パドヴァ

 ヴェネツィア滞在中の1日を割いて、鉄道で30分ほどの町・パドヴァを訪れた。かつてはヴェネィアの領土だった町であるが、古い歴史を持っている。巡礼が多い宗教の町でもある。

 行ったのが日曜日だったので、バカンス中ということもあって、町の商店はほとんど閉まっていて死んだようになっていた。ちょっと残念。それでも、パドヴァもけっこう大きな町であるから、古都のイメージよりは近代的な感じの方が強い。

 ここの一番の名所は、スクロヴェーニ礼拝堂。ジョットの連作がたいへんいい保存状態で残っているのだ。残念ながら写真は撮れないのでここでは紹介できないが、確かにきれいに残されている。これを見ただけでも、くそ暑い中、死んだような町を延々歩いてきた甲斐があるというものだ。行列ができて時間制限もあると聞いていたが、すんなり入れたし、いつまででもいられた。

 もうひとつの目玉は、大教会の前に建つガッタメラータ騎馬像。これは強力な傭兵隊長のあだ名で、像はドナテッロの最高傑作とも言われている。大きさも当時としては最大級と聞いていたが、思っていたよりは小さかった。

 他には、ガリレオが教鞭を取ったパドヴァ大学、ロマン派時代にミュッセ(ユゴーと同時代のフランスの詩人)らが訪れたおしゃれなカフェ・ペドロッキ、といった観光地があるが、あいにく休みであった。