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amazon.co.jp (1) (2) (3) デューン/砂丘の大聖堂 |
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amazon.co.jp (1) (2) (3) デューン/砂漠の異端者 |
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amazon.co.jp (1) (2) (3) デューン/砂漠の神皇帝 |
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amazon.co.jp (1) (2) (3) デューン/砂丘の子供たち |
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amazon.co.jp デューン/砂漠の救世主 |
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amazon.co.jp (1) (2) (3) (4) デューン/砂の惑星 |
- デューンはフランク・ハーバートが創造した世界で、その存命中に作品は完結せず、息子ブライアン・ハーバートとケヴィン・J・アンダーソンによって書き継がれている。もはや一大叙事詩になってしまった。
デューンの何がそんなにすごいのか、やはりその世界観の精緻さと、この世界の変遷に託した人間の可能性に対する期待だろうか。世界そのものの現実味を考えると、かなり突飛な設定ではある。宇宙に広がった人類は多数の惑星に住みつき、統治機構としての公家が発達する。ある時期、機械(原子力兵器やコンピュータ)を使った大量殺戮への反省から、特定水準以上の機械装置の製造が禁止されてしまう。
人類はその結果、人間自身の可能性を追求し、特殊能力を備えた結社あるいはギルドが生まれる。宇宙飛行に長けた宇宙協会、状況の把握と予測に長けたメンタート、戦闘技術を売り物にする剣術教師などなど。この世界の構造的問題の最大のものは、人間の可能性を広げるために使われるメランジ(香料、スパイスとも呼ばれる)という化学物質で、それは”砂の惑星”アラキスにだけ産出する。即ち、メランジを押さえるものがこの宇宙を支配できるのだった。
とはいえ、デューンを支配するには単に惑星封鎖をかければ済むようなものではなく、そのためにはみずからをデューンに適合させる必要があるわけで、つまりはメランジとともに人類社会全体が変化を余儀なくされる。変化の中での人間性の模索へと物語は移っていく。
デューンはこうして、語り尽くせぬ物語へと変質を遂げるのだが、それも個別の魅力ある挿話があってこそ続くことができる。あらたなデューンの創造者ブライアンとケヴィンがその世界を一層充実させてくれることを望む。現在の出版在庫状況では、「神皇帝」〜「大聖堂」の入手が難しいようだが、とりあえず「砂の惑星」、「救世主」、「子供たち」とフランク・ハーバートの作品を追いかけてから「公家アトレイデ」に移るのが良いように思う。(2004.6.19)