栄養補給だ
- (1)基本概念
- 栄養は、生物がからだを維持し成長・発育させていくために必要な物質・食物。人間の場合はタンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、無機塩類。
人間が必要な化学物質を特定する試みは科学時代に入ってからのもので、それまでは特定栄養素の不足による病気(壊血病、くる病など)も、その原因は特定されなかった。栄養補給はもっぱら食べることによって行われたが、栄養素という観点での食事コントロールはされていなかった。
栄養補給の方法は経口摂取が一般的だが、現代では注射や点滴で直接体内に送り込む方法もある。
形状も、動植物の一部をそのまま取り込む以外に、特定の栄養素だけを抽出して薬剤の形にしたものなど多彩。
栄養素だけを適切に摂取すれば人体は健康に保たれるかというと、他にも水や繊維など最終的に身体に吸収されないものの、人体の機能を適切に保つ等の働きを持つ食物もあり、機能性食品として商品化・販売されている。
酸素の摂取も人体活動には必須だが栄養とは言わない。
アルコールは炭水化物だから、栄養となるものの、摂取した人体に酩酊作用を及ぼすことから、単にからだの維持・発育以外の目的で摂取されることがある。酩酊作用を強めた幻覚剤などは、栄養となるか否かという以上に倫理的観点からその機能が問題となる。カフェインやトウガラシなども栄養とは別の機能から論じうるものだ。ここでは食物の効果全般について論じるのではなく、維持・成長・発育の観点から未来技術を考察する。
(2000.2.13)
前のページに戻る
未来技術集積所
ホーム
国際宇宙ステーション(写真提供:NASA)