自動運転自動車

(1)報道2000.11.21
 工業技術院機械技術研究所と自動車走行電子技術協会は、自動運転する車の走行試験を茨城県つくば市で公開した。車両は全地球測位システム(GPS)やレーザーレーダー、ミリ波レーダー、通信機器を搭載。互いの位置を確認しながら、車線変更や隊列走行を繰り返した。こうした運転の自動化で交通事故防止や渋滞緩和などが期待できるという。10-20年先の実用化を見込んでいる。
 実験はITS(高度道路交通システム)研究の一環。コンピューターが操る5台の車が鳥の群れのように隊列を組んで走行した。
 一周3.2キロのテストコースを3周。一列で走行中に後続車両が先頭車両を追い抜いたり、いったん二手に別れてから再度合流して見せたりした。各車両はプログラム通りに減速や車線変更を自動でこなした。

(2)感想・意見
 未来の自動車と言えば、エアカーと自動運転だ。
 「ドコニオデカケデスカ。」とか自動車が聞いてくるのは、マン・マシンインタフェースの問題だから別にして。
 確かに、現在位置はGPSでわかるし(精度は普通にやると10mだから、これだけでは厳しい)、車の方向とかの情報と地図情報を合わせれば目的地まで車を走らせることは現在の社会的設備と技術の範囲で十分に可能だろう。
 一昔前に考えていたように、道路に埋め込んだ通信機から、常に現在位置を自動車に伝えてやるなんて必要はもう無くなっているところが、思いがけない分野での技術的発展(GPS)のおかげ。
 これに、安全(自動車に乗った人と、一般社会)要素を加えるのが難しくて、そのためには考えるだけではわからないところもあるから、実用化のためにはまだ実験を繰り返す必要があるんだろうけど。
 安全確保が比較的簡単な列車(あらかじめそのために設けられた軌条を走る装置)では、無人運転はすでに商業化されている。 (2000.11.24)

 前のページに戻る 
 未来技術集積所 
 ホーム 
国際宇宙ステーション(写真提供:NASA)