宇宙王者宇宙機の開発
 

Xシリーズ一覧 宇宙機リンク

できごと

2001.3.1 X33計画、X34計画を断念
 米航空宇宙局(NASA)は米スペースシャトルの後継機として約13億ドル(約1500億円)をかけて開発を進めていたX33計画、X34計画を断念することを決めた。機体や燃料タンクに複合素材を使って軽量化を図り、打ち上げ費用の低減を目指したが、技術開発に失敗した。
 試験機であるX33に続き、大型化した実用機「ベンチャースター」を製造し、国際宇宙ステーションへの人員輸送や衛星打ち上げに利用する計画だったが、次世代機開発構想は仕切り直しとなった。
 X33は長さ約18メートルのくさび形。打ち上げ途中に燃料タンクや固体ロケットブースターを切り離すシャトルと異なり、完全一体型の再使用可能ロケットを目指した。しかし、成功のカギを握る複合素材製の水素燃料タンクが1999年の試験中に破損。X33は一度も飛行できなかった。
 NASAは次世代機の開発自体は断念しておらず、新たに民間企業から提案を募っている。

1999.7.22 「H2A」用エンジンの燃焼試験で自動停止
 宇宙開発事業団は、鹿児島県の種子島宇宙センターで大型ロケット「H2A」用エンジンの燃焼試験を実施したが、タービン入口温度が上昇し、緊急停止の設定値を上回ったため、6.1秒で自動停止したと発表した。H2A開発のスケジュールへの影響について同事業団は「原因究明と試験を平行して、予定通り来年2月に1号機を打ち上げたい」と話している。

1999.4.30 X34初公開
 米航空宇宙局(NASA)は、米カリフォルニア州ドライデン宇宙飛行研究センターで、マッハ8の超音速で飛行し、高度8万メートルの超高空に到達できる超音速無人ロケット機X34を初公開した。

1999.4.21 ロシアがミサイルSS-18で衛星を打ち上げ
 GMT5:00、ロシアはカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から、大陸間弾道ミサイル「SS-18」で英サレー・サテライト・テクノロジーズ社(SSTL)の小型衛星「UoSAT-12」を打ち上げた。サリー・サテライト・テクノロジー社広報担当のオードリー・ナイス氏は、商業用ロケットのかわりに古くなった核ミサイルを使えば費用の節約になるだろうと話しているが、金額の見積もりを明らかはしなかった。

1999.3.27 ロケット海上打ち上げに成功
 Sea Launch Co.はGMT0216、海上プラットフォームOdysseyからからダミー衛星を搭載したZenit-3SLの打ち上げ(シー・ロンチ)に成功した。

1999.3.24 日本初の垂直離着陸再使用ロケット実験成功
 宇宙に向けて垂直に打ち上げ、同じ姿勢で着陸する再使用型ロケットの開発に向け、文部省宇宙科学研究所(西田篤弘所長)は、秋田県能代市の能代ロケット実験場で国内初の垂直離着陸実験を行い70cmの浮揚に成功した。

1999.3.10 アトラス3A最初の機体が到着
 7月15日にテレビ放送衛星を打ち上げる予定のアトラス3Aの機体がフロリダの射点に到着した。アトラス3Aはロッキードマーチン社の最新のロケットでロシア製のエンジンを搭載している。

1999.3.1 新型の宇宙往還ロケット「ロートンATV」試作機が初公開
 新型の宇宙往還ロケット「ロートンATV」試作機が、米カリフォルニア州モハビ空港で初公開された。米ロータリー・ロケット社が開発した「ロートンATV」は、高さ約19.2メートルの円錐形で、先端に翼4枚のプロペラがついている。離陸時にはこのプロペラをおりたたんで垂直に上昇し、着陸時にはこのプロペラを開いてヘリコプターのように回転させ、減速しながら垂直に降下する。「ロートンATV」は、軽い炭素繊維でできており、2人まで搭乗可能。
 「ロートンATV」にはロケット・エンジンはついていないが、今年夏には、ロケット・エンジンのついた推進実験機「ロートンPTV」の組み立てが始まる。ロケット燃料には液体水素より安価な灯油燃料が使われる。ロータリー・ロケット社によると、1回の打ち上げ費用は約700万ドルで従来の約1/10。
 実験開始は2000年初め予定で、実際に通信衛星を運ぶ「ロートン C-9」は2000年夏に打上げ予定。

Rotary Rocket Company

1999.2.9 X−38が2度目の試験飛行
 X−38は国際宇宙ステーション用の搭乗員帰還機のための技術実証機である。2度目のB−52爆撃機からの無人落下/着陸試験が行われ、成功した。

1999.2.4 宇宙開発事業団がH−IIAロケットの愛称とシンボルマークを募集
 H−IIA1号機は2000年の早春(2月)に打ち上げ予定だが、H−IIAの愛称とシンボルマークを宇宙開発事業団が募集している。”未発表作品にかぎります”という募集要項もなかなか味があっていいなあ。愛称とシンボルマークは機体にも表示されることになるらしい。
 X−33にも大きい絵をリンクしたけど、もっと気になる人はこちら

1999.2.3 X−33のウエイトシミュレーターがエドワーズ空軍基地の発射台に据え付けられる
 どうも発射台を試験するためのおもりを取り付けたということらしい。それにしてもX−33ってなんだ。X−34てのもあるらしいし。いや、以前にイラストを見たことはあるのだが、あんまり具体的な役割を私は理解していないのである。
 というわけでX−33とX−34についてちょいと調べた。
 ”X−”というのはNASAの試験機に付けられるコードであるらしい。X−1は1946年にさかのぼる遷音速領域調査のための弾丸型ロケット機であった。Xシリーズの開発と試験はカリフォルニア州エドワーズにあるドライデン飛行研究センターが担当する。


 X−33(写真提供 NASA)

 X−33はロッキード・マーチン社が担当。単段式の再使用型宇宙往還機(RLV)のための技術実証を行う単段式リフティングボディ型の弾道飛行実証機である。RLV実用機の1/2の大きさ。飛行速度はマッハ15。

 X−34(写真提供 NASA)

 X−34はオービタル・サイエンシズ社が担当。X-33では試験できないリスクの高いRLV技術を実証するための有翼式弾道飛行実証機だ。飛行速度はマッハ8。

1998.1.17 X−33の初飛行は2000年7月まで延期
 複合材液体水素タンクの開発にトラブルが生じたため。


写真提供 NASA
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