| 2009-9-7「新参探偵、ボツワナを騒がす ミス・ラモツエの事件簿4」アレグザンダー・マコール・スミス(講談社学術文庫) | |
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はごたえ:しっとり あじつけ:軽妙 そざい :田舎風 3年ぶりのマ・ラモツエ邦訳。第4巻。ボツアナの地元風情あふれる探偵物語。 |
内容について 今回も複数の依頼が同時並行的に進む。スペアタイアを積まない車は、パンクで立ち往生しても自業自得だとか、見習い工の女の子への言い寄り方だとか、いかにもな土地柄を反映していて楽しい。 それでもひとは普遍的な悩みに悩み、勇気を持ってあたればそれなりに満足する結果が得られる。そんな意味では普遍的な価値観が示されて、ああひとは事情は変わっても似たようなものだなあと、ほのぼのとさせてくれる。 | |
この本にもとづく随想 探偵のもとに相談に来るのは、それなりの悩みを抱えた人。ひとは、どんな悩みを抱えて、それが解消されたときにどう行動するのか。ということが物語を通じてわかってくる。こうなると、マ・ラモツエは人生相談役みたいではないか。 | |
| 2005-10-14 「樋口一葉「いやだ!」と云ふ」田中優子(集英社新書) | |
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樋口一葉の作品解説。一葉のあの文体は難解で作品を読みきれないが、まずは一葉のなにが良いのかは知りたい、という私にはありがたい一冊。江戸文学の専門家である著者が、江戸文学からみて一葉を理解するという道筋を示してくれている。 西鶴と一葉の作品には共通するところが多いが、一葉の作品には別の要素もあって、そのことが明治の時代性を示すという議論は興味深かった。江戸から明治にかけての吉原の変遷などという話もあり、明治という時代の雰囲気をつかむこともできる。 |
