【3月のしんみんさんの詩 (2009年3月) 】



春の鳥と川


     未明の川土手を
     走るわたしに
     春の鳥が
     挨拶する     
     お早う
     お早うと
     私は声をかけながら
     走る
     大地がぬくくなってきたのであろう
     川も今までと違って
     喜びの声をあげ           
     海へ向かって
     流れゆく             
 












念ずれば花ひらく

−愚痴の代わりに−

母が口ずさんでいた 八字十音の真言

       

坂村真民 作

 念ずれば  花ひらく  苦しいとき  母がいつも口にしていた  このことばを  わたしもいつのころからか       となえるようになった  そうして  そのたび    わたしの花が  ふしぎと  ひとつ  ひとつ  ひらいていった









【2月のしんみんさんの詩 (2009年2月) 】



冬の心


        才なくして
       執する者の     
       ただ一つの生き方は
       不屈と
       不退と
       不動の
       精進あるのみ
       そう言いきかせ       
       混沌未明
       召喚起床する
       リンリンとした
       冬になる        
 




【1月のしんみんさんの詩 (2009年1月) 】



元旦の道


      ウコサベンするな      
      ウオウサオウするな     
      元旦の道を
      行きつつ思う

      タンポポの花が
      いくつも咲いていて
      明けまして
      おめでとうございますと     
      あいさつをする

      鶴のように
      天へ向って
      こうこうと
      こえをあげよう
      新しい年の
      新しい祈りをしよう    (再掲)

 




【12月のしんみんさんの詩 (2008年12月) 】



ねがい


    一人のねがいを
    万人のねがいに

    一人のいのりを
    万人のいのりに

    一人のあゆみを
    万人のあゆみに

    一人のゆめを
    万人のゆめに

    高めていこう
    広めてゆこう
    守らせたまえ    
    導きたまえ    

 




【11月のしんみんさんの詩 (2008年11月) 】




     久しぶりに母の夢を見た    
     洞窟のような処で一緒に   
     雨をよけていた
     目が覚めたら
     音を立てて
     秋深む雨が
     降っていた
     こおろぎの声が
     身にしみた
 




【10月のしんみんさんの詩 (2008年10月) 】



一輪の花


    咲いて散りゆく
    一輪の花     
    未来もなく  
    過去もなく 
    ただ現在を生きて  
    無に帰する  
    一輪の花      
 




【9月のしんみんさんの詩 (2008年9月) 】



せい一ぱい


    どんな小さな花でも
    せい一ぱい       
    咲いているのだ    
    だから
    かすかな自分でも  
    せい一ぱい
    生きていこう    
 




【8月のしんみんさんの詩 (2008年8月) 】



岐路に立つと


       岐路に立つと
      いつもきこえてくる
      声がある         
      その声に導かれて
      わたしは進んできた 
      このたびの決心も
      この声に従ってきめた
      覚悟した以上
      大詩霊さまに
      すべてを任せてゆこう
      残されたわずかな生を
      後悔しないものにしていこう  
 




【7月のしんみんさんの詩 (2008年7月) 】



花ひらきたれど


      慣れることの   
     恐ろしさよ     
     白々と大きく   
     花開きたれど   
     かってのごとく   
     顔をうづめて     
     嘆くことなし  
 




【6月のしんみんさんの詩 (2008年6月) 】



白い鳥と白い花


         1羽の白い鳥が     
        いつも私の瞼の中に
        住んでいる

        1輪の白い花が
        いつも私の胸の中に         
        咲いている

        これが消えたら
        もうおしまいだ
        しんみんよ
        静かに百道を行け
        遥かな白い雲を追え  
 




【5月のしんみんさんの詩 (2008年5月) 】



1年草のように


            生も一度きり    
           死も一度きり
           一度きりの人生だから     
           一年草のように         
           独自の花を咲かせよう          
         
 




【4月のしんみんさんの詩 (2008年4月) 】



四訓


        川は流れていなくてはならぬ
       頭は冷えていなくてはならぬ
       目は澄んでいなくてはならぬ
       心は燃えていなくてはならぬ         
 




【3月のしんみんさんの詩 (2008年3月) 】



まるいもの


        わたしは
       まるいものが好き
       まんじゅうもまるい  
       まりもまるい
       真珠もまるい     
       果物も殆んどまるい    
       太陽も地球もまるい
       ただ世のなかだけが
       どうもまだ
       まるくならない               
 




      

・『念ずれば花ひらく』等のホームページ掲載については、 作者の坂村真民さまからご諒解をを得ています。
・なお、蓮華院誕生寺のホームページ http://www.uproad.ne.jp/rengein/shinmin.htmlには坂村真民さまの プロフィール、詩の一部、および
しんみんさんが選ばれた子供達の詩が紹介されています。 是非ご覧になってください。