【7月のしんみんさんの詩 (2008年7月) 】



花ひらきたれど


      慣れることの   
     恐ろしさよ     
     白々と大きく   
     花開きたれど   
     かってのごとく   
     顔をうづめて     
     嘆くことなし  
 












念ずれば花ひらく

−愚痴の代わりに−

母が口ずさんでいた 八字十音の真言

       

坂村真民 作

 念ずれば  花ひらく  苦しいとき  母がいつも口にしていた  このことばを  わたしもいつのころからか       となえるようになった  そうして  そのたび    わたしの花が  ふしぎと  ひとつ  ひとつ  ひらいていった









【6月のしんみんさんの詩 (2008年6月) 】



白い鳥と白い花


         1羽の白い鳥が     
        いつも私の瞼の中に
        住んでいる

        1輪の白い花が
        いつも私の胸の中に         
        咲いている

        これが消えたら
        もうおしまいだ
        しんみんよ
        静かに百道を行け
        遥かな白い雲を追え  
 




【5月のしんみんさんの詩 (2008年5月) 】



1年草のように


            生も一度きり    
           死も一度きり
           一度きりの人生だから     
           一年草のように         
           独自の花を咲かせよう          
         
 




【4月のしんみんさんの詩 (2008年4月) 】



四訓


        川は流れていなくてはならぬ
       頭は冷えていなくてはならぬ
       目は澄んでいなくてはならぬ
       心は燃えていなくてはならぬ             
 




【3月のしんみんさんの詩 (2008年3月) 】



まるいもの


        わたしは
       まるいものが好き
       まんじゅうもまるい  
       まりもまるい
       真珠もまるい     
       果物も殆んどまるい    
       太陽も地球もまるい
       ただ世のなかだけが
       どうもまだ
       まるくならない               
 




【2月のしんみんさんの詩 (2008年2月) 】



冬の心


        才なくして
       執する者の     
       ただ一つの生き方は
       不屈と
       不退と
       不動の
       精進あるのみ
       そう言いきかせ       
       混沌未明
       召喚起床する
       リンリンとした
       冬になる        
 




【1月のしんみんさんの詩 (2008年1月) 】



元旦の道


      ウコサベンするな      
      ウオウサオウするな     
      元旦の道を
      行きつつ思う

      タンポポの花が
      いくつも咲いていて
      明けまして
      おめでとうございますと
      あいさつをする

      鶴のように
      天へ向って
      こうこうと
      こえをあげよう
      新しい年の
      新しい祈りをしよう

 




【12月のしんみんさんの詩 (2007年12月) 】



ねがい


    一人のねがいを
    万人のねがいに

    一人のいのりを
    万人のいのりに

    一人のあゆみを
    万人のあゆみに

    一人のゆめを
    万人のゆめに

    高めていこう
    広めてゆこう
    守らせたまえ    
    導きたまえ    

 




【11月のしんみんさんの詩 (2007年11月) 】



葛 湯


       ああ母の歳を       
       越えたなあと
       思ったとたん
       急にくず湯が
       飲みたくなり
       ひとりつくり飲む
       病気すると   
       よく食べさせてもらった
       くず湯だ
       本くずだけに
       なんとも言えぬ
       よいねばりをしていた   
 




【10月のしんみんさんの詩 (2007年10月) 】



一輪の花


    咲いて散りゆく
    一輪の花     
    未来もなく  
    過去もなく 
    ただ現在を生きて  
    無に帰する  
    一輪の花      
 




【9月のしんみんさんの詩 (2007年9月) 】



白桃 


     白桃は
     我が好む
     果実
     色よし
     形よし
     味よし    
     若き日の
     母の乳房に似て
     み仏の持ち給う    
     宝珠に似て   
 




【8月のしんみんさんの詩 (2007年8月) 】



一筋の道


        一
      右往左往せず            
      右顧左眄せず
      自分の道を
      一筋に行こう
      これよりほかに            
      道はない 

        二
      私の前に光る
      一筋の道よ
      命に満ちた
      世尊の道よ
      花咲き
      鳥飛び
      雲湧く
      美しい道よ
      限りない喜びの道よ





【7月のしんみんさんの詩 (2007年7月) 】



元気を出せ


      しんみんよ
      だれにもできないことを    
      一つぐらいもって      
      それをやり通すことだ    
      一遍さんを思え   
      酒肉五辛をたち   
      破れ衣に素足で  
      賦算の旅を続けた  
      あの労苦を思え  
      元気を出せ    
      勇気を出せ       





      

・『念ずれば花ひらく』等のホームページ掲載については、 作者の坂村真民さまからご諒解をを得ています。
・なお、蓮華院誕生寺のホームページ http://www.uproad.ne.jp/rengein/shinmin.htmlには坂村真民さまの プロフィール、詩の一部、および
しんみんさんが選ばれた子供達の詩が紹介されています。 是非ご覧になってください。