ミールへの挽歌
できごと
2001.3.23 ミール廃棄計画終了
ロシアの宇宙ステーション「ミール」は昨日3回の姿勢制御に続き、遠地点高度231km、近地点高度213kmの状態からプログレスのエンジンを使って3回に分けた逆噴射を行い大気圏に突入。燃え残った破片がニュージーランド東方の南太平洋上に落下した。ロシアのミール廃棄計画は成功裏に終了した。2001.2.19 ロシア宇宙局長官によるコメント
老朽化した宇宙ステーション「ミール」の廃棄に関し、ロシア航空宇宙局のコプテフ長官は、ミールの制御落下に最大限の努力を尽くすと述べた。
ミールの破片は、2メートルの厚さの鉄筋コンクリートを粉砕するほどのスピードで地球に落下すると予想されている。
同長官は記者会見で、「仮に破片が落下して被害をもたらせば、ロシアの責任となる。ぎりぎりまでミールを制御できれば、破片の落下地点を予測できる可能性が高い」と述べた。
ミールは、主な海上航路や航空経路とは外れた、ニュージーランド南端部の東、約3000キロの海上に落下する予定。大半は大気圏突入の際に燃え尽きるが、約40トンの破片が地球に到達すると予測されている。2001.1.27 プログレスがミールにドッキング
ロシアの宇宙貨物船「プログレス」は朝、無人飛行を続けている宇宙ステーション「ミール」とのドッキングに成功した。同船には「ミール」に必要な燃料2・7トンが積まれている。2001.1.24 ミール落下のためにプログレス打ち上げ
ロシアの宇宙ステーション「ミール」を予定通り3月に太平洋上に落下させるため、燃料などを搭載した貨物宇宙船「プログレス」が日本時間午後1時28分、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。
モスクワ郊外の管制センターによると、ロケットは現在予定の軌道に乗り、日本時間27日午後2時半にミールとドッキングする予定。
プログレスは先週打ち上げられる予定だったが、ミールで突然発生した停電で航法システムが故障、ドッキングができなくなったため、打ち上げが延期されていた。ミールを保有するロケット会社エネルギヤのセミョーノフ社長によると、ドッキングは、航法システムの代わりにミールのエンジンを制御して行われる。
宇宙当局によると、宇宙飛行士が直接ミール落下を準備するような事態も想定し、プログレスには予備の酸素も搭載されている。2001.1.18 ミール落下のためのプログレス打ち上げ延期
ミールを南太平洋に落下させるために打ち上げ予定だった貨物船プログレスM1―5の打ち上げが延期された。
「ミール」の電源系統にトラブルがあったためて、ミールは制御不能になっている。担当者によると「これまでにも起きている問題で大したことはない。明日には復旧するだろう」とのこと。2001.1.16 ミールの落下日付を発表
ロシア航空宇宙局は、地球軌道の無人飛行を続けている宇宙ステーション「ミール」が、3月6日に南太平洋に落下する、と発表した。
同局は今月18日にカザフスタンのバイコヌール基地から、燃料を積載した貨物船プログレスM1―5を打ち上げる予定で、同22日にプログレスを「ミール」にドッキングさせる。
ドッキング作業が成功した場合、「ミール」の落下作業を来月10日から開始する予定で、3月4日に2回にわたり軌道修正の“ブレーキ”をかけ、さらに同5日に3回目の軌道修正を行い、同6日に南太平洋への落下を終了する。ただし、作業の進展状況によっては落下の期日の変更もあり得る、と説明している。2000.12.26 ミールとの通信一時途絶
ロシア宇宙管制センターが発表したところによると、地球軌道の無人飛行を続けている宇宙ステーション「ミール」との通信がモスクワ時間の25日午後6時41分を最後に途絶。その後、地上からの復旧作業で26日午後3時45分に通信が再開した。原因は不明で、「緊急救助チーム」の派遣の準備に入る騒ぎとなった。2000.10.15 ソユーズUロケットによるミールへの補給船プログレスM1打ち上げ
ソユーズUロケットにより、ミールへの補給船プログレスM1が打ち上げられた。GMT2127。2000.6.15 ミールから飛行士帰還
ミールから二人の宇宙飛行士が帰還し、ミールは再び無人状態となった。2000.4.25 ミールへの補給ロケットを打ち上げ
ミールに滞在する二人の宇宙飛行士のための補給物資を積んで、ソユーズロケットが打ち上げられ成功した。打ち上げはGMT2007。2000.4.4 ミールに向けて二人の人員を輸送
ミールに向けて二人の人員を輸送するソユーズロケットが打ち上げられた。GMT0501。2000.2.1 ミールへの補給船
ロシアは予定している有人宇宙飛行を前にGMT6:47カザフスタンから、宇宙ステーション「ミール」へ燃料や必要物資を補給する宇宙船を打ち上げた。
補給船は、4日にミールとドッキングする。燃料のほか、水やミール内部の圧力装置などが積載されている。
ロシアはミールを廃棄する計画だったが、外国から2000万ドル(約21億円)の資金調達ができたため、今回の打ち上げとなった。1999.8.27 ミールからクルーが引き上げ
ミールに乗っていた3人のクルーは21:15GMTにソユーズカプセルでミールを離れた。来年の2月か3月に大西洋に落下するまで無人でおかれる。1999.7.16 プログレスM42がミールに資材を運搬
ロシアの宇宙科学ステーション「ミール」に必要資材を運ぶ貨物船「プログレスM42」が、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。
プログレスは乗組員のための水や食料のほか、将来の無人飛行に必要な機材を運んでいる。現在のミール乗組員は8月末か9月初めには地球に帰還する予定。1999.7.10 ミールで空気漏れ
インタファクス通信によると、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センターは、宇宙ステーション「ミール」の船内で今週、空気漏れのあることが分かったと発表した。
同センターによれば、空気漏れにより船内気圧は低下するが、船内には十分な酸素が確保されているため、「重大な事態」にはならないという。1999.6.1 ロシアは乗組員なしでミールを放置する予定
ロシアは建造後13年経ったミールに関して、現在乗船している3人の乗組員が地上に帰還した後、無人で軌道に放置されると述べた。
ミールは、継続のための資金がみつかるかもしれないという期待のもとに、少なくとも来年まで軌道にとどまる予定。
1999.2.28 ミールから二人の要員が帰還
02:14GMT、ソユーズの帰還カプセルがカザフスタンの北の平原に着地し2名の要員が帰還した。現在ミールには3名が残っている。1999.2.20 ミール交代要員3名が出発
13年前の1986年2月20日はミールが打ち上がった日である。そのミールに向けて13年目の今日4時17分(GMT)、カザフスタンのバイコヌール基地から3名の交代要員を乗せたソユーズTM29が打ち上がった。3名の国籍はロシア、フランス、スロバキア。
ミールの廃棄は決定していないが、このまま資金のめどが付かない場合には今回の3名がミール最後の要員になる。1999.2.12 ミールは9月にも廃棄の可能性
ロシア宇宙機関のユーリ・コプテフ氏は、出資者が現れない限り、8月ないし9月にミールを廃棄するかどうかの決定を当局は下さなければならないだろうと発言した。
ロシアのエフゲニ・プリマコフ首相は、ミールが2002年まで軌道を回り続けることを条件付きで承認していたが、その条件とはロシアの航空宇宙会社RSCエネルギア社がステーションを軌道に保っておけるだけの出資者を民間から見つけることだった。1999.2.5 鏡を使って軌道から冬の北半球を照らし出そうというミールの実験は失敗
鏡が開かないのではどうしようもないが、長い冬の夜を照らそうというその発想は好きだなあ。