きたるべき未来

(1)基本概念
 未来を語るには、それが総合的にどういうものかを最初に示しておくのが良いだろう。人は安楽に、安心して暮らしたいと願うわけで、未来への希望もそういう暮らしを実現したいということだ。
 だが、自然・宇宙と向き合ったとき単なる消費者に留まっていたのではその暮らしは長続きしない。人類が豊かさを、継続して享受できるような世界を、望ましい世界だと考えることにしたい。

(2)人類
 しかし、どうして人類なんだろう。カエルとかミミズとかも一緒に豊かにならなくて良いのだろうか。アオカビとかミドリムシだって豊かにしようという発想は必要ないのか。
 逆方向に考えるなら、家族とか自分自身だけが豊かになればそれが望ましい未来だと言えないのか。最初に人は…願うと書いたけど、願っているのは私個人だ。
 自分が豊かでも、他人が困っているのを見るのは気持ちの良いものではない。自己満足のためには、みんなが豊かになってもらいたい。自己の安全ということもある。
 では、チンパンジーが困っているのはどうか。そもそも困っているのかどうか、そこにいるゴキブリやゾウリムシはどうだろう。彼らにはヒトに対するよりも感情移入が難しい。
 感情移入ということなら自分によく似た顔立ちの同族とかに移入しやすい。顔立ちや姿が違うのは”よそもの”であって、博愛精神は教育の結果に大きく左右される。

 つまるところ、私は”人類”という概念を十分把握していない。漠然とした”みんな”とほとんど同義で使っているだけ。
 今はそれで良いことにする。豊かな世界はまだ来ていないし、どこまでを豊かにすれば良いのかと悩むのは、その見通しがついたときにで間に合うだろう。

(3)豊か
  (2000.2.20)

 前のページに戻る 
 未来技術集積所 
 ホーム 
国際宇宙ステーション(写真提供:NASA)