グリーン税制について


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グリーン税制について

現在、車を持っていると自動車税、自動車重量税、ガソリン税等がかかります。自動車税は車の 用途や排気量によって税額が決まり、毎年一定額払う義務のある税金です。自動車重量税は車の用 途や重さによって税額が決まり、毎年一定額払う義務のある税金です。ガソリン税はガソリンを1 リットル買うごとに払う税金で、多くガソリンを買えば多く税金を払うことになる税金です。

今検討されているグリーン税制では大きさごとの燃費に基づき自動車税と自動車重量税を変えよ うというものです。大きさごとに基準になる燃費を決め、基準値より燃費の良い車(新車の時燃費 の良い車だと思います)は税金が安く、燃費の悪い車は税金が高くなるというものです。

このことによって、我々消費者に燃費の良い車を買うことをすすめ、地球温暖化の原因である二 酸化炭素の排出を抑えることがねらいだということです。燃費の良い車を買うと税金も安く、当然 燃費も良く、さらに地球温暖化防止のために二酸化炭素の排出を抑えることができるという、一見 するととても素晴らしい法律(税制)のように思われます。

ところが、僕にはこの燃費が良ければ税金が安いというグリーン税制(燃費優遇税制)はあまり 素晴らしいとは思えないのです。この法律の主目的は自動車発生する二酸化炭素の排出を抑え、地 球温暖化を防止するということのようです。ところで、燃費の悪い車でも良い車でもガソリンは燃 えるとほとんどが二酸化炭素と水蒸気になります。そのときガソリン1リットルから発生する二酸 化炭素と水蒸気の比率は燃費の善し悪しには関係しません。車に乗っている人はガソリンを1リッ トル使うごとに一定量の二酸化炭素を排出していることになります。つまり、ガソリンを使うこと が二酸化炭素の排出そして地球温暖化をすすめていることになります。確かに同じ距離を走るので あれば燃費の良い車の方がガソリンの消費が少なく二酸化炭素の排出もすくないのは事実です。こ のよに考えると燃費優遇税制も効果がありそうです。ところが二酸化炭素の排出をさらに減らす方 法があります。車を使わないことです。グリーン税制は持っている車の燃費に注目しているのです が、本当に大切なのはガソリンを使わない事なのです。簡単な例を挙げましょう。10年前に買っ た燃費の悪い車を持っているAさんと、同じ大きさなのですが燃費のよい新しい車を持っているB さんがいるとします。Aさんは時々しか車に乗らずガソリンも月に1度ぐらいしか給油しないとし ます。Bさんは毎日車に乗り週に一度は給油します。当然二酸化炭素の排出量はBさんの方が多く なります。ところがAさんの方が燃費が悪いので税金を多く払うことになります。二酸化炭素の排 出量を減らすための税制のはずなのですがこの税制では二酸化炭素排出量の少ないAさんの方が多 く課税される結果となります。

実はもっと顕著な例があります。毎日車で営業をする会社は多くのガソリンを使います。廃車に なる時期も早いので燃費の良い車に比較的容易に乗り換えることができます。個人で車に乗ってい る人で休日にしか車に乗らない人はガソリンの使用量は少ないものの、乗っている車の燃費は比較 的悪いため多くの税を負担することになると思います。この場合にも税制の矛盾が発生しています。

僕は二酸化炭素排出を抑制する法律や、税制は大切だと思います。そいうことをきちんと整備し なければ二酸化炭素の排出を減らすこともできないし、日本が地球温暖化京都会議で決められたこ とを現実に守ることはできないとも考えます。

二酸化炭素の排出を抑える事が大切なのであれば二酸化炭素の排出に税金をかければ簡単です。 二酸化炭素をたくさん排出すると税金をたくさん払うシステム(燃料使用課税)が良いと考えます。


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車の場合ガソリンを使ったことによって二酸化炭素が排出されるので、ガソリンを使った人が多く 税金を払えば良いわけです。いわゆる炭素税ということです。ガソリン1リットル当たりいくらか の税金を払う方法が良いと思います。

今よりさらにガソリンの税金が上がるのでそれ自体は良いことではないと思いますが、燃費の悪 い車を持っていることより、実際に二酸化炭素を排出したことに税金をかける方がわかりやすいと 思います。

ところがこの燃料使用課税には政治家や役人と言われる人々には問題点があります。先ほどの個 人と会社の車使用例の場合、燃費優遇税制(今言われているグリーン税制)の場合は比較的個人が 税金を多く負担することになるはずですが、燃料使用課税(僕のおすすめです)の場合はガソリン をたくさん使っている比較的会社が税金を多く負担することになるはずで、政治家や役人と言われ る人々は後ろ盾である大企業のことを考えるとこのような考え方にはなれないのだと思います。

さらに二酸化炭素の排出が悪いので税金をかけるということになると、自動車以外に使用してい る石油や石油以外の燃料を使うことも問題であり、課税する必要ができてくると思います。ここで 大きく問題になるのは、重油や石炭だと思います。電力会社(石油火力発電所、石炭火力発電所)、 鉄鋼会社(高炉)に対して、同様の課税をすることになり、やはり企業を守ることが一番大切だと 考えるとこのような選択はできないはずです。

もう一度繰り返しますが、二酸化炭素の排出を抑制することが大切で、そのために法律や税制が 整備されようとしているのです。企業に多く課税するのか個人に多く課税するのかということは横 においておいて、個人のことだけを考えます。先にも書いたように、車の使用を減らすこと、車の での移動距離を短くすることが個人が排出する二酸化炭素を減らすには大切なはずです。このため に、バスや電車の便を増やすなど公共交通機関を充実させたり、駅に安い駐車場を整備し駅までは 車そこからは電車(パークアンドライド)というような使い分けをしやすくすることが本来は大切 だと思います。この点が当面の目標だと僕は思います。

グリーン税制にはもう一つ納得できない点があります。グリーン税制で燃費の良い車が増えるこ とを考えてみます。グリーン税制が行われ、人々が新しい燃費の良い車に積極的に買い換え、車で 走る距離が変わらないとすると燃費が良くなった分、ガソリンを使う(燃やす)ことによる二酸化 炭素の発生量は減るはずです。自動車を十分に使いきり買い換える場合グリーン税制で燃費の良い 車を買う部分については確かに効果があると思います。この税制を使って早めに車を買い換えるを すすめることも目的のひとつのように思えます。まだ使える車を廃棄し燃費の良い新しい車に乗り 換えることは本当に二酸化炭素の排出を減らすのでしょうか。工業製品は製造過程で多くのエネル ギーを使っています。つまり新しい製品を作るために多くの二酸化炭素を排出していることになり ます。製造時に発生する二酸化炭素を減らすためには、メーカーの工程の工夫なども大切ですが、製 造量を減らすことも大切です。製造量を減らすためには、一度製造したもの(買ったもの)は長く 使うことが大切です。製品の製造、使用を通して二酸化炭素の排出を抑制するためには、買い換え を喚起するのではなく、1つの製品を長く使うことも大切です。

ところがこれも、政治家や役人と言われる人々は後ろ盾である大企業の利益に反するためこのよ うな考え方にはなれないのだと思います。


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僕には、政治家または役人は、地球温暖化京都会議での約束を守るために、個人および企業が関 与する自動車に特に注目し、企業および個人の車を低燃費の車に変え、自動車の使用に対する二酸 化炭素排出量の抑制し問題を解決しようとしているように思います。このときに、企業より比較的 個人におおく負担を押しつけ、企業には自動車の買い換え需要を与えているように感じられる。ま た、企業のみが関与する重油や石炭からの二酸化炭素排出に関しては個人が理解しやすい自動車へ 規制と切り離そうとしているようにも感じられます。

僕の考え方の場合、現在の不況の中、企業に多くの負担をさせることになり雇用や海外に対する 企業の競争力の観点からは問題があり、簡単には選択できないのだと思います。地球温暖化防止と 産業の生産量拡大とは異なる方向だと思うので、どちらにもメリットがある選択肢にこだわりすぎ ると(今のグリーン税制はこの状態だと思う)、集計の数字は良くなるかもしれないが、本来の目的 である地球温暖化防止つまり二酸化炭素の排出量を減らすことにはならないように思います。便利 さなどの何かを捨てないと本当の地球温暖化防止は達成できないのではないでしょうか。

懐疑的になりすぎているかもしれませんが、日本という国は地球温暖化を防止することも、新し い製品を売ることにつなげようとしているように感じられます。地球温暖化防止のために本当に大 切なのは、燃料を含めた資源の使用を減らし、排出するものを減らす循環型の社会をつくることだ と僕は思います。

追記

今、日本が進もうとしている方向を危惧して書いてみました。他に、国歌・国旗に関すること、 盗聴に関することいろいろなことがきちんと国民の賛否を確認されないまま決められていっている ように思います。ある切り口から見れば(役人や政治家の立場からみれば)正しいのかもしれませ んが、多くの人はすんなりと受け入れてないのではないでしょうか。少なくとも僕や僕の回りの何 人かの人には受け入れがたい結論です。僕は昭和初期の間違えた方向に進んでいた日本(戦争をし ようとした日本)については本などから少しの知識を得ているだけで詳しくは知りませんが、今の 日本の状態は昭和初期の日本の部分を一部持っているように思います。もし間違えた方向に進み始 めても誰も止められない状態になる可能性があると思います。そのようなことが起きないようにす るには、個人のレベルでは、それぞれの人が勉強し良識を持つことが大切だと思います(僕がこの メールを送っている人には今さら言うことではないかもしれませんが)。

もう一つ大切なのは考えたことを回りの人に、子供にひろめて行くことだと思います。今回書い た内容は、もっと深く調べ、考えれば今のグリーン税制こそが究極の選択なのかもしれません。僕 が大切だと思っていることは、そのことを自分なりに考えること、そのことを他の人に話してみる ことだと思います。またもこのメールを読んでもらっている人の中には、首相官邸や各党のホーム ページには意見箱に自分なりの考え方を投書している人もいます。主権を持つ人として、納税者と して、日本が好きな国民として自分の意見を彼らに示して行く必要があると思います。総理大臣や 議員、政党の人々は選挙権を持つ人の意見を無視できないと思います。僕たちの意見が少しでも取 り入れられ少しでも日本が、地球が良くなれば良いと思います、たとえ彼らの目的が単に1票を得 るためであっても。ぜひ、身近なことを見直してみてください。いろんな矛盾が見えてくると思い ます。そのことを、人に話すことも大切です。メールに書くことも大切です。そしてもう少し積極


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的に政治を担当する人に伝えることは、これからの自分たちにとってとても大切なことのはずです。 静かな行動がおこしてみませんか。

今回の内容は新聞の1面にグリーン税制のことが書かれてあるのを見て、以前高橋正光さんとカ ヤックに乗りながら僕が一方的に話したことを思い出し、文章にしたものです