(1999年11月)

11月30日(火)  午後0時半ごろ、静岡県浜松市下池川町のNHK静岡放送局浜松支局に包丁を持った男が侵入。通報で駆け付けた浜松中央署員に、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕された。同署の調べによると、男は正面玄関で受付の女性にわめき、包丁で1階ロビーのパソコンのプリンターコードを切断した疑い。けが人はなかった。

 プリンターコードを包丁で切断するのは簡単ではないぞ。

11月29日(月)  メキシコの米国境付近で、麻薬組織によって殺害されたとみられる100人以上の遺体が埋められている可能性が強まり、メキシコ捜査当局と米連邦捜査局(FBI)は合同捜査本部を設置、深夜から遺体の発掘作業を始めた。正確に何体、埋まっているのか不明。
 メキシコ司法当局によると、これまでの捜査で94年から96年の間に100人以上が麻薬事件からみで失跡し行方不明となっていることが判明。現場には米国人22人を含めた約100人が殺害され埋められている可能性がある。犠牲者の多くは麻薬取引の目撃者や米捜査当局への密告者とみられる。

11月29日(月)  米ワシントン連邦地裁によるマイクロソフトが独占企業であるとの「事実認定」を受け、同社に対する消費者集団訴訟が米国各地で相次いでいる。
 マイクロソフトの独占により健全な自由市場が定める適正価格を上回る値段でウィンドウズを買わされたというのが各訴訟の原告側の主張。サンフランシスコの訴訟の場合、裁判所が被害額を特定すればその3倍の額の支払いを懲罰的賠償として求めている。
 過去の例で見るとIBMに対し同様の独禁法裁判が13年間続いたが、この間に同社を相手取って起こされた40件以上の裁判で、原告側の請求額の1%程度の損害賠償が認められただけ。

11月28日(日)  ロンドン南部で日本刀を振りかざした全裸の男が教会に乱入し、礼拝中の人々に無差別に切り付ける事件があり、警察の発表によると、合計10人が重軽傷を負った。容疑者は近所に住む26歳の英国人男性で、礼拝に出席していた非番の警察官らに取り押さえられた。
 当時教会は300人余りの信者でほぼ満員。男は刃渡り約90センチメートルの日本刀で次々と近くの人々に切り付け、教会の中は逃げ惑う人々でパニック状態となった。重傷者4人のうちの1人は、手の指を切り落とされたほか、下あごにも大きな傷を負った。警察が容疑者本人や同居していた家族などから事情を聴いているが、動機は不明。容疑者は深刻なうつ状態に悩んでいたという。

11月28日(日)  中国の国営通信・新華社は、旧日本軍が日中戦争中に中国大陸で展開した細菌戦によって、少なくとも27万人の中国人が死亡したことが日中の学者の調査で分かったと報じた。旧日本軍の細菌兵器開発は、黒竜江省ハルビン郊外に本部を置いた「731部隊」が当たったとされるが、敗戦時に関係資料が大量に廃棄され、実態は明らかになっていない。

11月27日(土)  H2ロケットの打ち上げ失敗事故で太平洋上に落下した第1段ロケットを捜索していた海洋科学技術センターは、同センターの深海探査機「かいこう」がロケットの一部を発見したと科学技術庁に連絡してきた。
 科技庁によると、ロケットの一部を発見したのは午前10時51分で、小笠原・父島の北西約400キロの北緯29度23分、東経139度21分の深さ3009メートルの海底で発見した。見つかったのはロケットの小型タンクとエンジンの一部で、小型タンクは第1段エンジンの油圧系部品と推定される。

11月22日(月)  ロシア北部の原子力潜水艦造船所で、軍事用の引退した原潜などを北極海を専門に運行する商業用貨物原潜に改造する計画が進んでいる。1年のうち9カ月が氷で閉ざされるロシア北部の海域では貨物船より潜水艦の方が利点が多いほか、軍事産業施設の民需転用のケースとしても注目される。

11月21日(日)  スヌーピーのキャラクターで知られる米国の人気漫画家、チャールズ・シュルツ氏(76)が結腸がんにかかっていることが分かった。同氏は先週、カリフォルニア州の製作スタジオで突然、足の痛みとしびれを訴え入院。診察で結腸がんと分かった。病状は安定しており、今後の治療方針について病院側と協議中という。

11月21日(日)  国連児童基金(ユニセフ)の日本支部、日本ユニセフ協会は都内で「紛争のない世界を子供たちへ」と題するシンポジウムを開催。戦場に駆り出され、人を殺すことを強要される「子供の兵士」の問題を取り上げ、解決を呼び掛けた。
 シンポジウムには、前国連大使の小和田恒氏や子供と武力紛争に関する国連事務総長特別代表のオララ・オトゥヌ氏(ウガンダ)らが出席した。オトゥヌ氏らは、18歳未満の兵士が世界中で30万人以上いると指摘。この問題の改善策として、10年前に国連で採択された「子供の権利条約」が定める徴兵の最低年齢を15歳から18歳に引き上げるよう提案した。

11月19日(金)  中曽根弘文科学技術庁長官は閣議後の記者会見で、同庁の岡崎俊雄事務次官が辞表を提出したことを明らかにした。茨城県東海村の臨界事故と宇宙開発事業団のH2ロケット打ち上げ失敗の責任を取ったとみられる。中曽根長官は閣議後、小渕恵三首相に報告し、辞任を認める方針。

11月18日(木)  オウム真理教対策のための「無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法案」の修正案と「特定破産法人の破産財団に属すべき財産の回復に関する特別措置法案」は午後の衆院本会議で、自民、自由、公明3党と民主党などの賛成多数で可決された。両法案は直ちに参院に送付され、来月上旬にも成立する見通し。

11月18日(木)  バブルボーイ感染した電子メールは米マイクロソフト社の電子メールソフト『アウトルック』のプレビューウィンドウに表示させるだけで起動してしまう。

11月11日(木)  JRの旅客販売総合システムが全国でダウンしたトラブルで、11日午前11時11分からの1分間で4000件の注文が集中し、10日の同時間帯の2倍以上だったことが鉄道情報システムの調査で分かった。午前11時10分からの10分間では、前日の約90倍の4000枚の入場券を発券した。

11月9日(火)  ユーザーが添付ファイルを開くなどの動作をしなくても電子メールを勝手に送って繁殖するという強力な新種のパソコンウイルスが発見された。関係者は最新のウイルス駆逐ソフトの搭載を呼び掛けている。  米ソフトメーカーのネットワーク・アソシエーツ社の研究者が9日夜に発見。メールの表題に「バブルボーイ・イズ・バック(バブルボーイが帰ってきた)」と書かれているため、関係者の間で「バブルボーイ」と呼ばれている。

11月5日(金)  茨城県東海村の臨界事故で、科技庁の事故調査対策本部がまとめた臨界を起こしたウラン溶液の分析結果から、臨界の規模などが分かった。沈殿槽に投入されたウランは16・6キロと推定されると。分析結果から、臨界が続いた約20時間に起きた核分裂のうち、ほぼ半数が臨界開始から25分後までに集中して起きていた。

11月3日(水)  茨城県東海村のジェー・シー・オー(JCO)東海事業所の臨界事故で、ウラン溶液を製造する際、ステンレスバケツの溶液を直接、電気コンロに乗せ加熱していたことが同事業所関係者の話で分かった。コンロの使用は国への届け出と違う同事業所のマニュアルにも明記されており、改めて安全管理のずさんな実態が明らかになった。

11月1日(月)  茨城県ひたちなか市海門町の県道で、同県大洗町の女性会社員(25)の乗用車がカーブを曲がり切れず、道路左側のコンクリート柱に衝突。同乗の同町の同僚の女性(24)が死亡し、女性会社員も重傷を負う交通事故があった。運転していた女性会社員は「厚底ブーツを履いていたため、ブレーキをうまく踏めなかった」と話していることが分かった。
 同県道交法施行規則では、運転する際、サンダルやスリッパなど、アクセルやブレーキ操作がしにくい靴を履くことを禁止し、違反の場合は罰金5万円が課せられる。

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