大 理
崇聖寺の三塔
西に年中雪を戴く蒼山をひかえ、東は耳海に臨んでいる風光明媚な処である。 (注。アーファイ「耳海」のアーは水偏に耳と書く。 なお、蒼山から堀出される石が大理石である) 『花月風雪』この四つの単語が大理の特徴を良く表現している。即ち、下関の風、上関の花、蒼山の雪、 耳海に浮かぶ月である。白族の女性達の頭の飾りも、この花月風雪をなぞらえて造られたものであると云われている。 白族の600年前からある居住地/大理古城とそれ以降出来た居住地/下関を併せたのが大理市である。
かって、大理は雲南西部の名城で、南詔の都として栄え、多くの古蹟・名刹が残っている。 崇聖寺の三塔もそのうちの 一つである。中央の千尋塔は69.13m、方形16層で、西安の小雁塔と共に唐代様式の代表的な塔であるとみなされている。 過去の地震等のため、右側の塔は8度、左側の塔は6度傾いている。 |
大理古城
市の中心地・下関から北へ14Km行ったところにある。明代に大理石で造られた城門に、大きく「大理」と書かれている、 そこをくぐると、城内は瓦ぶき切妻式の屋根、木造、白壁の古い民家が立ち並んでいる。わたくし達日本人にとっては懐か しい光景である。 |
蝴蝶泉
すると一対の蝶が泉から舞い上がった。さらに無数の蝶が対になって現れ、泉のそばの合歓(ねむ)の樹の 頂上から連なって地面まで垂れ下がったと云う伝説が残っている。 今でも、春から初夏にかけて、美しい蝶が二十数種集まり、泉のそばの古い合歓の樹の近くを舞い踊ると と云われている。 旧暦の四月十五日に蝴蝶会が開催され、着飾った若い男女の出会いの場となっている。
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白族の家
大理を訪ねて特に興味を引いたのは下関にある白族の名門・段家を訪れた時である。一族の姉妹が同じ屋根の下でそれぞれ 婿を貰い共同で生活している、まことに興味深い風習である。 このような家族制度を、母系対偶家族制と云うの であろうか。 老姉妹が仲良く藍の絞染めの、絞りの作業を孫娘たちとやっている。その脇では老人が大 きな壷で染め工程の作業をしていた。働き盛りの青年や中年は田畑の仕事に出かけて不在であった。 |