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なんだもの

 こっこれは… 。ローダンなんだもの。

2012-05-27 (日)
 424巻。ガイズ=ヴォールビーラーはコンセプトのケルシェル・ヴァンネをコピイするが7意識の知識を取り込んでも7次元思考まではできない。
 ガイズ=ヴォールビーラーは物理的には完璧なコピイを作るものの、それ以外の部分はコピイできないのであろう。ヴァンネの思考は物理的な条件以外の場所で行われていることになる。
 思考が物理的な脳以外で形作られているというのは、一つの主張ではあるが私としては信じたくない。
 仮にガイズ=ヴォールビーラーがケロスカーをコピイすれば7次元思考ができるようになるのか。ガイズ=ヴォールビーラーはアンソン・アーガイリスをコピイできるのかなど、意外と能力に限界があるのではないか。

2012-05-26 (土)
 415巻。第四具象ブルロクの強力な能力。ブルロクが活性化した途端、ミュータントであれメンタル安定人間であれ、全員が意思を奪われる。
 超強力な超能力の前には、人類の手持ち手段など無意味。と言ってしまえばもはや理屈もへったくれもない。まあつまりそういう物語だ。

2012-05-20 (日)
 414巻。10ページでティフラーがエラートの外見を記憶しているというが、ティフラーがアカデミーの卒業生として登場するのは28話で1982年。エラートの失踪は7話1972年だから、直接の面識はないと思うが。
 813話でエラートが戻ってくるとき”それ”の存在を知っていたりするので、惑星小説とかで一時的にエラートが銀河近傍に来たことがあるのかも。
 あと、エラートはアルコン帝国サイクルにも出てくるから、そこでティフラーがエラートの体をちょっと見たということがあるかもしれない。

2012-05-19 (土)
 413巻。テケナーのコンビ・ブラスターのパラライザー・ユニットはエネルギー切れ寸前。これではブラスターの機能しか使えない。
 パラライザーとブラスターは別のエネルギー(物質)を利用するのだが、さてその理由は。いわゆる光線銃は、弾丸などの物質投射ではなく、電磁波などを使って敵にダメージを与えるものだと思う。電磁波などは熱量から変換され、その熱量は物質由来のはず。つまり、物質からエネルギー(熱量)を取り出して電磁波などに変換して利用するという二段構えのはず。
 我々の知る熱量は単一の単位で扱われて、熱量の差は規模の差でしかない。熱量のもとになる物質を使い分ける理由は、発生する熱量の差でしかないのだが、熱量コントロール技術が十分に発達したローダン世界で、ブラスターとパラライザーの使い分けごときでエネルギー源を使い分ける必要は無いと思う。
 パラライザーが何らかの麻痺物質を直接的に投射しているとすると、壁を通して麻痺効果が表れる(ハルト人は今回これをやっている)はずがないので、やはり電磁波などだけを利用していると思える。

2012-05-12 (土)
 412巻。太陽は大規模な核融合現象だが、これを制御して限定的にその力を利用できれば、大きな力を利用できたということになる。
 燃焼を制御するとか、燃焼のための効率の良い物質や方法を手に入れるとかしても、人間は殺し合いをやめていない。
 ものごとを利用するためには論理的思考が必要だが、論理的思考では殺戮はとまらない。ということで、宇宙飛行を自在に操るハルト人も、フルクースも、ラール人も殺戮から逃れられない。
 宇宙船を操る野蛮な衝動の持ち主というのも、だから特別矛盾した存在ではないのかも。

2012-05-06 (日)
 411巻。ローダンたちは再び重力ハッチをくぐるが、今回は誰も体調不良にならなかったようだ。最初とは逆の経路だから、最初の変化がもとに戻るだけで問題ないのか。
 ともあれ、前回とは別の状況をさらっと書かれてしまうと、読み手としては混乱する。

2012-05-02 (水)
 423巻。壊れた加速圧吸収装置の稼働に望みをかけて加速を強行するホトレノル=タアク。10Gまでは耐えたもののついに加速停止ボタンを押す。
 これではリニア飛行に必要な速度には達せない。

 加速圧吸収装置が復帰すれば良し、復帰しなくてもなんとか10Gで耐え続けようとホトレノル=タアクは考えたようにも読める。
 1Gのもとで物体は1秒ごとに9.8m/秒加速する。光速は約秒速30万km。10G加速を続けた場合、光速に達するのはほぼ35日後。これは、加速している物体を外部からながめた場合で相対論効果は無視している。
 リニア飛行に入るには、半光速で良いとすると相対論効果は無視できる範囲で、10Gを20日くらい続ければよい。5Gなら40日、3Gなら60日。
 ホトレノル=タアクとしては3Gで60日という選択はなかったのであろうか。

 ちなみに、テラ艦のわりと標準的な最高加速価である毎秒毎秒500kmは約5万Gで、これだと約10分で30万km/秒まで増速する(相対論効果無視)。

2012-05-01 (火)
 410巻。飛翔都市カアンセーダー。飛翔都市と言っても宇宙を飛び回るのではなくて惑星内に限られている。重力からの開放はヴァルベ人の夢だと言うが、都市が翔ぶとどんな良いことがあるのかわからない。
 土台があって飛行するのではなく、建築物が相互につながったものがまとまって浮き上がるようだ。都市本体と周辺の小都市は時に分離/結合する。その際はエネルギー性搬送路が離れたり付いたり。仕掛けとして面白いけど、まあだからねえ。
 飛翔都市は、多層的に結合して巨大球のようになるのか、あるいは平面的に広がるのか。高度が100mあがると気温が0.6度下がるなどという地球の事情を考えたりすると悩みが尽きない。

2012-04-29 (日)
 408巻。≪ソル≫乗員の意向をくまず、小陛下狩りを続けるローダン。未知の宇宙船を見つけても冷淡。テルムの女帝の影響による一時的状況とはいえ、主人公が基本的性格を変化させてしまうのは大胆な展開。

 422巻。ダッカル次元風船に出現するSVE艦1万隻。421巻181ページで、パアス=トレールがホトレノル=タアクに命令実行の結果艦隊の大半が使い物にならなくなると言い、その後SVE艦68隻が放棄される。
 つまり、残りのSVE艦は68隻程度と思っていたので、1万隻に違和感を感じた。
 細胞活性装置破壊放射のために5万5千隻が運用された、ラール人のほぼ全員が銀河から撤退した、と考えると次元風船内に出現した1万隻は妥当な数字。使い物にならないというのは、戦闘的機動困難の意だろう。

 409巻。重力魔術師の住居を探るために訪れたタッチャーは、いかにも怪しげな住居前で「こんにちは。」「おじゃまします!」と叫ぶ。礼儀作法を重んじるaクラス火星人らしい。これに感じる違和感は、日本人がやたらお辞儀するのにガイジンが感じる違和感に似ているのかいないのか。

2012-04-19 (木)
 407巻。繭マスクなしで活動するヴァリオ=500。本体だけでも強力。本体と身体が分離するのは、身体を取り換えてさまざまな形態を取るためだ。だが、単体活動を可能な構造にする必要があるのか。
 機能を2層で構成するとき、2層が常に一体だと前提すれば、各層に同じ機能を持たせるのは無駄だ。ヴァリオ=500はこの意味で、本体だけの活動を考慮して作られていることになる。
 それにしても、2層一体の機能と、本体だけの機能はそれぞれの目的に応じて割り振られていて良い。
 本体が繭マスク48体に応じた音声を出せることについては、必要性がかなり怪しい。知的機能、バリア展開、固有武器はいいとして、機敏な運動性能まで備える設計上の必要があるのかなあ。
 一般的には機能追加は、性能の低下につながりかねないのだが、シガのマイクロ技術のこだわりというところだろう。

2012-04-16 (月)
 406巻。間に合わせに構築したエネルギー供給システムを試すSVE艦は爆発。その説明として、エネルギーのごくわずかが素粒子に変換され残りは純粋エネルギーのまま解放されたとある。
 つまり、SVE艦は通常はエネルギーを素粒子(またはさらに変換した物質)として保存するらしい。
 物質/エネルギー変換はニューグ=シュヴァルツシルト反応炉でも利用しており、テラナーにも既知の技術だ。だとするとSVE艦の優位はどこにあるのか。エネルギーから物質への変換についてはテラ技術の記述があまりないことから、ラール人の方が優れているのかもしれない。また、SVE艦が武器において優位であることからすると、単位時間あたりの物質からエネルギーへの変換量が多いのかもしれない。
 ラール人は飛びぬけて優れた原理を利用しているのではなく、効率面で優位に立っているだけのようだ。

2012-04-15 (日)
 404巻。ローダンはテルムの女帝のクリスタルの影響を受けてか、強硬手段を主張。一方で≪ソル≫の主要メンバーは穏健な対策を主張し、ローダンも自分の主張を通しきれない。指導者であるローダンの主張が通らないことを、プーカルは理解できない。
 テラナーたちの意思決定過程は、複数の見地からの意見を反映して、結果的により適切な手段を選択できる。異種族にはなかなか理解できないという、テラナーのプライドに訴えるような話。
 いわゆる自由主義への賛歌は、他のSFでも見受けられる。がしかし、合議的意思決定過程というのはそれほど珍しいものか。合理性があるのなら、他の文化でも発達していておかしくない。テルムの女帝の直接的影響下にあるチョールクだから理解できないのだとすると、女帝もそうした過程を理解できないのか。まさか超越知性体が理解できないということはないので、単にチョールクにそうしたことを理解させる必要がないという判断であろう。
 だから、チョールクには理解できない意思決定過程を持つことが、テラナーの卓越した特徴の一つと解釈するのは早合点というものだろう。

2012-04-10 (火)
 403巻。エスカレートする時間ハンマー。歴史には残らないくらいの一般人レベルが登場。小陛下に囚われたテラナーの記憶から生じた効果だったはずだが。
 アフィリーだったテラナーたちが歴史に深い興味を持っていたとは思えないのだが。

2012-04-08 (日)
 402巻。怪しげな時間ハンマー効果。なんで征服者ばかりが登場するのか。歴史上の有名人なら、ローダンが登場してもよさそう。

2012-04-07 (土)
 421巻。SVE艦はエネルギー不足で運用できない。公会議種族の緊密な連携に慣れ切っていたラール人は、エネルギー開発に本気で打ち込むことができない。
 ということだが、つまりSVE艦はマスティベック・ピラミッドが供給する形態のエネルギーだけを受け取れる。さて、SVE艦を開発したのは誰なのか。
 エネルギー供給と、エネルギー受領は一対で機能する。これをマスティベック人とラール人がそれぞれ別に開発したとすると、SVE艦はもう少し多様なエネルギー形態に対応していた方が自然ではないか。
 つまり、SVE艦のエネルギー機構はマスティベック人が提供していると推測できる。ツグマーコン人がSVE艦を運用しないのもそのあたりに理由があるのかもしれない。

 プロヴコナーがSVE艦を運用できる理由はいまだ不明。

2012-04-03 (火)
 401巻。400巻のところにも書いたが、超越知性体は何らかの形で知的生命と関わる。テルムの女帝は形成過程でケルセイレーンをある種のひな型に使っている。
 生命と関わりの無い知性というものもあり得るとは思うが、そうしたものはその後も生命が理解できる形で生命と関わることは無いと思うから、生命側からみると存在しないのと同じだ。
 なわけで、超越知性体といえども生命との関わりを持つ点では、生命的な特質を持つ。

 まあだから、うかがい知れないところはあるにしろ、なんとなくわかるようなところもある、というのが超越知性体なのであろう。

2012-03-26 (月)
 420巻。ネーサンの機能が復活。ところで、復活したネーサンは誰の命令に従うのか。
 アフィリー時代には政府の要請に従ってアフィリーロボットを作ったネーサンだから、ローダン個人に従属してはいない。たぶん、人類社会あるいはテラ政府の最高指導者に従属している。
 いま、ネーサンに識別できる人類は数千人規模。テラ・パトロールは政府とは言えないとすると、ネーサンには従う相手がいないと思われる。どんな基本指令があると今回のようなネーサンの対応が得られるのか。

 テラ移動の直前に、ネーサンは奪われた記憶を再入力された。そこにローダンがいたとはいえ、それまでの経緯検証が不十分な状態でテラ転送の段取りをつけるよう指示されたと思われるネーサンは、指令者の権威を何を根拠にして受け入れたのだろうか。

2011-07-24 (日)
 405巻。”それ”がテラナー200億人の意識存在を受け入れ、膨大な負荷を抱えたため致命的な問題が生じたとのこと。
 いわゆる記憶容量オーバならば、一部の意識存在は記録できずに消滅してしまったであろう。そうではなくて、取り込むには取り込めたのだが、一部があふれ出すのを制御できないという。
 バケツに水を、とりあえず容量ぎりぎりで入れることはできたが、なにかでバケツが揺れると中身があふれてしまう、というような状態であろうか。
 バケツはどこにあって(ハイパー空間らしいが)、それが揺れるというのはどんなことなのか。”それ”に限界があるとしても、その限界はどう規定されているのか、わからないことが多い。

2011-05-22 (日)
 400巻で明かされるテルムの女帝の起源。何万年という期間を通じて、ある一貫した行動を行う超越知性体。その目指すところや、行動規範を数百年程度の寿命しか持たない生物は理解できない。
 そんな存在と付き合いをしなくてはならない時には、敬して遠ざけるのが一番。あるいはあくまで自分の目的と超越知性体の目的は違うと考えて行動すべきだろう。知性を持つ統合された存在という点で人間との共通点をつい想定してしまうが、視野がまるきり異なる。
 問題を複雑にしているのが、テルムの女帝は生命体による文明に起源を持つこと。つまり何らかの形で文明との接点がある。たぶん他の超越知性体も文明と何らかのかかわりがあるのだろう。

 開始:2009.12.19

アフィリーなんだもの
ローダンなもの
(1998.1.31〜)