パソコン自作記


 1999年3月20日に、いわゆるパソコンの自作をした。CPUはCeleron400、メモリ64Kbyte、HDD10Gbyte。総予算は15万円強(CRT除く)。本当に動くものが作れるのだろうかとびくびくものだったが、どうやらうまく行った。
(1)逡巡
(2)決意
(3)準備
(4)購入
(5)組立
(6)作動

(1)逡巡

 パソコンが欲しいっ。今使っているのはi486SX25MHzのPC9821Xe。それにAMD586のCPUアクセラレータを乗せて75MHzで稼動させているのだ。
 最近のゲームはPentium100MHz以上とか、MMXとかが最低動作環境条件になっているなどして、もはやCPUの世代がどんどん進んでいる。
 それにも増してハードディスクの2GBは今にもあふれそうだ。何らかの形でマシンの増強が必要なのだが、いまさらハードディスクの買い足しでもあるまい。ハードディスクを増強するだけでも5万円近くかかるのなら、ここは一気に計算機本体を換装してしまいたい。

 それにつけても、予算が厳しい。なんとか10万円程度で全体をまとめたいものだが、さすがに10万円以下になると適当なマシンが無い。安いものでも15万円。CPUはPentiumMMXクラスだ。だがこれではCPUに不満が残る。
 うーむ15万円か。ノートで最低満足できるスペックならば20万円程度だし、なんとかもう少し安上がりにならないものかなあ。

 自作かあ。しかし、仲間内で自作を試みた話であまり良い結果のものを聞かない。相性が悪いとかで思うように動かないとか。
 パソコンショップを回ってみたけど、同じ部品でも種類がたくさんあって、相性の良いものをどうやって選べば良いのかわからない。
 socket7とかはどうやら486とかPentiumに適合した規格らしい。最近はPentiumUのslot1とかがあるのだなあ。これから先を考えるのならslot1を選ぶのがよさそうだがPentiumUは高いのだ。

 おお、ショップのチラシを見るところではショップブランドというものがある。ショップが部品から組上げてオリジナルブランドとして販売している。これなら部品の相性とかは大丈夫だろうし、割安だ。
 だがしかし、部品から組むことの長所は、後の追加改造がやりやすいことだが、あまりに程度の低い部品であってはあとあと困ることもあるだろうなあ。そうなると部品の良し悪しを判断できずにショップブランドに手を出すというのも危険な行為のような気がする。
 それでも、自作の前段階としてとりあえずショップものを購入してみて、そいつを材料にしてさらに数年先の買い替えまでに勉強しておくという手もあるんじゃないのかなあ。

(2)決意

 買うべきか、買わざるべきか。実のところ買わなきゃ困ると言うほどの事情ではない。3Dゲームはやらないし、RPGなら多少かったるいが今の能力でも我慢しようと思えばできるのだ。
 ホームページ作りはエディタを使うからまったく問題無い。ネットサーフィンはどちらかというと通信速度に支配されている。

 うーん、しかしハードディスクはもう限界だ。これまでもだましだましでやって来たが、快適さを狙うのならディスクの増強がいる。特にCD革命でCDを仮想化して取り込むためには必要だ。CDの仮想化は今のCPU性能では必要なことだ。つまりどっちにしてもマシンの増強は必要だということになる。

 よし、買うことにしよう。だけど完成品にするか、自作か、あるいはショップブランドか。完成品は能力が比較的低いし、自作はうまく行くかどうか不安だし、ショップブランドは性能の良し悪しがわからない。
 困ったときは本屋に行くのだ。ともかく自作を前提に情報を集めよう、と言っても雑誌の自作特集がちょうど良いタイミングで書店に並んでいない。
 雑誌棚でなくて、参考書の側には四種類ほど自作本が並んでいる。すべてを眺めた後で一番新しいのを買うことにする。奥付が1998年12月21日。「自分で作るAT互換機99」(毎日コミュニケーションズ)。

 本を読むとなんとなくできそうな気がしてくる。こうなったら自分の納得のいく部品を選んで自作だあ。

(3)準備

 最寄駅のそばに結構立派なパソコンショップがあって以前から利用はしていた。今回そこでオリジナルのパソコンキットを組んで売っていることがわかった。今までわからなかったのはそういうことに気が回っていなかったためだ。
 相性の問題はたぶんこれで解決。とは言え部品の良し悪しは自分でも判断しなくては仕方が無い。

 買ってきた「自分で作るAT互換機99」をめくる。

 マザーボード。そう、これが良くわからん。とりあえず、440BXというのがお勧めなわけね。信頼できる互換ボードメーカーの名前が載っている。ショップの推薦ボードもその中に入っているぞ。

 次はCPU。PentiumUならSlot1で、Pentium/MMXとかK6−2ならSocket7ということになる。ここはやはり先々の発展を見越してSlot1を選びたいものだが、値段が高いなあ。ここは妥協してSocket7にするしかないか。
 おや、CeleronはSlot1だと書いてある。Intel社がSlot1を普及させるために安価に作り出したCPUだとか。しかもPentiumUに勝る部分さえある。
 それに、CPUクーラーとかもSlot1の方はCPUと一体化しているとか、いろいろ面倒が少ないようだ。これはもうSlot1+Celeronを選択するしかあるまい。

 ケースはミドルタワーでこれは決まり。サイズも格納場所に収まる大きさだ。グラフィックボードと音源ボードはとりあえずショップの推薦版になっているものが本のほうでも悪くないみたいだからそのままにしよう。
 ハードディスクドライブとCD−ROMドライブとフロッピーディスクドライブはそれほど製品に差が無いみたいだからショップのお勧めに従おう。

 さて、あらためてショップキットの部品リストをながめると、本を参考にする限りではなかなか良いものを組み合わせているみたいだ。これならまずは安心かな。ようし明日はショップまで車で乗り付けてキットを手に入れることにしよう。

(4)購入

 「すいません、パソコン一台組みたいので売ってください。えーと、ミドルタワーで Celeron をCPUに使いたいです。ベースはほらこちらのパンフレットに書いてあるこれ。ただしモデムボードはいらなくて、SCSIボードを付けて。」そう言ってショップの元気そうなお兄さんに昨日貰っていたパンフレットを示す。店員は「ああ、これですか」みたいなことを言いながら、カウンターの中にある端末を操作した。
 「基本構成はこんなものですね。」と言って見せてくれたのはプリンタから打ち出されたパソコン一式の部品リストだ。
 「はあ、なるほど。」そうすると、こいつを一つずつ確認していけばいいわけだ。

 「まずCPUは Celeron400 、これはそちらにあります。コネクタ用のアダプタが必要なんですよ。最近はコネクタの規格が変わって、もう370を直接差せるボードはないですから。」え。いきなり訳の分からないことを言うなあ。Celeron て Slot1 に付けられるんじゃなかったのかなあ。店員の言っていることが理解できないので質問を出すこともできない。まあマザーボードとセットになっているのなら大きな間違いはないはずだからここは黙っておこう。
 ちらと値段表を見ると Celeron400 は2万円くらいだが、Celeron333 ならその半分の値段だ。1万円も差額を出して400にこだわる理由があるだろうか。ここは迷う。
 「うわー、333のほうがだいぶやすいですねえ。」
 「そうですね、どうしますか。」どうしますかってなあ、CPUは速いほうが良いのはもちろんだけど、特に400じゃなきゃ駄目という理由は自分には無い。
 「うー、あー、えとですね、CPUは全体の値段を出してから最後に決めることにします。それであの、CPUクーラーは付いてるんですよね。」
 「はい、それはCPUに付属しています。」うん、そいつは調べたとおりだ。Scocket7 と違ってそこは Slot1 を選ぶ利点の一つだととりあえず一安心。

 「ケースは、ああそこにあるやつです。型番は同じですけどフェイスが少し違ってますね。」と店員がこともなげに言う。フェイスが違うってことは見た目のデザインが違うってことでしょうが。いいのかなあ。まあ外観に強くこだわるつもりはないからそれもパスだ。

 「マザーボードはこれです。安いやつ。」店員がたくさん並んでいるボードの一つを示す。1万3800円。確かにほかのボードには倍ぐらいするのがあるようだが、何がちがうのかさっぱりわからない。USBのコネクタも付いているようだし、これもまあ良しにしよう。

 「キーボードはこれ、一番安いやつです。」1980円。うん、キーボードはピンキリだというのは理解している。特に安くてもタッチに問題はないみたいだからパス。

 ハードディスク、CD−ROMと紹介して貰う。
 「CD−ROMをDVDに代えるとどうなるでしょう。」とりあえず聞いてみる。
 「ふええええっ。」店員が変な声を出した。よっぽどおかしなことを言ったんだろうか。
 「うーん、あんまりおすすめできませんねえ。」よくわからないがここは逆らわないことにしよう。いずれDVDを買うにしても、CD−ROMが別にあるに越したことはない。

 「マウスはどうなってますか。」これはこちらから訊ねた。
 「ああ、それも一番安いやつが付いてます。」うーん、マウスだけは安いのはまずい。Microsoft のロゴが入ったバルクっぽいインテリマウスに代えて貰う。

 「ビデオボードはこれなんですが、いまAGP用のボードが切れています。PCI用でかまいませんか。」わあっ、なんじゃそれは。AGPとかPCIとかはなんのことかわからない。
 「あー、AGPとかPCIとかわからないんですけど。」そう言って説明して貰う。どうやらATの規格にはビデオボード用に特別AGPというスロットが一つあるらしい。PCIのスロットはたくさんあって、どちらに付けても問題は無いと言う。
 「それ付けて、スロットが足りなくなることはないですか。」大丈夫ですという返事を貰い、割り切れ無いながらも納得することにした。今日とりあえず部品を全部揃えて組立にかかることを優先事項にしたい。

 メモリとSCSIボードはお薦めに従うことにして、OSは Windows98 を指定。2000円でPLUS!98が付くということなのでそれも追加する。
 さらに、今使っているマシンを娘に譲り渡すにあたって、15インチのCRTを追加する。金額を合計して貰って18万円弱だ。まあだいたい予想通りの値段。
 乗っていった自動車の荷台に買ったものを積み込んで一路自宅へと向かう。そういやCPUを選び直すのを忘れたぞ。まあ予算内に収まったから良いことにしよう。

(5)組立

 さあ組立だ。組立場所として一部屋を空けてある。夜はここに布団を敷いて寝なくちゃいけないから半日で組み上げる決意。まずはケースを梱包から出す。箱の印刷を見ると縦置きでも横置きでも使えるみたいだ。5インチベイはなるほど三段重ねで正方形をしているから組み込み方向を変えることができるのだな。しばし箱を縦にしたり横にしたりして迷ったが、当初計画通り縦型に決定。
 マザーボードを取り出す。こいつをケースに取り付けるわけだ。取り付け方は、なるほどボードの穴に対応した場所にちゃんとねじ止めできるようにケースの側にも穴があいているぞ。別々に買ってきた部品でもちゃんとこうやって整合しているのなら、これは安心だ。
 マザーボードのねじ止めはきわめて順調。この調子なら大丈夫そうだと安心感がわいてくる。
 次は、CPUをマザーボードに取り付ける。その前にCeleron400をアダプタに取り付ける。剣山みたいにたくさん足のついたやつを、アダプタの穴に合わせて差し込んで、レバーを倒して固定。以前のマシンでCPUアクセラレーターを取り付けたことがあるけどそれと同じ。続いて冷却ファンを取り付けと…。ふんふん、このファンから出ているコードをマザーボード側のコネクタに差し込むのだな。部品が対応していることを知るのは、心強い。
 何かファンの金具が扱いづらいが、たぶんこの穴をここに引っかけてこっち側に引っ張って止めるんだろうな。説明書に説明書きを探すが無い。まあまず間違いあるまい。よいしょ、ううバネが利いて取り付けづらい。ほりゃ。この、よい。
 なんとか自分の爪を痛めずにはめ込み成功。少し汗が浮いてくる。汗をボードに落っことしたんではしゃれにならない。タオルで首筋をぬぐう。ディップスイッチをCeleron400のパターンに合わせる。説明は英語だがまあたぶんこうだ。アダプタをマザーボードに差し込む。

 よしよし、こんどはビデオボードだな。マザーボードのここに差し込んで、外部コネクタがケースの後ろ側に出るようにしてねじ止めするのか。良くできているなあ。ねじ止めは確実にしなくちゃね。ケースの後ろの穴押さえはドライバをねじ込んで外す。これはケースの説明書に絵が描いてあるからその通り。
 後ろ側をねじ止め。ねじが、へんだ、なんか甘いぞ。ケースの説明書きを見るとどうやらねじが何種類かあって、そいつをあちこちで使い分けることになっているらしい。よく見るとねじの頭が平たいのとかが混じっている。それらがごちゃごちゃに一つの袋に入っている。
 うーむ、どれがどれなんだ。説明書きを見てもねじの見分け方がわからない。どうやら数で合わせていくしか方法はないようだ。袋から全部のねじを出して、分類にかかる。
 分類終了。ボードを固定するねじが判明して、ボードを固定。今度はしっかりと止まる。
 音源ボードも同様の方法で固定。

 さて、今度はCD−ROMドライブと、ハードディスクとFDドライブだ。ディップスイッチを気にしつつ英語の説明がよくわからないところはまあたぶんこのままでいいやということにする。
 電源ケーブルはケース内部に出ている。これを束ねている輪ゴムを外してぞろぞろと引っ張り回す。このコネクタがFDでこっちがハードディスクだな。形が決まっているから間違うことはないが、どうやら予備のコネクタがたくさんついているようだ。どのコネクタを使えば良いのかは、どこにも書いてない。たぶんどれでも良いのだろうと思って、適当に当てはめる。
 ケーブルやコネクタが余るから、一気にケース内が混乱してくる。データケーブルをはめる。ありゃ、FDDのドライブにケーブルをはめる方向がわからないぞ。この切れ込みがこうなっているからたぶんこっちなんだろうけど、どっちむきでもはまるなあ。やはり説明書には何も書いていない。こうなれば自分の判断を信じるしかない。
 ドライブをそれぞれ5インチベイと、3.5インチベイにねじ止めする。こういうのは、以前のマシンでCD−ROMドライブを取り付けたことがあるのでそれと同じだ。今回はねじの選択に困らなかった。

 えーと、電源はどうなっているんだ。ケースの電源部から来るケーブルをマザーボードにつなぐ。あれ、まだ余っているケーブルがあるぞ。ケースの電源スイッチから延びている細いやつ。先が平べったいコネクタになっている。そういうのが何本かある。
 うーん、こいつはどこにつなぐんだろう。電源を入れたことを何かの形でマシンに伝えなきゃいけないわけだから、その信号はマザーボードが受けることになるのだろうなあ。マザーボードの地図を取り出すと、POWERとかRESETとかHD/LEDとかRESETとか書いてある場所が見つかった。ははあ、ここに差すのだな。だけどどっち向きにすればいいんだろう。特にヒントがない。たぶんどっちでも良さそうだが、とりあえずコネクタに書かれているLEDとかの文字が表に出るようにつなぐ。
 ありゃ、POWERはコネクタの側とボードの側で端子の数が合わない。しかたがないからここは適当に一番端に寄せてつなぐ。

 組立完了。まあとりあえず。まだ、内臓をさらけて横たわっているがここは電源を入れる手だろう。電源ケーブルをコンセントに差し込み、おっとCRTもつないで。
 ふるえそうになる手で、電源スイッチを押す。かちとスイッチが押し込まれる音がして、何も起こらない。脱力感が走る。胃のあたりが重くなって血液がからだを巡るのが意識される。
 そりゃ、最初からまともに動くことは期待していませんでしたよ。だけど、全然動かないんでは現象を見て手直しをすることもできない。ここで失敗ということになれば、なんにも成果なしで終わりということじゃないかあ。

(6)作動

 「もしもし、さっき部品を買っていったものですけど、組み立てても電源が入らないんですけど。」ここはひとつパソコンショップに助けを求めることにする。
 「はあ、電源が入らない。ファンも動かないんでしょうか。」
 「そうです、ファンも動きません。」
 「うーむ。」
 「あのですね、ひとつ気になることがあるんですけど、電源スイッチのケーブルのつなぎ場所がよくわからないんです。コネクタの数よりもピンの数が多くて、これは何番目のピンにつなぐのが正しいんでしょうか。」
 「はい、どこにつなぎましたか。」ボード地図のここだと言うと向こうも同じものを見たようだ。
 「あー、それはいろいろつないでやってみるしかありませんねえ。」おいおい、俺が買ったのはショップのおすすめ品だぞ。たくさんさばいていてもその返事かよ。
 と思ったものの、とりあえずそれで試行錯誤をやってみる気になって、ひとまず電話を切った。

 コネクタ側の端子は2つ、ボード側の端子は4つだ。順番に試していっても片側3回、裏表合わせても6回の試行で終わるわけだ。
 100Vのコンセントを外して、コネクタを付け替える。100Vのコンセントを入れて、スイッチオン。何も起きない。
 ふたたびコンセントを抜いて、コネクタを付け替えて、コンセントを入れて、スイッチオン。ウーンという音とともにファンが回り始めた。
 やったね。これで成果ゼロというのだけはまぬがれた。

 電源は入った。とりあえず異臭とか、煙とかもないのでまずはめでたい。しかし、CRTには何も映らない。電源スイッチを押しても電源が切れない。100Vコンセントを抜いて、電源を落とす。
 おかしい。もういちどコンセントをつないでスイッチオン。
 ファンが回ってLEDランプが点灯する。それだけ。ここはひとつOSのインストール手順を踏むんでみよう。システムフロッピーをFDドライブに差し込む。
 うんうんとFDドライブがうなる。動いている様子。だが、それだけ。
 もうだいたい辛抱は品切れだ。再びパソコンショップに電話する。持ってくれば見てくれるということだ。組立にいまいち自信がないこともあって、最終点検をしてもらう意味でもここはいちどショップに運ぶ手だろう。とりあえずケースを閉じて、ちらばった空き箱と梱包材を一カ所にまとめる。
 ケースを持ち上げようとしたとき、RAMがまだ箱に入ったまま取り付けられていない状態なことに気づいた。RAMを取り付けていないせいだろうか。うーん、だけどこいつは拡張RAMのはずで、だから取り付けなくても動くだろうと思って最後にしていたものだ。すでにケースは閉じてしまったし、もういちどケースを開けてテストするのも手間がかかる。そのままケースと一緒にショップへ持っていくことにした。

 「お客さん、RAMが入っていなくちゃ動きませんよ。」え、そうなの。ほんと? RAMを持ってきて良かった。組み込んでもらう。
 「ボードの差し方が甘いですね。」うーむ、はい差しなおしてください。
 「あのー、FDDのコネクタの差し方がわからなかったんですが、これでいいんでしょうか。」
 「逆です。電源に近い方に1番のケーブルが来るようにします。これは、どの機器でも同じです。」うおっと、少なくともこれでショップへ持ち込んだ甲斐があったわけだ。店員さんに総点検してもらって、おかげで一層安心感がつのる。電源を入れるとBIOSの画面がショップのCRTに映し出される。

 これで、組立はおしまい。動作確認できた愛機を抱えて、自宅へと戻る。
 あとはOSの組み込みだが、システムフロッピーを差し込むと、リードエラーだ。うお、ケーブル逆状態で読ませたのが悪かったのか。だが、CD−ROMからの直接インストールに成功したので、もういちどショップへ往復する必要はなかった。
 このシステムフロッピーは、何日か経ったあとでショップで取り替えてもらった。いやー、つきあってくれた店員さん、どうもありがとうございました。
(1999.5.31)

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