マイクロ・ロボット
源資料
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(1)「ミクロ・パーク」(J・P・ホーガン)
- 大きさは、ビール缶(試作機)からマッチの頭大まで。初期のマイクロ・ロボットを利用して次々とさらに小型のロボットを組み立てる。マイクロ・ロボットが仕事をする小型機械工場が造られる。(2000.4.28)
考察
- (a)基本概念
- さらにサイズの小さいナノ・マシンと異なり、生化学レベルではなくて物理レベルでの仕事を期待できる。人間の意志をになう昆虫をイメージするのが適当。
ミクロサイズでは物体に作用する力の相互関連が、人間サイズのものとは異なるため、あらたな工学手法の開発が必須となる。重力の働きは相対的に弱くなり、摩擦や静電気などの力が強く作用する。ミクロ工学の見本としては昆虫の機能が参考になる。空を飛んだり、水に浮いたり、自分の身長の何倍もの高さに飛び上がったり出来る。
- (b)応用例
- 小型機械を製造したり、人間の手の届かないところを掃除したり出来る。
微少世界の研究、微少世界の探検・レジャーに役立つ。動く盗聴器、毒物を仕込んだ殺人装置とか危険な可能性を持つ。
- (c)実現性
- 動力をどう確保するか。超小型電池と言うのは簡単だが、現在の小型電池は人間サイズの装置に対して動力を供給することを目的として考えられている。マイクロ・ロボットに対応する電池の開発は、現在のものとは発想を異にして行う必要があるだろう。
最も困難な課題は、マイクロサイズで機械装置を動かす工学の開発だろう。基本概念で述べたとおり、作用する力の種類が異なってくることから、役に立つ装置を組み立てるにはあらたな力の応用方法が開発されねばならない。
実際にものが作られたとして、人間の意志に従う強力カブトムシとか、蟻とかが人間生活にどこまで役に立つかは疑問の余地がある。
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国際宇宙ステーション(写真提供:NASA)