ブラウザの歴史

 Mosaic(モザイク)というのが、最初のブラウザである。1993年にイリノイ大学でWWWの構想に基づいて開発された。
 モザイクは公的資金で開発されたものだから、無料で一般公開された。
 このブラウザの商業的価値に目を付けたのが、当時シリコングラフィックス社の社長だったジム・クラークだった。かれはモザイクの開発者の何人かを呼び寄せて1994年4月、ネットスケープ社を設立した。そこでモザイクを凌駕するWWWブラウザを開発するものとして、同10月ナビゲータの第一版が作られた。
 ナビゲータ自体は無料で公開された。これはブラウザが普及することでサーバに対するソフトウェア需要を喚起して、サーバのソフトウェアの販売につなげようとする戦略である。
 マイクロソフト社はインターネットへの進出を意図して1995年からブラウザやWWWサーバ・ソフトの開発に力を入れ始める。その結果1996年にインターネットエクスプローラ3.0を発表し、これもまた無料で公開されることになる。
 というわけで、現在のブラウザにおける二大勢力が揃ったのだ。ブラウザの互換性についてはマサチューセッツ工科大学にWWWコンソーシアム(W3C)が作られてそこで調整がはかられている。

 参考文献 「インターネット自由自在」 石田晴久 岩波新書(新赤版)551 1998


 初稿:1998.5.4

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