黒い海岸の女王

 「魔女誕生」ロバート・E・ハワード 創元推理文庫<F ハ-1-12> 2006.12
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 新訂版コナン全集全6巻のうちの第2巻。ハイボリア世界の西側、ヴィラエット内海付近に居を構えるコナン。コナンの実力が知れはじめたのか、戦闘部隊の隊長や、状況によっては全軍指揮までを任せられたりする。巻き込まれる事件も国家間の戦争や、特定国内の権力争いと複雑さが増す。
 体力と無駄に恐れぬ性癖によって、他者には逃れられない困難をも切り抜けるところは痛快。

こんなことを考えた:
 AとBの対決。これに絡む他の要素C。そのせいで物事は複雑になり、怪異の出番がある。Aはどちらかというと弱点を持って責められる側、Bは攻める側。コナンはCだったりBだったりAだったり。コナンが体力と気力を持ってある要素を打ち破っている間に、もう一つがそのあおりで自滅したりする。
 ある種のパターンがあるようだが、それがむしろ物語の良い要素になっているようだ。

おすすめ度:★★★★
 前作のひとり働きのコナンも良いが、いっそう絡みあった要素が増えた今回もまた良い。
 (2007.1.21)


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