このページのこと

(4)読書共同体本部

 読書共同体本部を作ったのは1998年10月1日だが、これが私のホームページのありかたを変えつつあるようだ。
(a)最初の動機は
 いろいろなひとの読書感想を読んでいて、同じ本の感想を読みたいのだけれどたくさんのページを訪問するのが不便だと感じた。そこに最初のアイデアが生まれた。
 それまでいろいろなページを見ていて、アクセス数を増やすにはURLのデータベースを設けるのが有利であることは以前から気が付いていた。ただ、感想はSFという限られたジャンルでもあるし、それほどたくさんの人の関心を集めるのは無理だと思った。まあ、多少の話題作りにはなるし、参加してくれた人は時々は見に来るだろうからその分くらいは増えるんではなかろうか程度の期待を持ってはじめた。自分が簡単にほかの人の感想を読めるようになるということのほうが目的としては大きかった。

(b)カウンタの速度が上がる
 驚いたことに、ある日カウンタがぐんと伸びていた。森下一仁さんに参加を了解してもらって、そのとき相互リンクも頼んでいたのだが、森下さんのページに私のURLが紹介されたのがきっかけだ。このときは1日100カウントくらい上がったのだが数日で下火になり、毎日のカウントは以前よりやや高い25くらいで落ち着くようになった。

(c)ページへの反響を読み取る
 その後掲示板でのコメントなどを見ると、共同体に参加してもらった一部の人は最近の本だけでなくて、古書店が扱うような昔の本についてもかなりの興味を持っているらしいことがうかがえた。
 当初は感想が比較的たくさん付く最近3年くらいに出版された本を範囲にしようと思っていたのだが、どうやらそれとは違うことを期待する人たちがいるようだ。ということで、期待に応えるべく感想の収集範囲を広げることにした。

(d)さらに知れ渡る
 なにがどうなってのことかわからないが、99年1月頃からあちこちのサイトにリンクしてもらえるようになった。たぶん少しずつ知れ渡ったということだと思う。こうなると情報がさらに手に入るようになって、今まで知らなかった感想サイトをみつけて感想・書評を追加できるようになった。ひょっとすると、読書共同体本部があることが動機になってSFの感想・書評を書き始めるひとがいるかもしれない。DASACON賞へのノミネートをもらったりしてここしばらくは毎日50くらいカウントがあがる。

(e)新しい認識
 ページがあることで情報が集まって、それでページが変化していくというような循環が起き始めたことを感じる。これは予期しなかった現象である。
 また、たくさんの人に来てもらうためには、関心を持たれるような中身を用意することはもちろんだが、ページの存在を人に知ってもらうことが大切だということを感じた。以前から検索エンジンや宇宙開発事業団のホームページとかには名前を登録していたが、やはりSFテーマのページはSFに関心を持つ人たちに知られることが肝心なようだ。
 SFにどの程度の人が関心を寄せているかは人気サイトのカウンタが参考になる。森下さんのところは1日に100くらい。大森望さんのところは1日に600くらいカウンタが回っている。(1999.3.1)

(3)ページの構成

 ホームページにはいろいろな人が来る。はじめての人、たまに来る人、毎日来てくれる人。そのどれにも対応できるような構成にしたいと思った。

(A)平面的な構成にした。
 全体をさっとながめて、ホームページが概括できるのが良い。目次だけをトップページに並べるのは、よほどうまく表題を付けない限り何が含まれているのかわからない。結局各タイトルをクリックしてページを一つ一つ覗いていかないと全体が理解できないということが多いように思う。
 だから、スクロールだけで内容の見当がつくように主要事項はすべてトップページに並べることにした。これは主にはじめてページを見に来てくれた人のためだ。その後内容が増えたことから、最初に注目して欲しい場所がわかりにくくなった気がして、”おすすめ”項目を付け加えた。
(B)更新記録付きの目次を付けた。
 これは、何日か間をあけて来てくれる人のため。それと、ごく簡単に各項目の中身を紹介する効果もあると思っている。
(C)時刻順の更新リストを付けた。
 頻繁に来てくれる人のための配慮。それと、ページの更新速度をアピールする目的がある。よそのページではNEW表示とか、目次の順番沿って最近更新した項目を紹介していたりするが、それでは一覧性が悪かったり訪問頻度によっては全然NEWじゃなかったりするので具合が悪いと考えた。(1998.9.2)
(2)なにがテーマか

 発信したい情報があってホームページが作られたのではなくて、ページを作ることそのものが目的だったというのがこのページ成立動機の不純なところだ。ともかくなにかやってみよう。そのうえで情報発信の意味もわかってくるかもしれないというのがページ作りのそもそものはじめだった。
 更新されないページは魅力がない。そのうえ長く続けたい。毎日のように更新できてしかも長く続けられるもの、そうなってくると題材は自分に身近なものから選ばざるを得ない。幸いにも私はSF好きだし、読書も人並み以上にしているようだ。そのうえソフトウェアのある分野を職業にしている。こうした方面で乱読を繰り返すだけでなくその結果を何かの形でまとめておきたいという気持ちがある。
 これらの方面で自分なりのデータベースを構築してみるのは自分でも面白いし、多少の努力をすれば続けることもできるだろう。そういうものはほかの人にも楽しんでもらえるように思える。というわけで、このページのテーマはSF、読書、趣味の電脳生活における自分なりのデータベースをまとめることに決めた。(1998.9.1)

(1)このページは私にとってなんなのか

 ホームページというのはコンピュータと通信における新しい文化だ。それでもって、ソフトウェアを生活の糧にしている身としてはその文化がどのようなものか興味があるわけだが、その文化を理解する良い方法はその中にひたることだ。ということで、このページ作りには私のそうしたプロ意識がそもそものきっかけになっている。
 まー、仲間のプロたちがみんな自分のホームページを開いているというわけではないから、プロ意識というのはきっかけ以上のものではないのだと思う。実態としては自分の気持ちのおもむくままに、ごちゃごちゃとHTMLタグを書き散らしているというほうが真実に近い。
 プロ意識と言っても最新の先鋭的な技術を駆使するということではなくて、この通信文化の動向を見失わないでいれば良いと思う程度のものだ。

 とはいえそういうきっかけであるから、このホームページは”長期に継続する情報発信”を目指すというのが唯一の基本方針である。継続して生き延びるページでなくては文化にひたるという当初の目的が達成できないからだ。
 それでまあ、とにかく継続するテーマと言えば、もう趣味の世界しか無いでしょうが。
 できるだけ無理なく続けられるようにするには、へんに構えないことが大切。だからもう、自分の趣味のデータベースを作るんだというような開き直った気持ちで取りかかっている。
 もちろんページを作る以上は人気のあるページが目標だ。だから読みやすく、自分の表現したいことがうまく伝わる工夫もしている。さてこれからどうなっていくのか、楽しみだ。(1998.8.31)


 初稿:1998.8.31 改稿:1998.9.1〜

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